両国は相撲だけじゃない! 「江戸と人情の街」は食べ歩きグルメで満腹


2017.11.30

マイナビニュース

●相撲部屋めぐりをしながらぶらり散歩--両国の無料で楽しめる施設はここ!
両国は「相撲の街」。それが現在の両国を形作っているには違いないが、人情にあふれ、見どころ、食べ歩きグルメ、そして、江戸情緒も満載の街であることをご存知だろうか。今回は、相撲ファンでなくても楽しめる下町・両国の街歩きを紹介しよう。
○両国に遊びに行こう!
両国と言えば国技館。テレビでもお馴染みの大相撲の興行場所だ。JR総武線「両国駅」は、その構内の展示物や文字の書体までも「ここは相撲の街だ!」と語っているかのようである。街なかを歩いていても、やはり「相撲だ!」との叫びを思わせるオブジェが並んでいる。ハリウッドさながらの力士の手形までところどころに並んでいる。
しかし、両国は相撲だけの街ではない。意外なほどにたくさんの江戸時代を中心とした歴史スポットや博物館・資料館、そして優雅な公園まである。その多くが無料のうえ、安くておいしいB級グルメの店もたくさん。さらに人情味もあふれている。これは「東京のおススメ散策スポット」に含めないわけにはいかない。
○やっぱり相撲部屋がいっぱい
とは言え、せっかくなので相撲部屋も見てみよう。それぞれ国技館の徒歩圏内にあり、いずれの部屋もどっしりした筆使いの「◯◯部屋」という看板が堂々と出されているため見つけることは容易だ。探さずとも「両国エリアマップ」にはすでにその場所が記されているため、巡り歩いてみると面白い。マップは両国駅西口の観光案内所(-両国- 江戸NOREN内)や、ところどころにある観光スポットで手に入る。
○隅田川と言えば、花火大会!
両国は隅田川に面している。隅田川とくれば、江戸時代から続く「隅田川花火大会」。その資料館である「両国花火資料館」は無料スポットのひとつで、花火のヒミツを垣間見ることができる。館内には地上600mにまで打ち上がる3尺玉や、花火の構造、花火の作り方も展示されている。
しかし何より面白かったのが館内の案内人で、両国にまつわる歴史や街の歩き方まで教えてくれた。両国への愛情を感じられる。ただし、係員は複数いるため、必ずしも街に詳しい方とは限らない。資料館は、9~6月の間、木・金・土・日曜日のみの開館のため注意しよう。
●information
両国花火資料館
東京都墨田区両国2-10-8
○江戸っぽいものがたくさん!
江戸時代の再現などを展示した「江戸東京博物館」(2018年3月31日まで休館)が両国にあることは知られているが、実際にこの地は江戸時代に活躍した人物や事件などが関係している。ここには冬の風物詩・忠臣蔵で知られる「吉良上野介(きらこうずけのすけ)屋敷跡」があり、幕末に活躍した勝海舟や葛飾北斎の生誕の地でもある。また、時代はずれるが芥川龍之介もこのあたりで育ったというし、マップを眺めているだけで「あ!」と思うような歴史スポットがわんさかとあるのだ。
ところが残念なことに、関東大震災や空襲のため当時の建築などはほとんど残されていない。しかし、地元の人々の努力によって今も大切に保存されている史跡などがあり、その気持ちのためか、街には積み重なった歴史の重みが漂っているようだ。
そのほか、横綱町公園には復興記念館がある。大正12(1923)年9月1日に起こった関東大震災からの大復興の記録で、昭和6(1931)年に建てられたもの。震災時、横綱町公園には多くの人が避難していたが、強風で炎が押し寄せ、ここだけで3万8,000人が亡くなったという。
両国へ行くのなら、お腹をすかしておくことをオススメする。「両国=相撲=ちゃんこ鍋」だが、ここでは散策しながら食べられるグルメにフォーカスして紹介しよう。
●国技館焼き鳥にあんこあられって!? 両国グルメはお相撲さんとともに
○国技館で焼いた焼き鳥!?
国技館では相撲をしているだけでなく、焼き鳥も焼いている。その名もズバリ、「国技館焼き鳥」(5本入り650円)! 館内の地下で焼いていて「冷めてもおいしい」と評判だ。ちなみになぜ国技館で焼き鳥かと言うと、手を地面につかず2本足で歩く鶏がお相撲さんにとっても縁起がいいからとか。
国技館は大相撲本場所開催時以外でも売店に立ち寄ることはできるのだが、コンサートなどで使用されている時は休館となってしまい、売店もやっていない。「せっかく両国まで来たのに買えない」となると、歌っているアーティストを恨みたくもなるが、そこはご安心を。駅ヨコの「-両国- 江戸NOREN」でも購入できる。ただし、人気商品の上、個数限定のため、なるべく早く購入しよう。
ちなみに-両国- 江戸NORENは、江戸の名物を集めたグルメスポットで、日本酒やちゃんこ鍋のお店もある。花火資料館の人によると、桜餅もオススメとのこと。「江戸時代から作り続けられていて、桜の葉を3枚使っている」のだそう。しかし、筆者が訪れた14時過ぎにはすでに完売だった……。
●information
国技館売店
東京都墨田区横網1-3-28 両国国技館内
-両国- 江戸NOREN
東京都墨田区横網1-3-20
○メンチカツもコロッケも作り手もほんわか
両国の逸品とも言えるのが「両国メンチカツ」。店構えを見て、筆者的に一瞬入るかどうか迷ったのだが、柔らかジューシーなメンチカツ(200円)にびっくり、ふわふわさっくりなコロッケ(120円)にまたびっくり、さらに揚げている店主のほんわか感にびっくり! な、3拍子そろってのびっくり体験であった。
●information
両国メンチカツ
東京都墨田区両国2-18-3
○お相撲さん御用達「あんこあられ」とは!?
お相撲さんが各地に巡業へ向かう時、お土産として買っていくのが「あんこあられ」(400円)とのこと。両国国技堂で販売している。半筒状のあられの上にあんこが載っているお菓子で、その他に「揚げあんこあられ」(430円)や「チョコあんこあられ」(480円)がある。
●information
両国国技堂
東京都墨田区両国2-17-3
○ケーキみたいなあんぱんにほっこり
土地の名前が付いていると名物っぽくなるものだが、駅の東口付近にあるサンエトワール両国にも「両国あんぱん」(165円)というものがある。お相撲さんの刻印がされていて、大変かわいらしい。しかも生クリーム入りで、「グレードアップされたあんぱん!」という面持ちである。
