【2022年版】いま泊まりたい、有名建築家が手掛けた宿6選


2022.09.28

一休コンシェルジュ

その宿に泊まること自体が旅の目的になる……。そんな素晴らしい宿が、日本にはたくさんあります。その中でも、様々なメディアで人気を集めているのが、有名建築家が手掛けた宿。 “建築家の作品に泊まる”というそこでしかできない特別な体験が叶うと、建築ファンだけでなく、幅広い層から注目されています。
今回は、2021年以降に開業した有名建築家が手掛けた宿の中から、安藤忠雄氏、隈研吾氏、坂茂氏が設計した宿をご紹介いたします。【安藤忠雄氏が手掛けた宿】古美術の街でアートに触れる、安藤忠雄氏らによる全9室の隠れ家宿The Shinmonzen(京都府/東山区)アートや建築、自然の美しさで世界中の人々を魅了する仏プロヴァンスの「Villa La Coste」の姉妹ホテルとして、2021年12月に開業した「The Shinmonzen」。古美術の街として知られる京都の新門前通り沿い、祇園白川の傍らに佇むラグジュアリーブティックホテルです。オーナーの友人である建築家・安藤忠雄氏を始め、コスモポリタンなインテリアデザインで知られるレミ・テシエ氏やアーティスト仲間が設計・デザインを担当しました。全9室の客室は、祇園白川の景色を望むバルコニー付のスイートルーム。ヒノキが薫るバスタブ、大理石のカウンター、やわらかな畳など、自然素材がアクセントになっています。“芸術家の街”としても有名な新門前通りへのオマージュとして、世界的に有名な新進アーティストによるアートが展示されている空間も必見です。 The Shinmonzen 京都府/東山区 詳細情報はこちら 任天堂旧本社社屋が安藤忠雄氏の監修でホテルとしてリニューアル丸福樓(京都府/京都市)京都・鍵屋町にある任天堂旧本社社屋が、2022年4月にオールインクルーシブのホテルとして生まれ変わった「丸福樓」。1930年代に竣工した3棟の旧本社社屋「既存棟」に、増築した「新築棟」が加わり、客室やレストラン、ラウンジやライブラリーなどの施設を有しています。「既存棟」「新築棟」共に、建築家・安藤忠雄氏が設計監修を務めました。客室は、7つのスイートルームを含む全18室。「既存棟」は当時の建築様式や内装を活かしており、中でも、かつて創業者が住んだ部屋であった「ジャパニーズスイート」では、和室の間取りや木彫りの欄間など、建設当時から受け継ぐ和装建築に触れられます。一方の「新築棟」は、居住性の高い、シンプルでスタイリッシュな設えに。新旧が絶妙なバランスで共存する空間を堪能しましょう。 丸福樓 京都府/京都市 詳細情報はこちら 【隈研吾氏が手掛けた宿】隈研吾氏設計のデザイナーズ空間で、新潟の自然を満喫する癒し体験Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(新潟県/三条市)2022年4月、新潟県三条市に誕生した「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」。「Snow Peak」初の温浴施設を中心とした複合型リゾートで、建築家・隈研吾氏が設計を担当しました。土壁や木材は、全て地元新潟のものを使用。山波のような外観は焚火に不可欠な薪をイメージしており、自然との一体感を生み出すデザインとなっています。メインとなる温浴施設では、まさに全身に自然を浴びる癒しの体験が叶います。露天風呂は、ありのままの自然を最大限に引き立てるような、大きく切り開かれた屋根が特徴。内湯とサウナもまた、大きな窓からここならではの絶景を一望します。客室は「ヴィラ棟」と、隈研吾氏とSnow Peakが共同開発した「モバイルハウス住箱 -JYUBAKO」に全7室。屋内と屋外の隔たりを感じさせないデザイナーズ空間で、新潟の四季に溶け込むように寛ぎましょう。 Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS 新潟県/三条市 詳細情報はこちら 1日1組限定「湯畑の立体化」を表現した隈研吾氏デザインの温泉宿きむらや(群馬県/草津温泉)2022年3月、草津温泉の象徴「湯畑」の目の前に誕生した「きむらや」。温泉街の中で一際目を引く個性的な佇まいの1日1組限定の宿です。“湯畑の立体化”をコンセプトに、建築家・隈研吾氏が設計デザイン。湯畑に転がっている浅間石を、湯気のようにカーブを描きながら外壁に配置しています。「お客様に永く愛されるように、草津の街並みや温泉、食を堪能してもらえるように」という想いから、宿の代表の祖母がかつて草津温泉で営んでいた旅館「きむらや」から、名を受け継ぎました。室内に備わる白旗源泉掛け流しのお風呂では、白濁した良質な温泉を好きなだけ楽しめるのも魅力のひとつ。湯畑に包まれるような空間で、誰にも邪魔されない温泉三昧のひとときを満喫できます。 