日本ワインを巡る旅~山梨のワイナリー~


2020.10.07

一休コンシェルジュ

日本ワインの生産量・出荷量共に日本一を誇る山梨県。日帰りで気軽にワイナリーを訪れることもできますが、時間を気にせず、またはとことん巡りたい方には、ぜひ泊まりで訪れることをおすすめします。今回は、ワイン好きの私が推しているワイナリーと、ワイン旅におすすめの宿をご紹介します。
※2020年9月30日現在の情報となります。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、一部内容が変更になる場合・ワイナリー訪問の受付を中止する場合があります。詳細は、各ワイナリー・宿泊施設にお問い合わせください。「勝沼ぶどう郷駅」周辺
1000年以上という長い間、甲州ぶどうを作り続けてきた勝沼という土地は、日本ワイン好きなら一度は降り立ってみたい「聖地」の一つ。「勝沼ぶどうの丘(https://budounooka.com/)」には甲州市内のワイナリーのワインが販売され、地下のカーヴでは約180種の試飲を楽しむことができます(有料)。まずはこちらで気になるワイナリーをチェックするのも良いでしょう。周辺には多数のワイナリーがありますので、脚力に自信のある人は徒歩で、あるいはタクシーで、お目当てのワイナリーへ。【おすすめのワイナリー】
・勝沼醸造:https://www.katsunuma-winery.com/
「勝沼醸造」の母屋は築140年の日本家屋。
暖簾をくぐると、テイスティングカウンターがあり、奥にはワインが飲めるテラスもあります。入ってすぐの蔵には、貯蔵庫、グラスギャラリーも。勝沼醸造では自社畑での栽培をはじめ、地元山梨のぶどう農家と契約し、日々美味しいぶどうをつくる研究をしているそうです。
直営のレストラン「風」では、絶品のローストビーフと共に美味しいワインをいただくことができます。ワインのエチケットは、「有馬温泉 陶泉 御所坊」でもデザインを手掛ける綿貫宏介氏によるもの。★おすすめワイン
https://www.katsunuma-winery.com/products/
・アルガブランカ ブリリャンテ(2016※在庫わずかのため2017に順次切り替え)
勝沼町の甲州種を100%使い、瓶内二次発酵で醸造し、2年以上の瓶熟成で仕上げた辛口のスパークリングワイン。キメ細やかでクリーミーな泡立ち、柔らかな口当たりの中に甲州の優しさと爽やかさが凝縮されています。・アルガブランカ ピッパ(2016)
日本固有の品種甲州から世界に通ずるワインをつくりたいという夢から生まれたワイン。勝沼町の甲州種を使い、フレンチオークの古樽にて6カ月醸造、瓶熟成2年以上を重ね丹念につくられた名作。果実味と滑らかな樽香がバランスよく感じられ、複雑で優雅な味に仕上がっています。・まるき葡萄酒:http://www.marukiwine.co.jp/index.html1891年(明治24年)に「マルキ葡萄酒」を設立以来、長きにわたりワインづくりを続けている現存する日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」。現在、全国各地に自社圃場を所有し、原料づくりから真摯に取り組まれています。
ワイナリーのある「MARUKI VILLAGE」には、下岩崎ヴィンヤードの畑が広がり、ワイナリーツアーやテイスティングツアーが行われています(要事前予約)。こちらのワイナリーでは、放牧したかわいらしい羊たちが畑を動き回っています。環境に優しく、自然を破壊しないワインづくりを目指しているのが特徴です。★おすすめワイン
・レゾン 甲州(自社農園収穫)(2018)
https://marukiwine.shop/?pid=141960662
不耕起草生栽培と減農薬による極力自然な環境で育てた自園の甲州種を使用。低温、長期発酵で深みのある味わいに仕上げています。
完熟した葡萄に起因する柑橘や洋梨、りんごを思わせる上品な果実香。上品で爽やかな甲州の特長を生かしながら、ドライで重厚な味わい。・ラフィーユ 樽ベーリーA (2018)
https://marukiwine.shop/?pid=150932861
完熟したマスカット・ベーリーAをセニエ法(全体の10%の果汁を引き抜き、もろみ成分を濃縮させる)により抽出し、フレンチオークの新樽と古樽を用い、11カ月熟成。
濃厚な色合いでマスカット・ベーリーA特有の華やかな香りと、柔らかい渋み、心地よい樽のニュアンスがあり、リッチな味わいです。料理との相性も良く、特に醤油やみりんを使った料理に合います。「塩山駅」周辺塩山地区は甲州に加えてデラウェアの栽培が盛んです。歴史あるワイナリーが多い中、近年醸造を開始した小規模ワイナリーも高品質なワインを生み出していて、注目が集まるエリアです。【おすすめのワイナリー】
