豊かな自然に恵まれた屋久島。縄文杉をはじめとした独自の生態系が育まれていて、世界自然遺産の森をもつ小さな島です。
そんな屋久島にあるラグジュアリーリゾートホテル「sankara hotel&spa 屋久島」に宿泊してきました。今回の滞在は360°の写真が撮れるカメラRICOH「THETA」を使って臨場感ある旅の魅力を紹介します。世界自然遺産の中に佇むラグジュアリーホテル東京からは、大阪 伊丹、もしくは福岡か鹿児島経由で屋久島空港を目指します。何だか港のような印象を受ける、小ぢんまりとした空港です。空港からホテルまでは車で40分ほど海沿いの道を走り、少し坂道を登り山の中へと入っていきます。木々に囲まれたエントランスを抜けると、ロビーから見えるのはこの景色!この日は少し曇っていましたが、広々としたプールとその先に見える海と空。小高い丘の上に位置しているので、静かな森に囲まれ正面に海が見える最高のロケーションです。チェックイン手続きのためラウンジへ。この日は、季節の果物の柚子を使ったウェルカムドリンクを頂きながら手続きを進めます。こちらのラウンジではソフトドリンクや島内で造られた焼酎、小菓子などを自由に頂くことができます。屋久島についての書籍も豊富に揃えられていました。お土産物コーナーも隣接されており、ついつい長居してしまいます。洗練された29室のスイート&ヴィラサンカラスイート客室はわずか29室。お部屋はスイートルームまたはヴィラタイプのみという贅沢な仕様です。宿泊させていただいたスタンダードルーム「サンドラヴィラ」は53平米、半露天風呂付の「サンカラスイート」は126平米あり、いずれも広々とした空間です。サンドラヴィラ360°の写真が撮れるカメラRICOH「THETA」を使って客室を撮影してみました。360°見渡せるので、天井の高さや奥行が伝わりやすいですね。部屋タイプにより印象は少しずつ違いますが、木材を基調とした温かみのあるデザイン。クッションの鮮やかな色が映えます。室内にはこんなに可愛らしい置物が!デイベッドなどもあり、ゆったりと寛ぐことができます。ベッドはハリウッドツインのゆったりサイズ。テラスに出れば大自然を感じられる絶好のロケーション。バトラーが滞在をサポートしてくれるのも贅沢です。アメニティは豚毛のヘアブラシや、トウモロコシ由来の素材を使った歯ブラシなど自然に優しいものばかり。スキンケア用品は全て着色料・防腐剤・合成香料フリーというこだわりよう。冷蔵庫内はフリーで使える上、オリジナルブレンドのハーブティーが8種類もあるのが嬉しいです。シャンプー・コンディショナー・シャワージェルは、タイの人気スパブランド「THANN」のものが2種類用意されていました。今回は利用しませんでしたが、ヴィラでもルームサービスで食事類のオーダーが可能です。自然のエッセンスを用いたオリジナルスパチェックイン後は夕食の時間までスパへ。屋久島の海を連想させる、青を基調としたレセプションエリアです。夕陽に照らされる海を眺めながらカウンセリング。その日の体質をチェックし、それに沿った自然由来のアロマイオルを使用するというものでした。私は水分や疲れを溜め込みやすく、巡りがあまり良くないという診断結果でしたので排出を促すアロマオイルを薦めていただきました。好みの香りや施術の強さを選んだ後、トリートメント専用の個室へ移動します。1つ1つのお部屋が大きく、ゆったりとした空間です。施術はフットバスから始まる……と思いきや、その前に心と体を浄化する儀式が。屋久島を代表する植物である屋久杉の葉を手に持ち、火を灯すのです。パチパチと音を立てて燃える杉を見ながらその音と香りに集中していると、知らず知らずのうちに力んでいた身体の力が抜けていくのが分かります。火が爆ぜる音や揺れる炎を見つめることにはリラックス効果があると耳にしたことがありましたが、体感したのは初めてでした。フットバスで使われているお塩も屋久島で採れたものだそう。自然由来のスクラブのおかげで膝下がすべすべ!フライトで疲れた首・肩・腰を重点的にほぐしていただき、あまりの気持ちよさにウトウトしてしまいました。神秘の森をめぐるアクティビティ屋久島には縄文杉をはじめ、ウィルソン株や白谷雲水峡など自然に溢れた見所がたくさん。「sankara hotel&spa 屋久島」にはガイドツアーの資格を持ったスタッフさんがいらっしゃるので、事前に連絡すればホテルからの送迎付きで観光ツアーまで組んでくださります。猿川ガジュマルや白谷雲水峡など、いくつかの観光スポットにも訪れてきましたので360°カメラの画像も交えてご紹介させてください。「もののけ姫」のモデルとなったことで有名な白谷雲水峡。苔むす森の神秘的な雰囲気に圧倒されます。倒木の上にまた新しい命が育っているさまに、自然の力強さを感じます。こちらは、トレッキング終盤で見かけたヒメシャラの木。辺り一面深い緑色の中で、明るい木肌が目立っていたのをよく覚えています。所変わって、こちらはガジュマルの原生林。こんなに大きなガジュマルの株を見たのは初めてです。ターザンだったら捕まって移動できそうな、丈夫な蔦があちらこちらにありワクワクします。ここへはホテルのチェックイン前に連れて行っていただいたのでコート姿ですが、足元がかなり滑るのでトレッキング同様しっかりした装備で臨むことをおすすめします。>食事編の記事はこちら
【滞在記】屋久島のオーベルジュで味わう大地と海の恵み sankara hotel&spa 屋久島 鹿児島県/屋久島 詳細情報はこちら
ヴィラ スタンダード
¥82,272
2024/05/01 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金 更新日:2024/04/17