エンタメ要素も満載!「鉄板焼と酒 ささや」でカジュアルな鉄板料理とお酒を楽しんできた


2018.04.10

マイナビニュース

●食べる以外にも楽しみが満載
高級料理のイメージがある鉄板焼き。会社のみんなと大勢で楽しむとなると、ちょっと予算オーバーかも……なんてこともある。そんなときに重宝しそうなお店が、今年2月に蒲田にオープンした「鉄板焼と酒 ささや」(東京・大田区)。
鉄板焼きを中心とした料理とお酒が気軽に楽しめて、しかもリーズナブル。さらに仕事仲間との距離も一気に縮められそうなエンタメ要素も満載だというから、これはもう行ってみるしかない!
○本店は創業明治9年の老舗
JR京浜東北線蒲田駅東口を出て徒歩3分。大通りから1本路地に入ると大きな暖簾に「さゝや」と出ているのですぐにわかるはず。実はこの屋号、とても歴史があるもので、オーナーは明治から続く飲食店「さゝや」の9代目。時代を経て業態が様々な形に変化してきた中、2008年11月に市ヶ谷に「明治創業 鉄板と酒 ささや」をオープン。
さらに気軽に鉄板焼き料理を食べられるお店として、2018年2月20日に「鉄板焼と酒 ささや」を開いた。B級グルメも含め、鉄板焼きを使った全国の美味しい料理が用意されているのが特徴だ。
○30秒間、肉がのせ放題の名物メニュー
カジュアルなB級グルメ的メニューとは対照的なのが、大麦牛を使った肉料理。ひときわ目を惹くのが「1組1回限定! 【肉のせ放題】『肉がモリモリ』」(小:税別1,490円 大:税別3,780円)。カットした大麦牛を、店員さんのカウントする30秒間、皿に乗せられるだけ乗せて、獲得した肉は鉄板焼きでガーリックバターしょうゆ味で調理されて食べることができるというもの。
そう聞いたら、肉をモリモリ食べることに関してだけは他の記者の追随を許さない筆者としては挑まざるを得ない。早速チャレンジ開始だ!
挑戦したのは、「肉のせ放題(小)」。テーブルには大盃の上に四角い皿、その上に白い石皿がセッティングされた。そして、サイコロ状にカットされ升に入った大麦牛の赤身肉。こんなにたくさんの肉がすべてワイのものになるなんて。そんな夢を見ている私に、店長さんからルール説明が。
「基本的に、チャレンジの方法は立っても座っても自由です。このお肉をひたすら皿の上に乗せていくというシンプルな30秒1本勝負でございます」。髭を蓄えちょっといかつそうに見えた店長さんからの、まるで執事のようなやけに優しく懇切丁寧な説明に、逆に緊張感が高まってきた。
これ、1組1回だけのチャレンジだから、会社の飲み会で来たときにこの大役を指名されたら大変だ。周囲の視線を集める中、肉を乗せていくという重大な任務。しかも腹ペコな上司がいようものならなおさら大変だ。取引先へのプレゼン以上のプレッシャーを感じること間違いなし。かくいう私も、長めの菜箸を握る手が汗ばんできた。
さらにルール説明を続ける髭店長さん。「下の器にこぼれたものは対象外です。万が一、大盃から落ちてしまった場合は途中であってもゲームオーバーになってしまいますのでお気を付けください。また、器を持ち上げるのはNGです」。
なるほど。あくまでも食べるためのチャレンジであることを忘れそうになっていた。丁寧にお肉を扱わねば。ありがとう、髭店長。正気を取り戻した私を、店内BGMで流れる安室ちゃんの「SWEET 19 BLUES」が応援してくれている。そう、19歳のようにガムシャラに私は挑むのだ、肉に!
そんな私に店長から最後のプレッシャーが。「記念すべき17,862回目のチャレンジャーです。用意、スタート!」そ、そんなにやってんのかよ!? そう思う間もなく、肉をつかみ皿に乗せていく私。この肉、けっこうがっしりして重量感が半端ない! 箸で持っただけなのに間違いなく美味しいであろうことがわかった。座ってスタートした私はすぐに立ち上がってしまうくらいにエキサイト。
