【滞在記】絶景と美食と温泉と。心が満たされる新潟「里山十帖」時間


2020.02.12

一休コンシェルジュ

雪に覆われた山が連なる壮大な絶景。大地の恵みを感じる滋味深い料理。湯の花が舞うトロトロとした美肌の湯――。新潟県・南魚沼の里山にひっそりと佇む「里山十帖」は、豊かな自然の中で自由な滞在を楽しむことができる温泉宿です。
今回はRICOH「THETA」の360°写真と併せて、編集部のmisakiが体感した「里山十帖」の魅力をご紹介します。東京から1時間40分で、喧騒から離れた別世界へ東京駅から越後湯沢駅まで、新幹線に揺られること約1時間20分。自分が想像していたよりも近い「新潟」に喜びを感じながら、在来線へ乗り継ぎさらに10分。車内からの見晴らしもよく、あっという間に最寄り駅の大沢駅へ到着です。大沢駅からは無料送迎(要予約)があるので、雪道を運転する機会が少ない人でも安心。車で約5分、1本道を上がっていくと突き当たりに看板が見えてきます。「里山十帖」を手掛けたのは、雑誌『自遊人』の編集長であり、クリエイティブ・ディレクターの岩佐十良氏。2014年に従来の旅館とは異なる「提案型施設」「体感するメディア」としてオープンし、宿泊施設で初めての「グッドデザイン賞 BEST100」を受賞しました。築150年の古民家とデザイナーズ家具の見事な調和powered by THETA 360.biz正面玄関を入ってまず魅了されるのが、高さ10mの吹き抜けが開放的なロビー。築150年の古民家をリノベーションしており、現在では到底手に入らないような貴重な総ケヤキ造りで、釘を使わずに組み上げられています。次に驚いたのが、館内の暖かさ。上着を脱いでしばらくすると、ポカポカと暑いくらいに。
暖まって上がった空気が床へと循環するエアサイクルを導入しているため、床暖房のように足元まで温まるんだとか。靴下や素足で歩くことができるので、自宅のようにくつろげるのが嬉しいです。「チェックインはお好きなお席で」ということで、ロビーの中2階にあるラウンジ「小屋組み」へ。その名の通り、こちらでは迫力ある小屋組をより間近に見ることができます。
また「フィン・ユール」をはじめとした国内外のおしゃれなデザイナーズ家具と、滞在中自由に楽しめるソフトドリンクやお菓子類が並ぶ館内の人気スポットです。ウェルカムドリンクと一緒に出てきたのは、新潟の伝統野菜である「かぐら南蛮」の手作りケーキと野菜の漬物。味噌がほんのり香るケーキの優しい甘さと漬物のさっぱりとした塩味が、移動で疲れた身体に染み渡ります。洗練されたインテリアに囲まれる全13室客室は日本百名山の巻機山を望む「マウンテンビュー」と、里山の森を望む「フォレストビュー」、別棟にある離れの3タイプ。
全13室ありますが、インテリアや家具、露天風呂付きやシャワーブースの有無などお部屋の造りがすべて違うので、お気に入りのお部屋を見つけるのも楽しみの一つです。powered by THETA 360.biz今回は実際に宿泊させていただいた、「マウンテンビュー」の「露天風呂付 Viewコーナーメゾネット」 をご紹介します。
ドアを開けると、下階がリビングルーム。中央には「ハンス・J・ウェグナー」のソファ、壁には川上シュン氏のアート作品が飾られ、和歌山県産ヒノキと白を基調としたお部屋のアクセントとなっています。テラスにはヒノキの露天風呂を完備。舞い降りる雪を眺めながら、贅沢な湯浴みを楽しむことができました!
洗い場は露天風呂の横と室内のシャワールームがあるので、寒い日は屋内を利用するなど使い分けることも可能です。ベッドルームは階段を上がった上階。powered by THETA 360.biz角部屋なので2面の窓から光が差し込み、日中は電気を付けなくても明るいです。大きなワーキングデスクは、仕事やちょっとした作業にもぴったり。
コーヒーやハーブティー、冷蔵庫内のドリンクはフリーなので、ロッキングチェアに腰かけて寝る前の一杯や朝のコーヒータイムを満喫しましょう。宿周辺は他に建物がないため、テラスに出ると山と雪に囲まれた静寂の世界が広がります。時折屋根から滑り落ちる雪の音に耳を傾けながら、のんびりとしたひとときを過ごせることが何よりの至福の時間だと実感しました。自遊人オリジナルのルームウェアとガウンは、肌触りが優しくて着心地も抜群。館内のどこへでも着て行くことができますよ。環境への配慮と使い捨てを減らすため、備え付けのアメニティーは必要最小限のみ。シャンプー&リンスやオーガニックのコットンは肌にも優しく、お気に入りになりました。絶景露天風呂ランキングで1位に輝いた湯処「天の川」お部屋で一息ついた後は、カゴに用意されたタオルを持って早速大浴場へ。湯処「天の川」は別棟にあり、渡り廊下で繋がっています。男女入れ替え制(22時)で、2か所の露天風呂と内風呂を備えます。powered by THETA 360.bizこちらは入り口向かって右手にある露天風呂。斜面ギリギリに作られたインフィニティ露天風呂で身をゆだねれば、目の前に広がる絶景の一部になったかのよう。
