昔の小学校にタイムスリップ!? 和歌山「秋津野ガルテン」


2019.03.14

itta

itta編集部は先日和歌山県で、「みかん狩り」と「みかんジャム作り体験」ができるという「秋津野ガルテン」を訪れました! ここは “初めて訪れた人でも懐かしい気持ちになる” とウワサの施設。一体どういうことでしょうか? 「秋津野ガルテン」って何の施設? ▲ 地域住民が出資し、2008年にオープンした「秋津野ガルテン」 和歌山県田辺市にある「秋津野ガルテン」は、都市と農村地域の交流を目指した “体験型グリーンツーリズム施設”。 施設内には、地産地消にこだわった農家レストランや、地元の柑橘を使った手づくりスイーツ工房、田舎暮らしが体験できる宿泊棟などがあります。 特徴的なのは、小学校の跡地を活用していること! ▲ 木造の旧校舎が活用されている ▲ 2006年3月まで、ここは「田辺市立 上秋津小学校」だった 上秋津小学校は新校舎が建設され、2006年4月に移転。古い木造校舎が残る跡地が、現在「秋津野ガルテン」として活用されています。今では珍しい立派な木造校舎。取り壊されなくて良かったなあという気持ちでいっぱいです。 教室も見学可能! 古い木造校舎でタイムスリップ気分 ▲ 廊下の壁には、校歌や卒業記念に制作された版画などが残っている ノスタルジックな木造の旧校舎は、1953年(昭和28年)に建てられたもの。綺麗に保存されており、廊下を歩けば今にも教室から児童が飛び出してきそうな雰囲気です。 ▲ 小さな机と椅子が並ぶ、2年生の教室 中を見学できる教室もありました。昔の小学校にタイムスリップしたような気分! ▲ 秋津野みかん教室「からたち」 別の教室では、秋津野の「みかん作り」に関する資料が展示されていました。この地域では、「こんなに種類があるの!?」と驚くほど多くの種類のみかんが一年を通して栽培されています。手書きの図など手作り感たっぷりの展示は、まさに学校の教室で学んでいるような気分にさせてくれますよ。 みかんの収穫体験もできる!(※要問い合わせ) ▲ 日当たりの良い高台にある、広大なみかん畑 「秋津野ガルテン」では、様々な体験メニューが用意されています。今回itta編集部が体験したのは「みかん狩り」! 秋津野ガルテンから車で近くのみかん畑へ移動します。 みかん狩りのシーズンといえば10月〜12月頃のイメージですが、これは「温州みかん」狩りのシーズン。秋津野ガルテン周辺の農園では温州みかん以外の品種も栽培されており、他の時期でもみかん狩りが楽しめるそうです。 10月〜12月頃(温州みかんのシーズン)は、税込1,550円で食べ放題・1袋持ち帰りOK。その他の時期は内容や料金が異なるため、事前に秋津野ガルテンへ問い合わせましょう。 ▲ 傷つけないように、なるべくヘタに近いところで枝をカット この日は原さんの農園にお邪魔し、「不知火」狩りを体験させていただきました! 不知火(しらぬい・シラヌヒ)は、デコポン(JA熊本果実連の登録商標)の品種として知られる柑橘。大きくてデコボコしているものが美味しいとアドバイスをいただき、じっくり見比べながら選びます。 途中で原さんが「どうぞ食べてみてください!」と、不知火の親にあたる品種「清見」と「ポンカン」をカットしてくださいました。食べてみると、口いっぱいに広がる果汁がたまらない・・・! みかん畑からの眺めも最高だし、楽しみながらたっぷりビタミン補給もできているような気がして、良いことずくめです! 家庭科の授業みたい! みかんジャム作り体験 ▲ 旧校舎でみかんジャム作り。家庭科の調理実習みたい! さて続いては、秋津野ガルテン内の手づくりスイーツ工房「バレンシア畑」にて、「みかんジャム作り体験」です。みかん狩りとみかんジャム作り体験は本来別々のメニューですが、セットで体験したい!という場合は、自分で収穫したみかんを使ってジャムを作ることも可能なんだとか。(※要相談) 所要時間は60分〜120分、料金は税込1,550円。みかんジャム作り体験やその他スイーツ作り体験は、基本的に5日前までの予約が必要です。 ▲ 綺麗なオレンジ色〜! ▲ 丁寧に教えてもらえるので、ジャム作りが初めてでも安心 みかんの皮も入れたので、「マーマレード」ですね。市販のマーマレードと比べて、色がとっても鮮やか! 味も自分たちで手作りしたもののほうが数倍美味しく感じます。 ▲ 詰める前に、みんなでビンにお絵かき カラフルなペンが用意されており、それぞれ思い思いの絵をビンに描きました。思い出に残るお土産ができて嬉しい! 家庭科の授業のようで、懐かしく楽しい体験でした。 地元の柑橘を使用したスイーツを堪能 ▲ 手づくりスイーツ工房「バレンシア畑」店内。窓辺にはみかんの可愛い装飾が! 秋津野ガルテン内の「バレンシア畑」では、ジャムやスイーツ作り体験ができるだけでなく、地元でとれた柑橘をふんだんに使用したスイーツを購入することも可能。 ▲ この地域の中学生が考案したというみかんスイーツも並んでいました ▲「みかんソフトクリーム」(310円) この日はお天気が良かったので、旧校舎横の中庭で「みかんソフトクリーム」をいただきました。これがとっても濃厚で美味しい・・・! みかんそのままの味が楽しめます。 この他にも「オレンジパフェ」(500円)や「俺んちジュース(オレンジジュース)」(310円) 、「ホットレモネード」(310円)など、柑橘系メニューが充実! 「バレンシア畑」の営業時間は11:00〜16:00、毎週火曜定休(祝日の場合は翌水曜)です。ぜひ訪れてみてください。 小学校跡地で、心に残る体験を のどかな風景、ノスタルジックな木造校舎、とれたての美味しいみかん。ゆったりとした時の流れを感じながら、秋津野の魅力をたっぷり味わえた1日でした。 今回ご紹介した「みかん狩り」や「みかんジャム作り体験」は事前予約が必要となります。詳しくは公式サイトにてご確認ください。 >>「秋津野ガルテン」公式サイト  

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