【取材】鳥羽の岬で絶景を眺めながら美食と美酒を味わう


2019.08.30

一休コンシェルジュ

三重県鳥羽市、龍の栖という名の地に建つ「嵐を観る宿 御宿 The Earth」。岬の先端に位置し海と森に囲まれる、自然の中に隠された大人のお宿です。
厳選された各地の旬の食材を使った和会席で多くのゲストを魅了しています。今回は一休編集部yoshida.fが実際に取材した、お宿の“食”にまつわるポイントをご紹介いたします。大海原を眺める抜群のロケーションゲストがお食事をいただく「Dining 嵐」。木の温かみを感じさせつつ、スタイリッシュな空間にまとめられて素敵です。入ってすぐに見える「オープンキッチン」。総料理長・山川さんの食材に向かう真摯な姿勢が見られます。献立は毎月変わり、連泊の方には前日と異なるお料理で楽しませてくれるそう。こちらのフロアは岬の先端に張り出すような形であるため、陽が沈んだ夕食の時間には、雄大な大海原を目の前で感じながらお食事が堪能できます。素材の美味しさ美しさが活かされた和会席夕食は、地元伊勢志摩や全国各地から選び抜かれた旬の食材が使われた和会席。お食事は食前酒からスタートです。写真は前菜。彩りも美しく、季節を目でも感じさせてくれます。鯖棒寿司、山桃のゼリー寄せ、太刀魚の八幅巻き、べっこう玉子など、ひと手間が光る逸品たち。お造りは鯛、伊勢海老、カンパチ、中トロ。夕食は、ワインと一緒がおすすめ。お料理と共にいただくワインは、シニアソムリエの東浦さんとお話しながら選びます。
お造りと一緒にいただくなら「魚介類=白ワイン」とイメージが強いですが、脂ののった中トロには特に赤ワインが合うとのこと。
なかなか口にできないルーマニア産のワインを味わえるなど、ここだけのマリアージュを愉しみましょう。
お話が上手で知識豊富な東浦さんとは「バー南風MAZE」で、ゆっくりお話しできますよ。吸物の清汁仕立。結び鱚、玉子豆腐、柚子を松葉のように仕立てるなど、ここにも和のひと手間が。見ているだけで楽しくなります。お宿の名物「黒鮑のバター焼き」。伊勢神宮に奉納される産地の黒鮑を使用しています。素材本来の美味しさを引き出すことに重きを置いているそう。ファンが多い“肝ソース”も純粋に鮑の肝のみで仕上げています。連泊のゲストで、夕食は必ずこれを出してほしいとリクエストされる方が多いそう。こちらの品には、白ワインがおすすめ。焚合せ。お伺いした際は「冷やしのっぺ」を出していただきました。新潟の郷土料理で、里芋でとろみをつけることが多いそうですが、こちらは葛でとろみをつけているそう。
旬の食材を最も美味しく味わえる調理でいただけるのはうれしいですね。こちらは朝食。野菜の温泉蒸し、魚のなめろう、伊勢イモ饅頭など。朝食の看板メニューがこの銀鱈の西京漬けで、オープン当初から提供しているファンが多いひと品です。お米は、三重県伊賀阿山の特別栽培米を使用しているこだわり。総料理長・山川さんが絶賛するお米です。一品一品の器が美しく、朝の眠気も爽やかに消えてしまいそう。しばらく見惚れてしまいました。唯一無二の絶景を望みながらの一杯夕食の後は、併設されている「バー南風MAZE」へ足を運んではいかがでしょう。もちろんここからも唯一無二の絶景が愉しめます。お酒の種類も豊富で、特におすすめはジン。日本ではあまり見られない海外のジンが豊富に揃えてあります。お食事のワインとはまた違ったジャンルで楽しんでもいいですね。シニアソムリエの東浦さんは、シニアバーテンダーの資格も持っているんです。カクテルを作りながらも、地元の観光情報やおすすめの地酒など、柔らかな優しい口調でお話してくださいます。オリジナルカクテルのレシピも考案されているそうで、写真の一杯は小豆と栗のリキュールと黒豆を使ったカクテル「モンブラン」。写真右に映るグラスは、オリジナルカクテル「龍の栖」。
龍の形にカットした、ウォッカで漬けたグレープフルーツの皮が添えられています。美しい海のブルーと太陽のイエローの二色に分れていて、混ぜると木々のグリーンへと色が変わります。見た目も楽しい一杯をぜひ味わってみてはいかがでしょう。こちらの写真は、お宿のスタッフの方からいただいた一枚。スマホで撮影したもので、なんの加工もしていません。まさに非日常空間。
いかがです?こんな素敵な場所で、総料理長・山川さんの至高の料理や東浦さんが選ぶ最高のワインがいただけるなんて、幸せ以外の何ものでもないですよね。 嵐を観る宿 御宿 The Earth 三重県/南鳥羽 詳細情報はこちら  

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御宿 The Earth
place
三重県鳥羽市石鏡町中ノ山473-1
phone
0599218111
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¥45,980

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