すみだ北斎美術館で「ますむらひろしの北斎展」--アタゴオルな冨嶽三十六景も


2018.06.12

マイナビニュース

すみだ北斎美術館は6月26日~8月26日、「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」を開催する。同展では、ますむらひろし氏の漫画「アタゴオル」シリーズのキャラクターと、葛飾北斎の浮世絵が合体したイラスト作品を展示する。
宮沢賢治の童話作品の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』の漫画原作者として知られる、漫画家のますむらひろし氏。同氏の漫画作品「アタゴオル」は、「アタゴオル」と呼ばれる世界を舞台に、立って歩くユーモラスな猫ヒデヨシと個性豊かな住人達を中心に物語が展開する。現在までに「アタゴオル物語」「アタゴオル玉手箱」「アタゴオル」「アタゴオルは猫の森」の4つのシリーズを発表している。
同展は3章に分かれて作品を展示する。1章「ますむらひろしの仕事-ATAGOALの世界」では、ますむらひろしがライフワークとして制作している漫画「アタゴオル」の世界を紹介する。2章「ATAGOAL×北斎-冨嶽三十六景の世界」は、「アタゴオル」と、北斎の代表作「冨嶽三十六景」がコラボした「アタゴオル×北斎」の世界を観覧できる。
3章「ATAGOAL×北斎-さまざまな作品」では、ますむら氏の「アタゴオル」と、北斎の『富嶽百景』や『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」以外の代表的な風景版画シリーズなど、さまざまな作品とコラボした「アタゴオル×北斎」の世界を紹介する。
期間中は、同館が所蔵している北斎作品と、ますむら氏の作品を一部並列して展示する。北斎の浮世絵との違いを、ますむら氏の見解と合わせて鑑賞することで、さまざま角度から立体的に理解することができるという。
また、今回の企画展のためにますむら氏が描き下ろしした「アタゴオル×北斎」の新作「漁師図」も登場。「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト、制作時に使う筆、シャーペン、万年筆、ペン先、絵具皿など、ますむら氏の貴重な資料もあわせて展示する。
会期は、6月26日~8月26日で、前期(6月26日~7月29日)、後期(7月31日~8月26日)で展示を入れ替える。休館日は毎週月曜日だが、7月16日(月・祝)は開館、7月17日は休館。
観覧料は、一般1,000円、 高校生・大学生700円、中学生300円、65歳以上700円、小学生以下は無料。AURORA(常設展示室)も観覧できる。
※価格はすべて税込 

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すみだ北斎美術館
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4.0

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place
東京都墨田区亀沢2-7-2
phone
0366588936
opening-hour
9:30-17:30(入館は閉館の30分…
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