ああ、1つずつ乗せていくと結構時間がかかる。生真面目な自分の性格が災いしたのか、せっせと乗せているうちにあっという間にタイムアップ。結果、「134グラム」。ハア~集中して疲れた。この結果、どんなもんすかね店長さん? わりとやれた方なんじゃないですか? 「いやまあ、THE・平均ですね」。ミスター凡人である己を思い知った瞬間だった。
しかし、これで十分元は取れているというから良かった。ちなみに、現在のところの「小」のチャンピオンは「398グラム」だというから驚異的。家にこのシステムを置いていないとおかしいだろ、それ。すげえ~! ともかく、会社のみんなでワイワイと楽しめるので是非チャレンジしてみるべし。上手く乗せるコツがあるようだが、それは実際にその目で確かめてほしい。
●美味な酒と肴をカジュアルに楽しめる
○素材や調理法もこだわり尽くしの料理
そして、調理されてやってきたサイコロステーキとご対面。わ~なんだか自分が獲得した肉だと思うと感慨深いなあ。一口食べてみると、想像以上に柔らか~い! 味付けも意外とあっさり目で、肉の味がしっかりわかり噛むほどに旨味が広がってくる。ゲーム感覚で盛り上がった後だけになおさら美味しく感じるのかも。
さらにB級グルメ的メニューも味わってみた。関西の「イカ焼き」のテイストを牛肉を使って再現した「うし焼き」(税別290円)は、モチモチした生地の中に細かく刻まれた牛肉が入ったファストフード感覚で手軽に食べられるメニューだから、席に着いたらまず頼んでみてほしい。
愛媛県今治市のご当地B級グルメ「今治焼き鶏」(税別590円)は、「全国7大ご当地やきとり」にも指定されている、串に刺さない焼鳥。プレスと呼ばれる鉄板を使い上から押しつぶすように焼き上げることで、外はカリカリに、中はジューシーに。余分な脂も落とされるので、鳥皮が苦手な人や脂が気になる人もこれならイケるはず。
食べてみるとカリカリした触感と弾力のある肉の噛み応えが甘辛いタレに絡まってお酒がどんどん進む!東京ではなかなか食べられる店は少ないようなので、ぜひ食べてみてほしい。
ちなみに、ハイボールは普通サイズが税別390円だが、プラス100円で2倍の角メガジョッキに変更できるからとってもお得で、あわせてオススメ。
そして、シメの食事としても紹介したいのが「こだわりソース焼きそば」(税別730円)。浅草開化楼特注麺を、オーダーが入ってから茹で上げ、焼き上げ、仕上げは関西人にはおなじみの「どろソース」を使うという、東西のタッグで完成する焼きそばなのが面白い。太い麺にちょい辛めなどろソースがまったりとまとまわりつく感じで、インパクト大。
シメに頼んだつもりがまたお酒飲んじゃうよこれ。上に目玉焼きが乗っているから、どろソースと混ぜてマイルドに味変しながら食べるのもよし。やみつきになりそうなオリジナリティのある焼きそばだ。
○大人数でワイワイも叶えてくれる鉄板焼き店
鉄板焼きといえばカウンターで食べるイメージだが、グループで行くと横並びになってしまうのが考えもの。そこで、「さ々や」では、2階のテーブル席用に「移動式鉄板」を使い、目の前で料理したものを食べられるというからうれしい(「真空低温調理 大麦牛」をご注文のお客さん対象)。
社内の飲み会に、取引先との会食に、気取らずに美味しい料理とお酒を満喫できて、みんなで楽しめるエンタメ要素も兼ね備えている「鉄板焼と酒 ささや」。来店したすべてのお客さんを満足させたい、という気持ちがヒシヒシと伝わってくるお店だ。そんな思いは、箸袋からも。なんとおみくじになっているのだ。
食事を終えてから楽しみにとっておいたおみくじを開くと、なんと「超大吉」。超って! しかも書いてあることがくだらなすぎて最高でした。どんなことが書いてあるかは、お店に行ってからのお楽しみ。
●information
「鉄板焼と酒 さゝや 蒲田」
東京都大田区蒲田5-18-11 まことやビル
03-6424-8497
月~土:17:00~03:00(L.O:02:30)
休:日・祝 

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