天橋立の絶景を客室や展望大浴場で独り占めする老舗宿


2019.09.26

一休コンシェルジュ

絶景をアピールする宿はたくさんあっても、絶景を約束してくれる宿となると、そう多くはないかもしれません。京都北部にある「玄妙庵」は、その絶景、天橋立の素晴らしい眺めを必ず見せてくれる宿。日本三景に数えられる景色を心ゆくまで味わえる、素晴らしい場所に位置しています。天橋立を目の前に望む高台に立地日本海に面した宮津湾が目の前。玄妙山の中腹、約80mの高台に佇む「玄妙庵」。歴史をたどれば室町時代まで遡るそうですが、現在のような旅館となったのは大正時代に入ってから。昭和天皇を始め、皇族方や芸術家などが泊まられた由緒ある宿で、放浪画家・山下清はここから何度も望遠鏡で天橋立を眺めては「すばらしい!」を連発したとか。山下清はもとより、訪れる人々全てを魅了するのが、玄妙庵から望む天橋立。全長3.6kmの砂浜に約5,000本の松が茂る天橋立は、ご存知の通り、日本を代表する特別名勝。実は、玄妙庵はこの素晴らしい景色をお部屋と浴室、どちらからも眺められる随一の宿なのです。ロビーから眺める、圧巻の飛龍観館内は民芸風数寄屋造り。黒い柱に白壁。木々に包まれたロビーに足を踏み入れると、どのゲストも吸い付けられるように大窓へ向かいます。なぜかというと、そこには龍が降臨するような「飛龍観」の絶景があるから。事前情報などでその素晴らしさは分かってはいても、このファーストビューは感動もの。いつまでも眺めていたくなりますが、滞在中、いつでも目にしていられるので焦る必要はありません。14室が天橋立ビュー部屋は全17室。ほかに展望テラスや談話室などを備えています。全17室のうち、14室が天橋立ビュー、3室が宮津湾ビューとなっています。お部屋は和室、または和洋室で、いずれも落ち着いた佇まい。年配の方でもすんなり馴染めるでしょう。早速、眺めをチェックすると……、見える、見える!素晴らしい飛龍観です。人の目が気になって「股のぞき」ができなかった人でもお部屋なら大丈夫。どんな龍が現れるか、ぜひ試してみてくださいね。最近リニューアルされた特別室「如意」は和室、リビング、ベッドルームに露天風呂を備えた贅沢な和洋室。展望は180度!よりダイナミックな景色が一望できます。窓に写る様は1枚の絵のよう。湯船に浸かりながらでも、ベッドに寝転びながらでも、いつでもそこに天橋立があって、眺めも大きなご馳走と実感できますよ。料理は京風会席。秋からはカニのコースも登場温泉ではありませんが開閉式の半露天風呂「浦島の湯」と、展望風呂「龍宮の湯」からの眺めもお忘れなく。肩まで湯に入って眺めると、天橋立と自分がひとつになったような感覚を覚えます。この宿はお料理も自慢。春は踊り食いで知られるイサザ(シロウオ)、夏は肉厚の鳥貝、秋は松茸、冬は松葉ガニ……。日本海に面しているだけあって、旬の食材が豊富で、それらを手間暇かけた京風会席で楽しませてくれます。これからの季節はカニのフルコースも登場。待ちわびる味を絶景とともに味わえば、なおさらの美味となるでしょう。余談ですが、雪をまとった天橋立の美しさは、筆舌に尽くしがたいとか。寒いからと億劫がらず、冬に訪れるのも素敵です。 玄妙庵 京都府/京都・天橋立 詳細情報はこちら  

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玄妙庵
place
京都府宮津市文珠32-1
phone
0772222171
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スーペリア 和室

¥69,300

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2024/05/07 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/24

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