見る人の心を和ませてくれる桜の花。日本の春の風物詩とも言える「お花見」を通して、春の訪れを感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな桜をお部屋の露天・半露天風呂から観賞できる4軒の宿をご紹介します。プライベートな空間で桜を独り占めする、贅沢なお花見風呂を満喫してみませんか？1．日本庭園の桜を望む露天風呂付客室で、優雅なお花見を山形座 瀧波（山形県／赤湯温泉）開湯920余年の歴史を持つ山形県・赤湯温泉に佇む「山形座 瀧波」は、山形の風土や文化はもちろんのこと、上質な温泉と食の恵みをたっぷりと満喫できる宿。東京駅から山形新幹線を利用すれば、最短約2時間半で行けるアクセスの良さも魅力です。全19室が源泉掛け流しの露天風呂付。赤湯温泉の中でも豊富な湯量を誇る宿では、毎分79.1リットルの湯を源泉から直接、客室の湯船にも引いています。3タイプある客室の中でも、春に訪れるなら「SAKURA」がおすすめ。日本庭園に面しているので、自分だけの露天風呂に浸かりながら、庭の至る所に植えられた桜を愛でることができます。滑らかな肌触りの湯とピンク色に咲き誇る美しい桜の風景が、特別な湯浴みのひとときを演出してくれることでしょう。 山形座 瀧波 山形県／赤湯温泉 詳細情報はこちら 2．プライベート空間でキャッスルビューと桜を堪能する贅沢彦根キャッスル リゾート＆スパ（滋賀県／彦根）滋賀県彦根市のシンボル・彦根城。春になるとその名城を中心に約1,100本の桜が花開き、多くの花見客で賑わいます。「彦根キャッスル リゾート＆スパ」は、彦根城天守と佐和口多聞櫓を正面に望む、絶好のロケーションに立つリゾートホテル。館内2階のパブリックスペースやスパのほか、一部客室からもキャッスルビューを楽しむことができ、情緒溢れる風景を間近にした上質な滞在を約束してくれます。なかでもおすすめしたいのは、城郭が見える堀側の客室「【半露天風呂付】スーペリア ツインルーム 『301号室』『303号室』」。リビングにロッキングチェアと暖炉が備わる落ち着きある空間で、大きな窓からは彦根城と桜の景色を見渡せます。窓を開けられる半露天風呂でもプライベートなお花見を満喫できるので、贅沢なバスタイムを過ごしてみては。 彦根キャッスル リゾート＆スパ 滋賀県／彦根 詳細情報はこちら 3．歴史ある老舗旅館の客室露天風呂から、しだれ桜を愛でる琴平花壇（香川県／琴平温泉）創業400年の歴史を持つ「琴平花壇」は“こんぴらさん”の愛称で親しまれる金刀比羅宮の近く、琴平山の裾野に立つ老舗旅館。かつての宿帳には、皇族や華族、森鴎外や与謝野晶子などの名だたる文人墨客が逗留した記録が残っています。広大な日本庭園の中には、宿のシンボル的存在である3棟の数寄屋造りの離れが点在。その庭園を囲むように位置する3つの宿泊棟「富士見台」「松月テラス」「山翠閣」が、見事に調和しています。「富士見台」棟4階にある「富士見台/専有露天風呂付和洋室」は、庭園を取り込んだ贅沢な和洋特別室。リビングのデッキテラスには檜の露天風呂が付いています。春先には、傍らにしだれ桜が見られ、湯船に浸かりながらのお花見が楽しめます。柔らかく垂れ下がった枝に咲くピンク色の花に癒されながら、寛ぎの時間を過ごしましょう。 琴平花壇 香川県／琴平温泉 詳細情報はこちら 4．大庭園の中に佇む宿で、春ならではの温泉情緒に浸る御宿 竹林亭（佐賀県／武雄温泉）佐賀県武雄市にある「御船山楽園」は、江戸後期より続く15万坪の大庭園。その中にひっそりと佇む数寄屋造りの純和風旅館「御宿 竹林亭」では、わずか11室の客室から広大な庭園を彩る四季折々の景色を望めます。特に「花まつり – 桜」の時期（3月中旬～4月上旬）の滞在は、染井吉野や大島桜、山桜や八重桜など、約2,000本の桜が次々と開花し「御船山楽園」が最も美しく輝く季節と言われているので、おすすめ。和洋室や和室からなる客室には、すべてに展望露天風呂もしくは露天風呂が完備されています。湯船に注がれるのは、透明で滑らかな湯触りが特長で“美人の湯”とも称される武雄温泉。和洋室「山桜」や「梧竹」の湯船の脇には桜の木があり、温泉に浸かって花が咲く様子をゆっくりと眺めることができます。 御宿 竹林亭 佐賀県／武雄温泉 詳細情報はこちら 露天・半露天風呂付の客室なら他の人の目を気にすることなく、プライベートな湯浴みが叶います。今年の春は、お風呂からじっくりと桜を堪能する、特別なお花見を体験してみませんか？
