【滞在記】箱根の自然に囲まれて「ひらまつ」の美食と温泉を楽しむ癒し旅


2022.04.06

一休コンシェルジュ

2021年12月に開業5周年を迎えた「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」。
コンセプトは“滞在するレストラン”。東京から約1時間半のアクセスで「ひらまつ」ならではの美食と、掛け流しの温泉を満喫する非日常体験が叶うと、開業以来、多くのゲスト達に愛され続けているラグジュアリーリゾートホテルです。
今回は編集部のmikaが、1泊2日の滞在を通じて、その魅力を実際に体験させていただきました。東京から1時間半ほどで、箱根の自然と名画に彩られた非日常空間へ「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」があるのは、箱根外輪山に囲まれた高原リゾート地・箱根仙石原エリア。
周囲の自然に溶け込むような落ち着いたダークグレーの外観に、館内にあるリトグラフがモチーフのフラッグが掲げられ、さながら美術館のような雰囲気です。建物の正面に飾られている岩は、箱根山の最高峰であり、神の山として崇められてきた神山がモチーフに。季節によっては、木々の合間から実際に神山を望むこともできます。仙石原の自然や前庭の水盤を眺めながら通路を進み、館内へ。エントランスロビーの中央には、季節の花が飾られ、数々の名画と共に訪れるゲストを迎えてくれます。チェックインは、その先にあるラウンジで。ピカソ、シャガールの絵画や、クラシカルな調度品を設えたラグジュアリーな空間、窓の外に広がる景色に心を奪われ、あっと言う間に非日常へと引き込まれてしまいました。
天気が良ければ、木々の合間から富士山を見ることも。テラス席では、景色をより間近に楽しむことができます。ウェルカムドリンクは「ジャン・ポール・メッテ」のリキュールを使ったカクテルか「アラン・ミリア」のジュース。私は「アラン・ミリア」の中でも、国内では「ひらまつ」だけでいただけるというフレーバーの「ブルーベリーネクター」をいただきました。
(ウェルカムドリンクの内容は季節によって異なります)チェックイン時には、予約内容の確認だけでなく、夕食のメニューを説明しながら、苦手食材などを改めて確認していただけるので、予約時に伝え忘れてしまったことがあっても安心して食事の席に着くことができます。
無料で利用できる貸切風呂の予約も、チェックイン時に行います。(1部屋につき1回、40分)「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」の客室は、本館11室、レジデンスに9室の全20室。全室に源泉掛け流しのお風呂が備わり、本館の客室は、窓を開ければ半露天風呂感覚で楽しめるのも魅力です。
今回私は、本館3階にある「デラックスツイン」に宿泊させていただきました。箱根の自然を目の前に自分専用の温泉に癒されるラグジュアリーな客室お部屋に到着して先ず驚いたのが、客室の扉の外にガラス扉が設けられた二重扉の造り。
防音・防寒対策はもちろん、お部屋から出たときに隣のお客様と出くわしてしまうことも避けられそうです。室内に入ると、この眺め!
69平米という広々とした室内にゆったりと配置されたベッドやソファー、ダイニングテーブル、温泉風呂。その先にはまるで絵画のような景色が広がり、癒しと寛ぎを叶えてくれるものが全て詰まった贅沢な空間です。玄関エリアでスリッパに履き替えて居室に入ることで、自宅に帰ってきたように一旦気持ちをリセットできるのが個人的には良いなと思いました。
ちなみに、玄関の右手側にはお手洗い、左手側にはウォークインクローゼットが備わります。もちろんどちらも扉付ですが、玄関と居室の間も扉で仕切ることができ、ここでもプライバシーへの配慮が伺えます。どこから紹介をしようか迷ってしまいますが、やはりお部屋の一番のポイントは温泉風呂があるバスルームではないでしょうか。
新姥子温泉の源泉が24時間注がれており、好きなときに何度でも温泉に入れるのが本当に贅沢です。大人2人が足を伸ばせるほど大きな大理石の浴槽もさることながら、バスルームの床全面が床暖房になっていたことにも驚きました!足元が冷たくないだけでなく、濡れてもすぐに乾くので、湿気対策にもなっていることに感心しました。湯船の左右に洗面台が設けられているので、2人同時に朝の身支度を行えますし、この女優ミラーは、個人的にテンションが上がるアイテムのひとつです。
ガラス扉の中は、ハンドシャワーとオーバーヘッドシャワーが備わるシャワールーム。「ブルガリ」のバスアメニティ「オムニサンス」のスキンケアセット、歯ブラシやヘアブラシなど、アメニティも充実しています。さらに、バスローブが掛けられているスペースには、タオルや脱衣籠、浴槽内に敷く滑り止めマットの他「ANKER」のポータブル Bluetoothスピーカー、湯船に浮かべて香りを楽しむ「ヒノキリボン」など、バスタイムをより充実させてくれるアイテムが用意されています。段差が付いた浴槽は、肩まで湯に浸かることも半身浴も可能。窓を全開にすれば外の風を感じられ、あまりの心地良さに長湯をしてしまいました。開放感抜群のテラスは、湯涼みにもぴったり。自分だけの温泉に浸かり、ただただ景色を眺めることの幸せを実感いたしました。上質な眠りを叶えるベッドやこだわりのアイテムが贅沢な滞在を演出続いては、居室部分をご紹介。
「ひらまつ」がホテルを始めるにあたって、食事だけでなく、客室の空間や眠りにもこだわったというだけあり、ベッドには「大塚家具」と米国の「キングスダウン社」が共同開発したマットレス「レガリア」を採用。
