【取材】京都・祇園で“アートと過ごす”オンリーワンのホテル


2019.07.03

一休コンシェルジュ

京都のなかでも特に古都らしい風情を味わえる祇園の北側。格式高い美術商が軒を連ねる古門前通りを進むと、ガラス張りのスタイリッシュな建物が印象的な「ART MON ZEN KYOTO」に到着します。老舗美術商が手掛けた“オンリーワン”のホテルこのホテルを手掛けたのは、明治40年創業の美術商・中西松豊軒の4代目、中西輝之氏。美術に興味のない人にも古美術や現代アートの面白さを感じてほしいという想いから、ギャラリーの発展型として、“アートと過ごす”をコンセプトにした「ART MON ZEN KYOTO」を造りました。他にはない“オンリーワン”であることと、こだわりを持った人にも喜んでもらうことを考えた結果辿り着いたのは、良い素材・良い建築・良い仕事の3つ。数寄屋建築の棟梁をはじめ、各ジャンルのトップたちによる美と技を施した建物・空間。オーナーが厳選した本物の美術品。サービスに精通したスタッフによるおもてなし。すべて最上級のものを揃え、細部にまでこだわりが詰まっています。
今回は編集部のmikaが、その魅力を宿泊して体験させていただきました。心地良さを重視した「ART MON ZEN KYOTO流」おもてなしチェックインを行うのは、小上がりの畳スペースのある「天外」エリア。ラウンジの機能を持ちながらも、畳の中央には炉が備わり、不定期で本格的なお抹茶のイベントも行われるそう。実は、周りに置かれた椅子に腰をかけると、畳に正座をしたときと同じ目線になる高さに。海外からのゲストや、正座が苦手な方にも配慮されています。決まったウェルカムドリンクがある訳ではなく、ゲストの好みに合わせて“お好きなもの”をというスタイルも、ホテルのこだわり。私は、ティーソムリエの資格を持つスタッフのおすすめの「ロンネフェルト」のダージリン セカンドフラッシュのアイスティーをいただきました。この間も、丁度良いタイミングでお茶の説明や、お代わりを伺ってくださり、その絶妙なタイミングがとても心地良かったことは言うまでもありません。まるで知人の邸宅に招いていただいたかのようにリラックスして過ごすことができました。
「ホテルでありながら、旅館のようなサービスを目指している」と話されたオーナーの言葉は、空間へのこだわりはもちろん、スタッフのおもてなしにも通じているのだということを、到着して早々に感じられました。“アートと過ごす”こだわりの客室ラウンジで寛いだ後は、お部屋へ。
8タイプ全15室の客室のなかで、今回は「エグゼクティブ」に宿泊させていただきました。室内に入ってまず驚いたのは、客室の開放感!
50平米の広さ以上にゆったりと感じられるのは、壁一面の大きな窓と、3メートル以上を確保した天井の高さにあるのでしょう。街中にあるため眺望はありませんが、これほどに開放感を味わえることに驚きました。そして注目すべきはベッドサイドに飾られた美術品。客室の趣向や季節に合わせて展示する作品を変えているそうで、また訪れるのが楽しみになりますね。ベッドサイドのコントロールパネルには、「ART」と書かれたスイッチがあり専用の照明が作品を美しく照らしてくれます。
まるで美術館で作品を観賞するような感覚で“アートと過ごす”ひとときを楽しみましょう。室内のこだわりは美術品だけではありません。美しい模様の天井は、茶室の設えに用いられる金砂子という装飾。柱にも数寄屋建築の技が施されています。
さらには、照明はもちろん空調や加湿器までも天井に組み込むことで、空間の統一感を保っているのです。ベッドやリネン、ソファも、寝心地・座り心地・肌触りを追求した「ART MON ZEN KYOTO」オリジナル。モダンなデザインと和の品格が調和した上質な雰囲気を演出しています。お風呂がガラス張りになっていることも、開放感の要因のひとつと言えるでしょう。大人2人が入れるほど広々とした浴槽は、「アルティス」のバブルバスを採用。お風呂に浸かりながらお部屋のテレビを見ることもでき、バブルバスに癒されながら、ついつい長湯をしてしまいました。洗面台はダブルシンクで、ゆとりを持って身支度をできるのが嬉しいですね。
バスアメニティは、フランスの自然派スキンケアブランド「オムニサンス・パリ」。タオルは今治タオルがたっぷりと用意されています。夜、ベッドに横になると包み込まれるような寝心地に感動!
室内に備わる「BOSE」のスピーカーで好みの音楽に癒されながら、ベッドサイドの美術品を眺めているうちに、いつの間にか眠りに落ちてしまいました……他にも、見学させていただいたお部屋を一部ご紹介。
床に、伝統的な数寄屋建築の技法である「なぐり」の仕上げを施した「コーナープレミア」は、靴を脱いで素足で寛ぐのがおすすめ。2面の壁が窓になっているので、開放感は抜群です。最上階には、15室のなかでも特にこだわりを尽くした3タイプの客室が4室。全室にプロジェクターと、家庭用プラネタリウム「MEGASTAR CLASS」を設置しています。「コーナーペントハウス East」は、最上階ならではの、京都の街並みに溶け込むような感覚を味わえるのが魅力。隣の「ペントハウス West」とコネクトすれば、最大7名での宿泊が可能です。
ガラスケースに入った美術品に加えてケースに入らない大型の作品も展示され、アートをより間近に感じられます。バスルームにはひときわ大きな円型のジャグジーを採用。独立型のシャワールームも備わります。そして私が一番心を奪われたのが、最も広い最上階の「デュプレックス」。床暖房を備えたバスルームラウンジ(下階)と、リビングとベッドルームのフロア(上階)のメゾネットになっており、5メートルの吹き抜けが空間をゆるやかに繋ぎます。開放的な下階とはうって変わって、上階は隠れ家のような雰囲気。他の客室と異なり、「デュプレックス」には京都の若い作家さんによる現代アートが飾られています。どの客室よりも天井が広いので、プラネタリウムを投影するとまるで本物の星空を眺めているような気分に……
満天の星空と選りすぐりの美術品で、上質なおこもりステイが叶うことでしょう。和と洋、伝統とモダンの調和を感じながら名品を愛でる、美術館のようなホテル。
ここで過ごす時間をかけがえのない特別な思い出にしてくれる、心が豊かになるような滞在を「ART MON ZEN KYOTO」は叶えてくれます。ダイニング編「【取材】祇園に誕生した“アートと過ごす”ホテルで美食体験」につづく ART MON ZEN KYOTO 京都府/東山 詳細情報はこちら  

ART MON ZEN KYOTO(アートモンゼンキョウト)
rating

5.0

16件の口コミ
place
京都府京都市東山区古門前通大和大路東入元町391
phone
0755510009
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