
本当は秘密にしておきたいとっておきの隠れ家が、瀬戸内にあります。「オーベルジュ ドゥ オオイシ」は、フランス料理のシェフがつくる5部屋だけの大人のオーベルジュ。海と緑に囲まれた絵画のようなオーベルジュこの小さなオーベルジュは、香川県・高松駅から国指定の史跡および天然記念物に指定されている「屋島」の方面に車を走らせ約15分の場所にあります。
地中海のリゾートホテルのような雰囲気で、道路を挟み一方がレストラン棟、向かいが瀬戸内海に面した宿泊棟という造り。オーベルジュとは、フランスの田舎によくある宿泊施設が併設されたレストランを指し、小規模な施設が多いことも特徴の一つです。「オーベルジュ ドゥ オオイシ」は5室だけの小さな宿で、宿泊の利用は中学生以上から。緑あふれる中庭やフロントがある白い建物、そして海と空の青のコントラストが非日常を演出。どこを切り取っても絵になる、フランスの片田舎を思わせるような場所が点在しています。四季の小径を歩いたり波音を聞きながら本を開いたり、シンプルでいて贅沢な時間を過ごせることでしょう。瀬戸内海に面した海外リゾートを思わせるプライベート空間居心地の良い部屋はすべてスイート。テラスが備わる80平米のツインルームと、テラスと屋上デッキが備わる106平米のツインルームがあります。室内は天井が高く、海辺の窓は大きく開放感があります。窓の外には瀬戸内海が広がり、まさに絶景。テラスからは好きな時に庭に降りることができます。目の前には船が行ったり来たり。緑の島がゆったりと連なる海の景色に、都会の喧騒を忘れ、いつしか心も穏やかに。屋上デッキからの景色。昼には波の音に耳を傾け、夜には海越しに届く街の光を愛でる、そんなひとときに憩うのも旅ならではの醍醐味ですね。さりげなく飾られている家具や小物など、インテリアにもセンスの良さが光ります。
ダイニングスペースとベッドルームが分かれるゆとりのある空間には、テレビがありません。必要な場合は貸出していただけますが、穏やかな海を目の前にしたら、電源を入れることはないかもしれませんね。瀬戸内の季節の味わいを活かしたこだわりのフレンチディナーは屋島のふもと、緑に包まれたレストランでいただきます。いつもの旅より少し気取ってドレスアップしていくと、また気分が高揚しそうです。
お料理はオーナーシェフの大石正邦氏によるこだわりのフレンチ。瀬戸内の食材とフランスの季節の味わいを取り入れた旬の味覚を味わえます。特筆すべきは海産物。瀬戸内は、春はアイナメ、夏はアワビ、秋は真鯛、冬は小フグなど、四季を通じて様々な海の幸に恵まれる土地。シェフが毎朝仕入れに出かけ、その日のメニューに登場します。オーベルジュならではのこだわりが、お料理と一緒に愉しめるワイン。フランスのワインを中心とした約100本の中から、ソムリエと相談しながらセレクトできます。自然派ワインも取り揃えているので、お好みやお料理に合わせて選んでみては。朝食はゆったりと、人目を気にせずルームサービスで。無農薬の果物がぎっしりと詰まった自家製ジャムや、無農薬で作られたはっさくや夏みかんのマーマレード、塩と小麦粉、水とイーストだけを使ったシンプルな自家製パン、食感の愉しい香川県産の結晶蜜など、フランス流のシンプルな朝食をお部屋まで運んでいただけます。一つ一つのセッティングが素敵で、ドリンク類の量もたっぷり。
晴れた日にはテラスに準備してもらうこともでき、目の前に広がる瀬戸内海と共に優雅な時間を愉しめます。チェックアウトは11時。帰る頃には、なかなか去りがたいと思ってしまう人も多いのでは。「オーベルジュ ドゥ オオイシ」には併設のショップがあり、パンやケーキ、お惣菜やドレッシングなどを購入できます。旅の思い出に、帰り道のおやつに、ぜひ覗いてみてください。海と緑に包まれた瀬戸内の風景の中では、時間の流れも違って感じられます。現実から離れて波の音を聴きながら空をひたすら眺め、そして旬の食材をふんだんに使用したフレンチに舌鼓を打つ…そんな静かな贅沢に飢えている人に、覚えていてもらいたい宿の一つです。 オーベルジュ ドゥ オオイシ 香川県/高松 詳細情報はこちら