・塩山洋酒醸造株式会社:http://www.enzanwine.co.jp/1957年(昭和32年)、果実生産者組合を母体に設立されました。欧州系品種での醸造を一切行わず、日本品種にこだわりを持ち、より良いワインづくりを追求するワイナリー。
自園農場をはじめ、契約栽培農家で生産された山梨県内産ぶどうを100%使用。甲州種ワインは日本ワインコンクールにおいても連続受賞を続けています。日本品種で塩山洋酒ならではのワインづくりを日々研究しており、山梨ならではの一升瓶ワインも数種類醸造しています。
※現在ワイナリー場内見学とテイスティングを当面の間中止中ですが、好きなワイナリーの一つなのでご紹介いたしました。
★おすすめワイン
・SALZ BERG Koshu (2019)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/enzanwine/s0001.html
甲州種をステンレス熟成したものと樽熟成させたものをブレンド。「SALZ BERG」はドイツ語で「塩山」という意味。
ほのかに香る樽香と果実味が広がる辛口に仕上げられていて、キレのある酸と深み。香りも良く、キリっとした酸と程良い樽香が溶け込み、僅かな甘みを感じる味わい。以前過去のヴィンテージの垂直飲みをしたことがありますが、年を置くとより深みと複雑さが増す、興味深いワインです。・甲州 重川(2019)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/enzanwine/s0002.html
重川という川に近い畑から採れた甲州(自社農園)でつくられたもの。洋ナシや和柑橘を感じさせる香りが広がり、甲州らしい余韻の長い酸で爽やかな辛口に仕上がっています。甲州の果実味をしっかり感じながらすっきりと飲みやすく、和食によく合います。・奥野田ワイナリー:http://web.okunota.com/「奥野田ワイナリー」は甲州市塩山に位置する小さなワイナリー。
1.5ヘクタールの自社農園でワイン用ぶどうの栽培とワイン醸造に取り組んでいます。
ワイナリーから徒歩3分程の場所にある自社農園の日灼圃場(HIYAKE VINEYARD)では、栽培についてのこだわりやぶどうの生育ステージごとの説明を、ワインセラーでは熟成中のワインや瓶内二次発酵中のスパークリングワインの製造工程を見学できます(要事前予約)。
かわいらしいエチケットも特徴の一つで、ワイナリーを営む中村さんの奥さまが、ワインの味わいをイメージして描いているそうです。
★おすすめワイン
・メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン(2017)
http://okunota.jp/ca2/45/p-r2-s/
自社農園で収穫したメルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%をアッサンブラージュし、オーク樽にて12カ月熟成されたワイン。スミレやカシス、根菜類などを思わせる深く豊かな果実香と、樽由来のコーヒーやビターチョコレートなどの香りが溶け合い、滑らかなタンニンと酸味がエレガント。瓶熟成によりブドウのポテンシャルをより深く感じさせる一本です。・ラ・フロレット ローズ・ロゼ(2019)
http://okunota.jp/ca4/43/p-r-s/
ミルズという希少品種とデラウェアでつくられたロゼのデザートワインです。エチケットのように、バラの花やライチ、白桃を思わせる芳香を感じます。爽やかな甘みの中に酸味を感じる、上品でチャーミングな味わい。「笛吹市」周辺
山梨県のほぼ中央に位置する笛吹市。ワインの原料となるぶどう栽培が盛んなことから、数多くのワイナリーが勝沼・塩山・山梨市と同様に存在します。家族で経営する小さなワイナリーから他資本が参加した大きなワイナリーまで、様々なワイナリーがあります。【おすすめのワイナリー】
・ルミエール https://www.lumiere.jp/1885年(明治18年)に醸造所が誕生して以来、甲州の葡萄とテロワールを大事にしてきた老舗ワイナリー・ルミエール。
自然の力を生かした農場の整備やぶどう栽培、ヨーロッパ品種の導入に取り組み、高品質なワインを生産しています。
ワイナリーでは、ぶどう畑や醸造棟、文化財にも認定された「石蔵発酵槽」や地下セラーをご案内する見学ツアーを実施しています(要予約・有料)。
ワイナリーレストラン「ゼルコバ」では、地元の食材を用いた、目にも鮮やかで身体に優しい料理がいただけます。