きむらや 群馬県/草津温泉 詳細情報はこちら 由布院の自然とアート、隈研吾建築を同時に楽しむ一棟貸しの温泉宿COMICO ART HOUSE YUFUIN(大分県/湯布院)「COMICO ART HOUSE YUFUIN」は、大分県内初の隈研吾建築として注目を集める現代美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」の敷地内に、2021年10月に誕生した一棟貸しの宿。山に囲まれ、小さな家々が集まった由布院盆地の風景に溶け込むような佇まいは、美術館同様に隈研吾氏が手掛けています。「土」「竹」と名付けられた全2棟の客室は、それぞれの素材の持つ可能性を感じられる、居心地の良い空間。源泉掛け流しの内風呂・露天風呂、専用の庭などを有しています。滞在中は、美術館を最大2回無料で鑑賞可能。2022年7月には新館がオープンし、草間彌生氏、宮島達男氏、森万里子氏、奈良美智氏、名和晃平氏など、日本を代表する現代アーティストの作品を楽しめます。由布院の雄大な自然とアート、隈研吾建築を同時に堪能できるのは、ここならではの特別な体験です。 COMICO ART HOUSE YUFUIN 大分県/湯布院 詳細情報はこちら 【坂茂氏が手掛けた宿】2022年7月、坂茂氏が軽井沢で手掛けた隠れ家リゾートに新棟が誕生SHISHI-IWA – HOUSE KARUIZAWA(長野県/軽井沢町)東京から新幹線で僅か1時間程、中軽井沢の静穏な別荘地に位置する「SHISHI-IWA – HOUSE KARUIZAWA」は、大自然の森と山々に囲まれた隠れ家のようなリゾートホテル。建築家の坂茂氏が建築デザインを手掛け、2019年2月に開業した「SSH No.1」に続き、2022年7月には2棟目となる「SSH No.2」が誕生しました。2つの建物に共通しているのは、周囲の環境に寄り添ったデザインであり、木造建築であるということ。12の客室を有する「SSH No.2」は三角の切妻屋根を持つ2階建てで、ウッドデッキに沿うように造られたオープンエアの空中回廊が特徴です。杉材の壁に囲まれた20平米のコンパクトな客室には、自然に溶け込むようなプライベートテラスを完備。坂氏のデザイン哲学が詰まった空間で、静かなひとときを過ごしてみては。 SHISHI-IWA - HOUSE KARUIZAWA 長野県/軽井沢町 詳細情報はこちら 今回は、2021年以降に開業した有名建築家が手掛けた宿の中から、安藤忠雄氏、隈研吾氏、坂茂氏が設計した宿をご紹介しました。“建築家の作品に泊まる”という、そこでしかできない特別な体験は、旅をより思い出深いものにしてくれることでしょう。 

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きむらや
place
群馬県吾妻郡草津町草津117-1
phone
0279825920
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【1室のみの温泉宿】【初回利用限定】湯畑を一望できるー草津温泉体感プラン(素泊まり)

¥49,500

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2024/05/07 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/24

COMICO ART HOUSE YUFUIN
place
大分県由布市湯布院町川上2995-1
phone
0977768166
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SHISHI-IWA-HOUSE KARUIZAWA
place
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2147-768
phone
0267316658
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Room Only rate - 素泊まり

¥30,360

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2024/05/07 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/24

丸福樓
place
京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342
phone
0753533355
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Standard King (New Bld)

¥29,420

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2024/05/07 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/24

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