京都の小路で上質な宿泊体験が叶う、一日一組限定の数寄リゾート


2019.10.10

一休コンシェルジュ

欲張ってあちこち出かけなくても、そこにいるだけで京都の風情に浸れる「suki1038 高台寺」。京町家を1軒まるごとリノベーションした宿で、2019年7月にオープン。1棟貸しだから、利用ももちろん1日1組。誰に気兼ねすることなく、暮らすように過ごせます。風情ある京町家を改装した1棟貸しの宿間口が狭く、けれど奥行きはウナギの寝床のように深い京都の家。一般的に「京町家」と呼ばれていますが、近年はその趣を活かし、バーやレストランなどに改装される例が増えています。とはいえ、活用されずに壊されていく町家も多々あって、残念に思う京都ファンも少なくないでしょう。そんな中、古くからある京町家の風情を活かしてリノベーションし、宿泊施設として利用するケースも登場するようになりました。
「suki1038 高台寺」もそのひとつ。「数寄」は、もともとは「好き」を意味する言葉。風流を好む数寄者好みに改装された施設は、ただそこにいるだけで暮らすように京都を味わえる仕掛けが満載です。伝統的建造物群保存地区内に立地1棟貸しスタイルなので、ホテルと違って施設内にスタッフは常駐していません。
じゃあ、チェックインはどうするの? はい。まずは、市営地下鉄・五条駅近くにあるレセプションへどうぞ。ここで施設の使い方などの説明を受けた後、用意されたタクシーで宿まで向かいます。いよいよ「suki1038高台寺」へ。この施設は、華やかな祇園エリアの東、明治から大正にかけて作られた「産寧坂伝統的建造物群保存地区」内にあって、宿そのものも伝統的建造物に指定されています。
あたりは石畳と石塀が続く狭い路地で、足を進めるたびにちょっとドキドキ。スタッフに案内してもらわなければ、わからなかったかもしれません。路地の最奥、行き止まりに白い暖簾を見つけました。あった、ここだ! ここをくぐれば、もういっぱしの京都人!1、2階合わせて約100平米1階は広いバスルームを中心としたリビングと寝室、走り庭のキッチン。2階は和室で、合わせると約100平米のゆとりの広さ。4人までの利用に対応しています。館内は驚くほどモダンに改装されています。とはいっても京町家の風情はたっぷり。まず、玄関から奥へ抜ける走り庭の開放感の素晴らしいこと!ガラスケースの中には、まるで「おこしやす」と声をかけられているようなウエルカムドリンク&スイーツが。スイーツは京都「聚洸」の上生菓子。ドリンクは、あらかじめゲストの好みを聞いた上で準備しておいてくれたとか。こんなもてなし、これまで聞いたことがありません。こだわりの京都が満載外した時計やアクセサリーをしまえる引き出し、スーツケースを開いたまま収納できるクローゼット、部屋着にもなる麻のバスローブなど、設えはかなり上質。「柳桜園茶舗」のほうじ茶や「IWASHI COFFEE」製のオリジナルブレンドなど、京都の味もたっぷり用意されています。食事の提供はありませんが、せっかくなら京都独特の走り庭のキッチンで、ご飯だけでも炊いてみてはいかが。そういえば、キッチンにはお米マイスターが選んだお米と漆塗りの応量器も備わっていました。必要な食器がすべてひとつの容器に収まっている応量器は、無駄のない禅僧の暮らしのお手本を見るようです。ほら、そんなことをしていれば、すっかり旅人から暮らし人に。京都がますます数寄(好き)になるでしょう。 suki1038 高台寺 京都府/下河原町 詳細情報はこちら  

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