東京から1時間の温泉地・湯河原で一人旅におすすめの宿6選

自由気ままな滞在ができることから、近年人気を集める一人旅。ふと「どこか旅行に出掛けたい！」と思った時、急に誰かと予定を合わせるのは難しいけれど、一人旅なら日程も旅先での過ごし方も思うがまま。気軽にリフレッシュ＆非日常を満喫できます。
今回は、東京駅、横浜駅から最短で約1時間というアクセス便利な温泉地・湯河原から、一人旅におすすめの宿を、旅のテーマ別にご紹介します。【スタイリッシュな空間と温泉に癒される】1．100平米超の一棟貸し邸宅で非日常に浸るラグジュアリーな一人旅奥湯河原　結唯　-YUI-（神奈川県／湯河原）清流・藤木川の畔、四季折々の自然に包まれるように佇む「奥湯河原　結唯　-YUI-」。湯河原温泉郷の中でも奥まった場所にありますが、湯河原駅から無料送迎サービスを利用できるので、一人旅でも安心です。宿泊は20歳以上限定、周囲の環境と相まって、大人だけの静かなひとときを過ごせる隠れ家のような宿です。客室は本館と離れに全11室。なかでも全4棟の「離れ紫葉」は、広さ100平米以上の和邸宅を一棟貸しで利用できる贅沢なお部屋。日本建築の美×粋なモダンスタイルの空間には、温泉の内風呂と露天風呂、専用庭園も備わっています。藤木川にせり出すように設けられた露天風呂に浸かれば、まるで川に浮かぶような感覚になることでしょう。奥湯河原　結唯　-YUI- 神奈川県／湯河原詳細情報はこちら 2．美術館のような空間で自分だけの温泉を楽しむ癒しの一人旅三輪　湯河原（神奈川県／湯河原　理想郷温泉）山の曲線を引き立てる直線の建築。美術館を思わせるモダンな佇まいの「三輪　湯河原」は、宿泊を中学生以上に限定した温泉旅館です。家具や照明、植栽やアートワークなどを様々なデザイナーが手掛け、スタイリッシュな空間を演出しながらも“温泉旅館”という和の心を大切にしています。3タイプ全17室の客室は、インテリアはもちろん、湯船の形もそれぞれにこだわった露天風呂付。1階にある「木立のツイン」は、木漏れ日が差し込む白い正円の湯船。最上階に1室だけの「三輪のスイート」は、うつわ作家の郡司夫妻が焼き上げた釉薬タイルで造った、世界にひとつの露天風呂です。スタイリッシュな空間で森に抱かれるように過ごす非日常を満喫してみては。三輪　湯河原神奈川県／湯河原　理想郷温泉詳細情報はこちら【料理自慢の宿で美食に舌鼓】3．夕朝共に部屋食が一人旅に嬉しい料理自慢の温泉宿若松　ゆがわら石亭（神奈川／湯河原温泉）「若松　ゆがわら石亭」は、北海道の函館・湯の川温泉で大正11年から続く老舗「割烹旅館　若松」の姉妹宿。全14室の客室には、日本を代表する画人の名が付けられ、落ち着きと癒しを感じられる数寄屋造りの空間と共に旅情を誘います。宿自慢の食事は、地元・相模湾や真鶴半島でとれる山海の恵みに、ひと手間を加えた四季彩豊かな懐石料理。夕朝共に部屋食なので、周囲に気兼ねなく自分のペースで食事を楽しめるのが、一人旅には嬉しいポイントです。敷地内に自家源泉を有しているのも、この宿の特徴のひとつ。湯河原の山並みや満天の星を望む露天風呂付の大浴場で、弱食塩泉・弱アルカリ性の肌に優しい温泉を堪能できます。若松　ゆがわら石亭神奈川県／湯河原温泉詳細情報はこちら 4．全5室の泊まれる料亭で、自慢の料理に舌鼓を打つ美食の一人旅湯河原温泉美食の宿おやど瑞月（神奈川県／湯河原）湯河原の高台にひっそりと佇む「湯河原温泉美食の宿おやど瑞月」。隠れ家のようなロケーションや全5室というこぢんまり感は、喧騒から離れてゆっくりと過ごすのにうってつけです。お部屋にお風呂はありませんが、露天風呂付の大浴場では、大きな湯船で源泉掛け流しの湯を楽しめます。「美食の宿」「泊まれる料亭」と自負するこの宿の夕食はお部屋にて、新鮮な海の幸と、四季折々で変わる山の幸をふんだんに使用した月替わりの懐石料理を。宿特製の胡麻豆腐に始まり、自慢のお出汁を使用した月替わりのお椀など、食材の持ち味を活かした品々が並びます。朝食は、地物のアジの開きや温泉卵、イカのお刺身など。栄養バランスのとれた旅館の朝ごはんで、1日の元気をチャージしましょう。湯河原温泉美食の宿おやど瑞月神奈川県／湯河原詳細情報はこちら【老舗旅館で歴史に触れる旅】5．湯河原随一の老舗宿で文化財の建築と歴史に触れる一人旅富士屋旅館（神奈川県／湯河原）明治9年創業の「富士屋旅館」は、湯河原を代表する老舗旅館。豊かな自然と藤木川の清流に溶け込むように、楼閣風建築の「旧館」、離れ「洛味荘」、和の雰囲気とホテルの機能性を兼ね備えた「新館」が佇んでいます。なかでも最も古い「旧館」は、登録有形文化財に登録されている宿のシンボル的存在。座敷飾り、縁側、廊下などの建具に繊細な組子入り硝子戸を多用するなど、大正建築の特色を感じられます。美食の宿としても定評がある「富士屋旅館」。夕食は、鯵、金目鯛、あわび、伊勢海老など、相模湾や東伊豆の魚介類を使用した月替わりの懐石コースです。目でも楽しめる料理の数々は、土地の美味しさを味わう旅の喜びを満たしてくれます。富士屋旅館神奈川県／湯河原詳細情報はこちら 6．数多くの文豪達が愛した老舗宿で歴史に思いを馳せる一人旅島崎藤村ゆかりの宿　伊藤屋（神奈川県／湯河原）創業は明治21年、万葉公園入口に位置する「島崎藤村ゆかりの宿　伊藤屋」。数多くの文人墨客に定宿として愛され、中でも島崎藤村は、名作「夜明け前」の原案をこの宿で練ったとして遺稿・愛用品が残されています。文人達の執筆活動の場として、歴史の舞台として時を重ねてきた建物は、門柱・石垣と本館3棟のうち2棟が国の登録有形文化財に登録。明治天皇の侍従長であった徳大寺公爵のために、大正初期に建てられた「本館52番」は、本間、次の間、化粧の間からなる書院造り。手の込んだ組子の建具や透かし彫りの欄間など、現代ではなかなか見られない昔の職人の技が当時のままの状態で残っており、宿の歴史と名工の技を存分に堪能できます。島崎藤村ゆかりの宿　伊藤屋神奈川県／湯河原詳細情報はこちら東京や横浜から約１時間というアクセスにも関わらず、近隣の箱根や熱海に比べると落ち着いた雰囲気をまとっているのも一人旅におすすめの理由のひとつ。
気軽に行ける穴場の温泉地・湯河原へ、のんびりと一人旅に出掛けてみませんか？　