豊かな色彩を目にすると、感性が刺激され、気分がガラリと変わります。 気持ちがパッと明るくなるような、スンと穏やかになるような、癒し効果のあるお寺へ足を運んでみませんか? 正寿院 夏に開催される風鈴まつりが有名で「風鈴寺」とも呼ばれています。 境内いっぱいに風鈴が飾られ、さわっと風が吹くと♪チリンチリン♪と耳心地の良い音色が響きます。 音色が涼しく、夏の暑さを和らげます。 風鈴を楽しんだら、別棟の客殿へ。 こちらのお寺は風鈴だけではなく、ハート型の猪目窓(いのめまど)と160枚の天井画も有名。 五感で“涼”を感じることができるお寺です。 隋心院 平安時代の歌人にして“絶世の美女”との誉れも高い小野小町が、余生を過ごしたと伝わる隋心院。 注目すべきは能の間を飾る華やかな襖絵。 京都の絵描きユニット「だるま商店」によるもので、鮮烈な色使いで小野小町の生涯が描かれています。 ▲極彩色梅匂小町絵図 花々の演出はJR東海キャンペーン「花咲く京都【花の間】」によるもの。 ※キャンペーンは6月19日で終了しています。 花の彩と庭の緑、色のコントラストを楽しめるお寺です。 建仁寺 2022年夏「そうだ京都、行こう。」のCMに登場している建仁寺。 黒墨の濃淡が龍の凛とした強さを強調し、今にも動き出しそうな躍動感溢れる法堂の天井画は圧巻です。 ▲双龍図 一方、小書院では幻想的な「蒼」の世界が堪能できます。 ▲舟出 色の持つパワーを身近に体感できるお寺です。 以上、色彩の演出が際立つ、厳かさながらも華やかな3つのお寺をご紹介しました。 色彩美の癒し空間でエネルギーをチャージし、この夏の暑さを乗り切ってみてはいかがでしょうか。
【京都】色彩から癒しを。色とりどりのお寺を巡ろう。
2022.07.15
itta