●information
サンエトワール両国
東京都墨田区両国4-38-8
○純和風、でも気になるおまんじゅう
吉良邸跡の周辺は、静かでしっとりとしている。そこに溶け込んでいるのが両国大川屋という和菓子店だ。どことなく厳かな店構えに職人気質を感じ、気軽に入ってはいけないような気がしてしまったのだが、入ってみたらこれまた人情味あふれる職人さんで、思わず長々と立ち話をしてしまった。ここでの名物は「忠臣蔵の吉良まんじゅう」(200円)。あんに、きな粉を使っているのがこだわりだそうだ。
●infotmation
両国大川屋
東京都墨田区両国3-7-5
○駄菓子屋で絶品ピーナッツ発見
両国小学校のそばに、昭和を思わせる駄菓子屋を見つけた。店の引き戸には「ピーナッツ入荷しました」の貼り紙がされている。何か特別なピーナッツに違いないと思い、入ってみると、こぢんまりとした土間のような店内に昔懐かしい小さなお菓子が並んでいた。店主の高齢女性が笑顔で「ハイ、いらっしゃい」と声をかけてくれた。
ピーナッツは100g(カップ1杯くらい)で500円と、少々高めだが、店主にとってはかなりこだわりのあるものらしい。ピーナッツの農場を面積で契約し、収穫できたものをローストして納品してもらっているとのこと。「収穫は天候に左右されるけど、味は普通のピーナッツとは全然違うのよ」と語っていた。
●information
栗又菓子店
東京都墨田区両国4-10-1
両国は祭りも多いらしい。栗又菓子店の店主は「このへんは新しい人も受け入れてくれるし、みんな仲がいい。2つの町の境だから、お祭りも2回やって賑やか」と笑う。江戸庶民の下町文化のようなものが今も健在なのだろう。
両国は、街全体としてはビルが立ち並ぶ都会らしい地域だが、住人の雰囲気や相撲文化のためか、どっしりと地に足がついた落ち着きがあるようだ。相撲を見るためだけではなく、両国グルメと街探訪を目当てにたずねてみてはいかがだろうか。
※価格は全て税込
○筆者プロフィール: 木口 マリ
執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。 

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サンエトワール 両国店
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4.0

16件の口コミ
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東京都墨田区両国4-38-8
phone
0336323114
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両国 国技堂
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4.0

16件の口コミ
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東京都墨田区両国2-17-3
phone
0336313856
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両国駅西口より徒歩1分です。

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更新日:2021/06/22

春日野部屋
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東京都墨田区両国1-7-11
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栗菓子 中松屋
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岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉下宿37
phone
0194223225
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東京都慰霊堂
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東京都墨田区横綱2-3-6 横綱町公園内
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住友不動産 両国ビル
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東京都墨田区両国2-10-8
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国技館
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4.5

870件の口コミ
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東京都墨田区横網1-3-28
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0336235111
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更新日:2021/06/22

両国大川屋
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5.0

1件の口コミ
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東京都墨田区両国3-7-5
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0336313759
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