★おすすめワイン
・トラディショナル スパークリング KAKITSUBATA
https://www.lumiere.jp/products/detail/37
イギリスのスパークリングワイン専門誌「GLASS of BUBBLY」主催の「グラス オブ バブリー アワード 2019」で部門最高賞を受賞しました。笛吹市・甲州市の異なるヴィンテージの甲州種を100%用い、瓶内発酵後に長期間熟成。発酵時のクリーミーな泡をそのままに、リンゴの蜜やグレープフルーツの香り、樽由来の香ばしさも漂う重厚感のある味わい。スパークリングワインの美味しさに定評のあるルミエールならではの上質な1本です。・プレステージクラス マスカット・ベイリーA(2017)
https://www.lumiere.jp/products/detail/77
勝沼地区のマスカット・ベイリーAを使い、フレンチオークとアメリカンオークの樽で1年間熟成しアッサンブラージュしたミディアムボディーの赤ワイン。赤い果実と樽の香りがバランスよく溶け込み、口あたりの滑らかさと共に果実の凝縮した味わいも感じられます。山梨のワイナリー巡りにおすすめのホテル&旅館滞在中もワインを楽しめる、ワインに力を入れているおすすめホテルや旅館をご紹介します。笛吹川温泉 坐忘現存する日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」が営む温泉宿。3,000坪の敷地にわずか23室のみという贅沢感とプライベート感を同時に味わえます。築140年の古民家を移築したお食事処「懐石 まる喜」では、茶料理と甲州ワインのマリアージュを。
畳敷きの上にゆとりのあるソファーや、ダイニングテーブルが並ぶライブラリーでは、こだわりの蔵書と共に「まるき葡萄酒」のワインやコーヒーなどのソフトドリンクを自由に飲むことができます。 笛吹川温泉 坐忘 山梨県/笛吹川 詳細情報はこちら 星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳「ワインリゾートの更なる進化」を掲げて2017年4月に大規模リニューアルした「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。レストラン「OTTO SETTE(オットセッテ)」では、ソムリエがセレクトするワインと共に独創的なイタリア料理を。「八ヶ岳ワインハウス」では、ワイン文化や歴史、生産者の想いに触れ、24種類ものワインを実際に見て味わいながら学べます。「八ヶ岳」で厳選された素材を使用した上質なオイルトリートメントが魅力のスパ「VINO SPA®」もあり、ワイン文化とワインのあるライフスタイルを満喫できます。 星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 山梨県/小淵沢 詳細情報はこちら フルーツパーク富士屋ホテル甲府の山並み、笛吹川の清流を見下ろす丘に佇む西洋館。「西欧料理 ラ・コリーナ」「日本料理 笛吹川」「鉄板焼 けやき」「カフェ ベラヴィスタ」の4つのレストランでは、旬のフルーツとのコラボレーションや、山梨県産のワインとのマリアージュなどオリジナリティー溢れる逸品の数々をいただけます。 フルーツパーク富士屋ホテル 山梨県/山梨 詳細情報はこちら 甲府 記念日ホテル(旧:甲府富士屋ホテル)名湯・湯村温泉の一角に佇む、シティの華やかさとリゾートのやすらぎを見事に調和させた「記念日にご利用いただくための」ホテル。「鉄板焼レストラン KEYAKI」「中華料理 桃華樓」「日本料理 雲居」「カフェテラス ウィステリア」など、ダイニングも多彩なラインナップ。また夜景を堪能できるメインバー「ザ・メイプル」では、ゴージャスで洗練された空間で極上の時間を楽しめます。 甲府 記念日ホテル(旧:甲府富士屋ホテル) 山梨県/甲府 詳細情報はこちら 名門から新進気鋭の若手生産者まで、様々なタイプのワイナリーが存在する山梨。改めて日本ワインの幅広さを感じ、訪れるたびに新しい発見があります。興味を持たれた方は、ぶどう畑を眺める旅に出かけてみてはいかがでしょうか。The post 日本ワインを巡る旅~山梨のワイナリー~ first appeared on 一休コンシェルジュ. 

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勝沼醸造株式会社
place
山梨県甲州市勝沼町下岩崎371
phone
0553440069
opening-hour
10:00-16:30

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