露天風呂から紅葉を楽しめる泉質自慢の宿　西日本編

赤や黄色など、色鮮やかな表情を見せてくれる秋の風物詩、紅葉。そんな紅葉を眺めながら露天風呂でゆっくりと湯浴みを満喫できたらとっても素敵ですよね。なかでも今回は、泉質自慢の温泉を楽しめる宿を5軒、西日本エリアよりご紹介します。1．阿蘇の奥地で紅葉を愛でながら野性味あふれる露天風呂を堪能黒川温泉旅館山河（熊本県／黒川温泉）熊本県・阿蘇の奥地に佇む「黒川温泉旅館山河」。川と森に囲まれた立地と、泉質が自慢の温泉宿です。全16室の客室は、四季折々の風情を感じられる造り。内風呂付の二間続きや露天風呂付、離れのお部屋など様々なタイプがあるので、お好みに合わせて選べます。温泉は、糖尿病や通風などに効果があると言われる単純硫黄泉の「薬師の湯」と、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉の「美肌の湯」の2つの自家源泉を100%掛け流しで堪能できます。3,000坪の敷地内には7種の趣き異なるお風呂が備わり、中でも混浴露天風呂「もやいの湯」は野性味あふれる佇まい。紅葉が色づく頃は、ぜひ秋を感じながら湯浴みを楽しんでみて。宿唯一の離れ和洋室「【露天＆内風呂付】　離れ和洋室『ねむの木』」には、田の原川を見下ろすウッドデッキを完備。客室露天風呂からの見晴らしは圧巻で、紅葉を愛でながら誰にも気兼ねなく温泉を味わうひとときもよいでしょう。黒川温泉旅館山河熊本県／黒川温泉詳細情報はこちら 2．水素濃度が全国一の山中温泉に浸かりながら紅葉を満喫山中温泉　花紫（石川県／加賀）開湯1300年の歴史を誇る石川県の山中温泉。JR加賀温泉駅から送迎車で15分ほどの渓谷沿いに「山中温泉　花紫」は位置します。全27室あるお部屋は、北陸随一の鶴仙渓を望む坪庭付の贅沢な設え。ゆったりとした間取りと日本の建築美が魅力で、日常の喧騒から離れてのんびりするには心地よい空間です。宿自慢の湯の泉質は、カルシウム・ナトリウム─硫酸塩泉（低張性・弱アルカリ性・高温泉）。活性酸素を取り除き、美肌や老化防止、肥満解消に効能があると言われる水素濃度がなんと全国一！体の疲れはもちろん、ストレスを和らげるので、心身共に癒されること請け合いです。最上階の7階には、美しい景色が好評の庭園風の露天風呂「ひらひら」を完備。天然石を配した岩風呂では、秋なら紅葉を眺めながら開放的な気分で温泉に浸かるひとときが過ごせます。体が温まった後は、湯上りに宿名物の「梅ゼリー」で喉を潤したいですね。山中温泉　花紫石川県／加賀詳細情報はこちら 3．関西では珍しいラドン含有の療養泉と紅葉に癒される隠れ家リゾート武田尾温泉　紅葉舘　別庭　あざれ（兵庫県／武田尾温泉）兵庫県・宝塚市の山間に位置する名湯の郷、武田尾温泉。渓谷沿いの高台に佇む「武田尾温泉　紅葉舘　別庭　あざれ」は、温泉と美食が自慢の隠れ家リゾート。清流と四季の彩りに染まる山々に囲まれた4タイプからなる全12室の離れ客室は、いずれも源泉掛け流しの半露天風呂を配し、別邸のように過ごせます。温泉は治療の目的としても有効な「療養泉」で、関西では珍しいラドンを含む単純弱放射能泉が掛け流し。お肌がすべすべになり、疲労回復だけでなく、胃腸病や皮膚病、冷え性や婦人病などに効能がある湯も、宿自慢の泉質です。大浴場には源泉掛け流しの内湯と露天風呂を、男女別にそれぞれご用意。なかでも、婦人用「かわせみの湯」の露天風呂は川のせせらぎをBGMに、秋には紅葉を望む湯浴みが叶います。温泉で癒された後は、神田川俊郎氏プロデュースの茶寮で四季の味覚をぜひ味わってみて。武田尾温泉　紅葉舘　別庭　あざれ兵庫県／武田尾温泉詳細情報はこちら 4．美肌と療養の湯！紅葉と竹林に包まれる白川温泉の大露天風呂秘境　白川源泉　山荘　竹ふえ（熊本県／白川温泉）「秘境　白川源泉　山荘　竹ふえ」は、熊本県・黒川温泉からほど近い白川温泉郷に位置します。約5,000坪の広大な敷地に、離れ客室とスパ棟が点在し、30か所にもわたる自家源泉掛け流しのお風呂が備わります。61.8.度の湯は加水も加温もせず、湯番頭が調節。まさに温泉好きにおすすめしたい宿です。美肌効果のあるとされる「三大美人泉質」のうち、塩化物炭酸水素塩泉と硫酸塩泉が含まれ、医学的に治療効果が高いと言われる「療養泉」。老化防止や抗酸化作用、代謝アップなどの様々な効果を持ち、無色透明無味無臭の湯はナトリウムが多く、血圧を下げたり、痛みを和らげたりする鎮静作用もあるそう。館内に備わる3つの貸切温泉の中でも「竹林の湯」は、宿随一の野趣あふれる大露天風呂。秋には竹林と紅葉のハーモニーに包まれながら、宿自慢の温泉を堪能できます。温泉と併せて“療”を目指す「禅スパ」を受ければ、疲れを癒すだけにとどまらず、心身の健康も取り戻せるでしょう。秘境　白川源泉　山荘　竹ふえ熊本県／白川温泉詳細情報はこちら 5．飛騨高山で数少ない自家源泉と紅葉を味わうプライベートな滞在花扇別邸　いいやま（岐阜県／飛騨高山温泉）飛騨の小京都と呼ばれる岐阜県・高山市に佇む「花扇別邸　いいやま」。JR高山駅から車で約7分と至便ながらも、静かでプライベートな滞在が叶う隠れ家温泉宿です。邸宅のような全15室のお部屋は、飛騨高山ならではの木にこだわった温もりあふれる設え。昔ながらの旅館のおもてなしも相まって、心地よい滞在となることでしょう。宿が誇る大浴場「神代の湯」は、美容液のようなとろみのある湯。別名「美人の湯」と言われる温泉は、地下1,200メートルから掘削したpH７のナトリウム炭酸水素塩泉です。かつては重曹泉とも呼ばれ、脱脂や洗浄、乳化などの効果があり、飛騨高山の温泉旅館の中でも数少ない自家源泉です。秋には大浴場の露天風呂で、満天の星を仰ぎながら紅葉を楽しむのもよし、露天風呂付の客室で天然温泉を独り占めするもよし、思い思いに過ごしてみて。雅やかな景色と共に飛騨高山の旬の味覚も味わいに、季節を変えて何度でも訪れたくなる宿です。花扇別邸　いいやま岐阜県／飛騨高山温泉詳細情報はこちら今回は、露天風呂から紅葉を楽しめる泉質自慢の宿を西日本エリアより5軒ご紹介いたしました。それぞれ効能も異なる温泉は、どこも魅力的ですね。日頃の疲れを癒しに、秋の温泉旅に出かけてみませんか。　