【京都お墓めぐり】日本の文豪・谷崎潤一郎が愛した枝垂れ桜が満開☆ピンク色に彩られた墓石☆「鹿ケ谷法然院」


2019.04.29

Kyotopi

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は鹿ケ谷にある閑静なお寺としても知られる法然院。その境内にある文豪・谷崎潤一郎のお墓。ちょうど谷崎が愛した桜も満開。谷崎潤一郎の愛した桜が墓石を彩る左京区、鹿ケ谷。
東山連山の裾野の緑豊かな場所。喧噪を離れひっそりとした雰囲気が人気のスポットであり、中でも季節に応じて変わる白砂壇が見所の一つ。
鎌倉時代、法然が弟子たちと共に六時礼讃行を修した草庵から由来し、さらに江戸時代に知恩院第38世の萬無が念仏道場として法然ゆかりの地に再建したのが今の姿。東山連峰づたいにサルが各地で出没してるみたいですね。ニュースにもなっていたり。この日は観光客の少ない朝を狙ってやってきました。
桜スポットというわけではないのですが、それでも境内には随所に季節を感じることができます。で、参道途中の山手にある墓地に珍しく観光客の姿が。そして、ちょうど枝垂れ桜が満開の様子。
もしかしたら、法然院の境内で唯一桜のあるのがこの場所かもしれません。日本文学の巨匠・谷崎潤一郎のお墓がここにあります。
そして谷崎潤一郎以外にも、著名な学者、文人、画家の墓が数多く存在する場所。晩年、谷崎はこの鹿ケ谷の地に居を構え、谷崎とゆかりのある場所でもあり。「寂」と書かれた墓石には、谷崎潤一郎、松子夫妻が眠り。「空」には松子夫人の妹重子夫妻が眠っています。その墓石が並ぶ背景には、満開の紅枝垂れ桜。
谷崎は「平安神宮」の神苑の桜を代表作『細雪』の場面にも登場させるほどの、大の桜好き。京都の桜をこよなく愛した作家としても知られ、自身のお墓にもその紅枝垂れ桜を植えさせたことでも有名。山里の牧歌的雰囲気も漂わせている茅葺の山門。そして、山門から見下ろす白砂檀には、まだまだ桜。季節を感じさせる絵柄が楽しみでもあり。さらに奥の手水鉢には、また鮮やかな彩り。さらに奥の本堂前には、椿の花で埋め尽くされた手水鉢も。瑞々しい潤いも感じられます。この日はお茶会も催されているようで、和服の女性が行き来する風景も。
山里のお寺に唯一といっていい文豪・谷崎潤一郎のお墓の紅枝垂れ桜。何かそれ自体が、文学的な雰囲気をかもすような桜スポット。静寂の中のお花見ですね。法然院 へのツイート今日は谷崎潤一郎夫妻の眠る法然院に行ってきました。しだれ桜が満開で、とても分かりやすかった…とても静かなところで色々と想いを馳せる空間でした。椿が有名らしいので、冬に行くと見事なのかもしれない。 pic.twitter.com/OLRHUGXggB— 松@booth頒布中 (@showchikubai) 2019年4月12日詳細情報名称
法然院
住所
京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
電話番号
075-771-2420
関連URL
http://www.honen-in.jp/元のページを表示 ≫関連する記事【2019京都桜情報】まさに見ごろ!山科エリアの桜名所の開花をパトロール☆「山科疎水~毘沙門堂」【京都寺めぐり】文豪・谷崎潤一郎眠る墓には命日参拝☆緑に包まれた白砂壇は珍客の気配「法然院」【2019京都桜情報】京都桜の代表格・円山公園の名木『祇園しだれ桜』の次代桜☆「JR二条駅東口」【京都お寺めぐり】白砂壇の砂絵は桜!冬の終わり告げる椿もぽたり☆鹿ケ谷「法然院」【京都お寺めぐり】お忍び感漂う境内の雪化粧!冬らしい装いの白砂壇も絶妙な風景に☆鹿ケ谷「法然院」 

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法然院
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4.5

284件の口コミ
place
京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
phone
0757712420
opening-hour
[拝観時間]6:00-16:00
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