【取材】佐賀・武雄温泉の全室露天風呂付宿で“庭屋一如”に癒される


2019.10.31

一休コンシェルジュ

佐賀県武雄市。15万坪もの広さを持つ大庭園「御船山楽園」内に佇む宿「御宿 竹林亭」。眼前には標高210mの御船山。その猛々しい岩肌は、訪れるゲストを圧倒させます。今回は編集部yoshida.fが実際に訪れ、取材させていただきました。大庭園と建物が美しく融合したお宿のお部屋や露天風呂など、ご紹介します。安らぐ畳敷きの回廊に見事な楓の木御船山の断崖を見上げながら、数寄屋造りの「御宿 竹林亭」へ。玄関をくぐると打ち水された石畳、そして木と畳のやさしい香り、背筋が凛とするのを感じます。お部屋へ向かう回廊には畳が敷かれています。館内の移動はスリッパを履きません。昨今、触れる機会が少なくなった畳の感触を、直に味わってほしいという想いからだそう。玄関を抜けた中央の中庭に楓の木が。見事な枝ぶりで、秋が深くなれば美しい紅葉が見られそうです。全室に露天風呂が備わる贅沢空間客室はわずか11室。全てに露天風呂が付く贅沢な空間となっています。こちらのお部屋は、「15万坪の御船山楽園にたたずむ竹林亭展望露天風呂付(和洋室)」のひとつ「石楠花」。「御船山楽園」の池のほとりに佇む茶屋を眼下に望めるのも、特徴のひとつ。お部屋の窓際には文机。大庭園を眺めながら、大事な人に手紙をしたためるもよし、備わっている双眼鏡でバードウオッチングをするもよし。プライベートな時間が過ごせそうです。縁側は、竹が敷かれています。畳や竹、足から伝わる感触が気持ちいい。このお部屋には、月見台が備わっています。室内の浴室からもこの月見台からも、展望露天風呂へ行くことができます。小屋型の展望露天風呂は、お部屋から目と鼻の先。草木の間から大庭園が望め、自然の香りとともに温泉を満喫する野趣を感じる湯浴みが愉しめます。展望露天風呂へ向かう途中には、ハンモックが備わっていました。童心に返って横になるのもいいかもしれません。洋室は寝室になっています。壁紙には和紙、ベッドや窓枠には白木を使い、温かみを感じさせつつスタイリッシュな空間に。このお部屋からは、直接「御船山楽園」へ散策することが可能です。こちらのお部屋は「15万坪の御船山楽園にたたずむ竹林亭展望露天風呂付(和洋室)」のひとつ「紫陽花」。2019年3月に洋間を改装したお部屋です。写真に向かって左が寝室の洋間になっています。坪庭を通って寝室の洋間へ。こちらの設えも白を基調としたモダンなデザイン。絨毯のふわふわ感がたまりませんでした。一つひとつの品にこだわりを感じ、ハッとさせられます。白木の月見台の横に展望露天風呂。大庭園が眺められ、開放的な気分で湯浴みが愉しめます。写真左。お盆にちょこんと置かれているガラスの瓶には、金平糖が入っているんです。全てのお部屋に備わっているそう。かわいらしいおもてなしに癒されます。館内やお部屋から「御船山楽園」への散策も館内から直接「御船山楽園」へ散策に出かけられるのも、宿の魅力のひとつです。棚には汗拭きタオルなどが置かれており、気遣いがさすがです。出入り口から味わいがあって素敵。傘とサンダルもあるので、宿から着の身着のまま、15万坪もの広さを持つ「御船山楽園」へ散策できちゃいます。全11室のうち、約半分の客室からもそのまま「御船山楽園」に出られるそう。写真は「山桜」というお部屋の出入り口。大庭園がまるで自分の庭のように行き来できるのは嬉しい。客室に備わる露天風呂も写真の大浴場も「武雄温泉」。アルカリ性単純温泉で無色・無臭。肌ざわりがよく「美人の湯」と呼ばれているそうです。こちらは「湯上り処」。竹が敷かれており、湯上りにマッサージを受けているような感覚に。開放的な空間で、ゆっくり火照った身体を冷ましましょう。美しい庭園が眺められ、こだわりの設えに癒されるお宿「御宿 竹林亭」。明仁上皇陛下、上皇后美智子様もお泊りになったとか。
壮大な景色、一つひとつこだわり抜かれた設え。日本にいるのにどこか異なる世界にいるような、非日常な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。 御宿 竹林亭 佐賀県/武雄温泉 詳細情報はこちら  

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御宿 竹林亭
rating

5.0

1件の口コミ
place
佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
phone
0954230210
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