日本酒を飲みながら湯浴みを満喫できる宿5選

大きい湯船に浸かりながら、美味しい日本酒をクイッと一口。そんな大人しか味わえない、贅沢な湯浴みはいかがですか。今回は日本酒と共にお風呂が愉しめる宿をご紹介。様々なロケーションをつまみに至極の一杯をどうぞ。1：太宰治が愛した谷川の温泉に浸かりながら升酒を愉しむ旅館たにがわ（群馬県／谷川）谷川岳の麓、上信越高原国立公園内に佇む「旅館たにがわ」。“谷川岳に手が届きそう”というキャッチフレーズが付けられているように、谷川岳の四季折々の景観を望むことができるお宿です。宿の前身である「谷川館」には、かの文豪・太宰治が執筆のため滞在したという逸話も。宿の湯は、アルカリ性単純泉の谷川温泉。大浴場と露天風呂が男女2つずつ（入替有）、貸切露天風呂も2つ備わっています。大浴場では、午後9時までなら升酒やアイスクリームを提供（有料）してもらえます。薬湯としての歴史を持つ名湯に浸かりながら、淡い檜の香りがする升に注がれた地酒を味わいましょう。旅館たにがわ群馬県／谷川詳細情報はこちら 2：大浴場に日本酒のサーバーがある贅沢な宿湯の花荘（栃木県／塩原温泉）栃木県・塩原温泉。美しい渓谷美を作る箒川沿いに佇む宿「湯の花荘」。全12室の客室すべてから箒川が望めます。また、景色だけではなく割烹旅館としても多くのゲストを魅了。四季折々の旬の料理は、味はもちろん見た目など五感で愉しませてくれます。客室に備わるものも含め、全館のお風呂で源泉掛け流しの湯が堪能できます。渓流沿いに造られた露天風呂では、升酒やビールを出前してもらえます。お風呂に注がれている温泉と同じ“まじりっけなし”の日本酒もいいですが、キンキンに冷えたビールをいただくのもたまりませんね。大浴場の方には、日本酒のサーバーが置かれているそう。こちらはお風呂上りにいただくことをおすすめします。飲みすぎにはご注意を。湯の花荘栃木県／塩原温泉詳細情報はこちら 3：貸切露天風呂で新潟の秘湯と地酒を満喫妙湶和楽嵐渓荘（新潟県／越後長野温泉）新潟の秘湯、越後長野温泉の山里に佇む一軒宿「妙湶和樂　嵐渓荘」。木造3階、てっぺんにある見晴らしのやぐら「望楼（ぼうろう）」が印象的な外観。昭和の初め頃に燕駅前にあった旅館を移築したものだそうです。映画のワンシーンに登場しそうな存在感たっぷりな建物は、国の登録有形文化財にも登録されています。お宿の湯は、源泉湧出温度16.5℃の効能たっぷりな冷鉱泉。そのため入浴に適した温度まで加温しており、ぬるめのお湯となっています。貸切風呂限定で「露天で一杯セット」（有料）のサービスがあり、新潟の地酒・五十嵐川が味わえますよ。療養泉に該当する湯にゆっくりと浸かりながら、ちびちびと日本酒を堪能しましょう。妙湶和樂　嵐渓荘新潟県／越後長野温泉詳細情報はこちら 4：モダンでおしゃれな京町家に備わる半露天で味わう一杯季楽京都銭屋町（京都府／京都市下京区）京都市内の地下鉄烏丸線「五条駅」のほど近くに建つ「季楽京都銭屋町」。古き良き日本の風呂文化をテーマにした1棟貸しタイプの宿です。築70年以上の大きな京町家を改修し、風呂処の暖簾をイメージした「藍」と「朱」という2つの棟で構成されています。京町家の趣を残した室内にあるのは、モダンな浴室。内湯、外湯を楽しむことが出来る京町家は世界にここだけです。その浴室の冷蔵庫には、日本酒がサービスで備わっています。照明でライトアップされた坪庭を眺めながら、徳利から注いだお酒をいただきましょう。季楽京都銭屋町京都府／京都市下京区詳細情報はこちら 5：伏見の日本酒を湯船に注いだ贅沢な酒風呂を堪能清水小路坂のホテル京都（京都府／東山）京都の「清水寺」に至る五条坂のすぐ近くに、和の静寂と機能性を兼ね備えた「清水小路坂のホテル京都」は佇んでいます。滞在スタイルに合わせて選べる客室は17タイプ。インテリアは白木の家具をアクセントに、自然素材を用いたアースカラーで統一されています。ほとんどのお部屋には檜のお風呂が備わり、半露天風呂がある客室も。この宿では、サービスで珍しい酒風呂が愉しめます。お部屋には伏見の日本酒が置かれており、それを湯船に贅沢に注いでいきます。酒風呂は、血行を促進し保温保湿効果や美白効果があると言われているそう。家ではなかなかできない特別な湯浴みを満喫しましょう。清水小路坂のホテル京都京都府／東山詳細情報はこちらお風呂に浸かりながら、地酒をいただく。お酒好きでなくても一度は試したくなる湯浴みのシチュエーションではないでしょうか。ただ決して飲みすぎず、情緒を感じながら良い塩梅で愉しんでくださいね。　