晴れた夜には、頭上に満天の星や天の川を望みます。powered by THETA 360.bizもう一方は丸い石造りの露天風呂です。訪れた日は雪がちらつく曇り空でしたが、晴れた日には巻機山をはじめ、標高2,000m級の山が連なる大パノラマを一望することができます。
大浴場の利用は、15時から翌朝10時まで。移り変わる景色を眺めながらの湯浴みは、いつ訪れても絶景です。滋味深い料理で身体の内側から元気にpowered by THETA 360.bizレストラン「早苗饗 −SANABURI−」は、ロビーの隣に。こちらは10mの吹き抜けと10種類以上のデザイナーズチェアが並ぶメインダイニングです。「大地の恵みを感じていただくこと」「食材の力を感じていただくこと」をテーマに、“二十四節気、七十二候”を大切にした料理を提供しています。
夕食は2室ある特別室のうち、 「紫檀」で“里山十帖 – 小寒の頃 芹乃栄 -”をいただきました。
※特別室の利用は要予約。利用料は飲食代の別途10%
 個室確約のプランでご予約の際は利用料無料『出来立て胡麻豆腐』
「写真を撮ったらぜひ早めに食べてくださいね」と声をかけていただいたので急いで食べると、出来立てのトロトロでびっくり!
一緒に添えてある胡麻の出がらしは、しっかりとした食感で食べ応えがあります。郷土料理『からしなます』
小鉢に入っているのがハタの燻製、手前がからしなますとバイ貝です。左から「あべ ホボホボゼンコウジキモト」「〆張鶴 しぼりたて原酒」「高千代 純米おりがらみ生原酒」これには迷うことなく日本酒を!内容はお料理に合わせて日々変わるそうなので、スタッフの方と相談しながら「新潟の限定日本酒3種テイスティング」をチョイスしました 。鼻から抜ける燻製の香ばしい香りも、ピリッとアクセントが効いたからしなますも、日本酒との相性抜群です。ブリは、雪に見立てた大根おろしとかぶらペーストとともに。メインのお肉は新潟県妙高産の短角牛です。付け合わせはゴボウ、菊芋、里芋。そしてクワイのチップス。
お正月の縁起食でもあるクワイを、チップスでいただいたのは初めての経験でした。もう一つのメインが登場!新潟・魚沼といえば、日本国内有数の米どころ。
「早苗饗 −SANABURI−」ではテーブルごとに土鍋で炊き上げた、炊き立てご飯をいただくことができます。南魚沼の米仙人、清さんのコシヒカリです。1膳目はご飯だけで、お米本来の甘みと旨味をしっかり噛みしめて。2膳目は漬物と一緒に。3膳目は野菜エキスがたっぷり入った自家製カレーと、余すことなく美味しくいただきました。powered by THETA 360.biz食後に立ち寄りたいのが、ラウンジ「hito – bito」。昼間はお茶やコーヒー、19時から22時まではバータイムとしてウイスキーや日本酒などが並び、自由に楽しむことができます。昼間にチェックインを行った「小屋組み」も、19時から22時までアルコールが並ぶバーラウンジに。スタッフは常駐しませんが、「もう一杯飲みたい」を自由に叶えられる空間が複数あるのは嬉しいですね。朝食はご飯が進むおかずの数々が勢ぞろい朝食は、もう一方の特別室「桂」でいただきました。夕食に続き、朝食では目の前でお味噌汁を作ってくださいます。“煮えばな”と呼ばれるお湯の煮え始めたタイミングで味噌を溶かすのが、美味しいお味噌汁を作る秘訣だそう。旬の野菜の美味しさすべてを引き出した、優しいお味噌汁です。他にも納豆に野菜の古漬けを合わせた郷土料理「切り菜」やイワシの生姜煮、コシヒカリをブレンドした飼料で育った鶏の淡い色の出汁巻き卵など。
ご飯がつい進んでしまう、この地ならではのおかずの数々が並びます。powered by THETA 360.biz館内には実際に宿で使用しているアイテムを販売するショップ「THEMA craft & products」もあるので、ぜひ旅の思い出に立ち寄ってみてくださいね。景色や食事、温泉や空間など、そこにあるものを自由に感じながら自由に過ごすことができる「里山十帖」。滞在を通して心が温まり、じんわりと満たされていくような体験となりました。たまには都会の喧騒から少し離れて、「里山十帖」で心に贅沢する時間を過ごしてみませんか。 里山十帖 新潟県/越後湯沢 詳細情報はこちら  

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里山十帖
place
新潟県南魚沼市大沢1209-6
phone
0257836777
no image

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