ベッドに包み込まれて一体になるような心地良さは、今までに味わったことが無い感覚で、翌朝は、ベッドから出たくないと何度も思ってしまった程でした。ベッドサイドには、ワークスペースとしても使えそうなデスクがありましたが、私は少しでも長く景色を眺めていたかったので、滞在中は殆ど、こちらのソファーで寛いだり仕事をしたりしていました。ダイニングチェアの背に掛けられていた「zoeppritz」のブランケットがとても気持ち良く、こういったアイテムがひとつあるだけで、お部屋でのひとときがより快適に感じられます。ミニバーに用意されている水、ポットに入った冷たいレモンミント水、コーヒー、お茶類、冷蔵庫内のビールやジュースは全てフリー。夕食まで時間があったので、コーヒーと共にウェルカムスイーツを楽しみました。パジャマやスリッパ、貸切風呂に行く際の館内着やガウン、籠バッグなどは玄関の左手側にあるウォークインクローゼットに揃っています。こちらは、館内着の上に着るガウン。館内着(左)とパジャマ(右)は、どちらも上下セパレートタイプなので動きやすく、はだける心配もありません。大きな湯船を独り占め!開放感とプライベートを両立した貸切露天風呂今回、夕食を19時からでお願いしていたので、その前の18時~18時40分の枠で貸切風呂を予約しました。
一度本館を出て、レジデンス棟に向かう小路の先に、貸切風呂の建物が見えてきます。造りはどちらも同じ。私は2の方を利用しました。中に入ると玄関スペースには、バスタオルやボディタオル、水が用意された棚と、お手洗いが。脱衣室には洗面台が2つあり、それぞれにアメニティ類が用意されていました。バスアメニティは「LEAF&BOTANICS」。洗面台と同様に、洗い場も2つありました。写真から伝わりにくいかも知れませんが、大人が7~8人は余裕で入れるのではと思う程、広々とした湯船に感激しました!開放感がありながらもプライベートも保たれていて、見えるのは自然の景色だけ。日没から夜になっていく時間帯に利用したこともあり、空にはいくつかの星を見ることもできました。
お部屋のお風呂で十分と思っていましたが、実際に利用してみて、また別の時間にも利用してみたいと思う程の満足感を味わえた40分間でした。開放感溢れるメインダイニングでいただく五感で楽しむディナーコース温泉にたっぷりと癒された後は、1階のメインダイニングにて、お待ちかねのディナー。2階にあるロビーラウンジからスタッフの方が案内してくださるのですが、階段を下りてダイニングに向かう感じが、とてもワクワクした気持ちにさせてくれます。ラウンジ同様に絵画が飾られ、少し明るさを落とした照明が落ち着いた大人の雰囲気を醸しています。窓の外には、幻想的にライトアップされた水盤の景色。今回私は「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」の開業5周年を記念した、期間限定の「プレミアムディナーコース」をいただきました。※開業5周年記念の「プレミアムディナーコース」については、インタビュー記事「女将に聞く、5周年を迎えた「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」が愛され続ける秘密とは」でもご紹介しています。華道の世界観を取り入れた「サレ」は、開業時に創り出され、今や「ひらまつ」の他の店舗でも定番スタイルとなったメニュー。どの料理も、目の前で仕上げをしてくれるプレゼンテーションも素敵で、単に料理を食べるだけでなく、体験として満喫することができたのがとても印象的でした。コースの仕上げには、見た目も可愛らしい2種のデザート。スタッフの方との会話も楽しみつつ、最後の最後まで、心もお腹も満たしていただきました。癒し旅の仕上げに、朝風呂と朝食で元気をチャージ温泉と美食に癒され、心地良いベッドでぐっすりと眠れたお陰で、翌朝は本当に気持ち良く目覚めることができました。
爽やかな朝の景色を眺めながらゆっくりと朝風呂に入り、朝食に向かいます。同じ場所でも、夜と朝とでは全く違った印象に。大きな窓からはたっぷりと光が差し込み、明るく開放的な雰囲気です。「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」の朝食の定番メニューとして人気の「トマトのパン粥」をはじめ、ローストビーフのサラダや、トリュフソースがかかったキノコと卵のグリルなど、一皿一皿が丁寧に作られていて、とても満足感がありました。デザートには、みかんのコンポートとパンナコッタを、ハーブティーと共に。この日もお天気に恵まれ、目の前に広がる水盤に青い空と木々の緑が映り込み、とても幻想的。美味しい朝食と気持ちの良い景色に、朝から元気をいただきました!
暖かい季節には、テラス席での朝食も気持ちが良さそうです。お部屋に戻った後は、景色を眺めながら食後のお茶を楽しんだり、温泉に入ったり、ベッドに寝転んだりと、チェックアウト時刻の11時ギリギリまで、何もしない贅沢を堪能させていただきました。女将やスタッフの皆さんの温かい笑顔と、富士山に見送られて帰路に。
ラグジュアリーな空間に美味しい食事、良質な温泉、洗練されていながら温かみのあるおもてなし。どれを取っても居心地が良く、またすぐに再訪を願うリピーターのお客様が多いことに納得でした。
わざわざ遠くに出掛けなくとも、東京から約1時間半のアクセスで非日常の癒しと寛ぎを満喫できる「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」。私自身も、リピーターの一人になってしまいそうです。 THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原 神奈川県/箱根・仙石原 詳細情報はこちら  

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THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原
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4.5

38件の口コミ
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神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1245-337
phone
0460838981
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