南禅寺の数奇屋モダンで、明治の名庭と過ごす


2019.04.22

一休コンシェルジュ

堂々たる三門。赤煉瓦の水路閣。枯山水の方丈…。京都東山の豊かな自然の中に歴史ある建物や庭が溶け込んで、しっとりとした風情を漂わせる南禅寺。その参道沿いで60年の歴史を刻んできた「料理旅館 菊水」が「南禅寺参道 菊水」として新たなスタートを切りました。京都観光の名所中の名所、南禅寺日本の禅寺の中で最も高い格式をもつ南禅寺。そのシンボル、高さ22mの三門は、歌舞伎の名シーンの舞台としてお馴染みです。そう、大泥棒の石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな…」といって満開の桜を愛でた場所が、ここ南禅寺の三門! 実際には石川五右衛門の頃には三門はまだ無かったそうですが、五右衛門にそう言わしめたいほどの絶景、ということなのでしょう。桜はもちろん、紅葉の名所でもあり、多くの観光客で賑わいますが、その参道沿いに2018年6月にオープンしたのが「南禅寺参道 菊水」。歴史ある南禅寺の情緒と受け継がれてきた自慢の味。この2つに新風を吹き込んだのが今回のリニューアルです。靴を脱がないモダン旅館さあ、白い暖簾をくぐって玄関へ。実は新しい菊水では靴は脱ぎません。どこから見ても数寄屋造の情緒ある空間に、靴をはいたままであがるという意外性。この時点ですでに新鮮な驚きを覚えます。菊水はもともと明治時代に呉服商を営んでいた人の別邸でした。ここには名庭師、7代目・小川治兵衛が手がけた優美な池泉回遊式庭園があり、その庭をどこからも眺められるよう、お部屋は以前の3分の1に減室。さらにどの部屋にもウッドデッキを設け、庭との距離を縮めました。逆に浴室などの水回りスペースは広く、明るく。モダンで機能的にデザインされています。内装はダークなペールトーンでまとめられています。これが南禅寺の風情とマッチして実に大人っぽい空間に。旅先でもよく眠れるような設えです。テラス席を設けたレストラン庭との一体感を感じさせるデザインはレストランも同様。新たにテラス席が設けられましたが、このスペースのなんと気持ちの良いこと! 陽の光、そよぐ風、庭の緑。食事をより美味しくする要素が満載です。食事はここか、庭園の中の離れの個室で。和食は、あの「日本料理 柏屋」の松尾英明氏が、洋食は全国にレストランやカフェを展開する「バルニバービグループ」の総料理長、大筆秀樹氏が監修しています。どちらの料理を選んでも「菊水らしさ」が漂いますが、なかでも和の要素を取り入れたGARDENアフタヌーンティは歓声の上がるメニュー。滞在中にぜひ一度はお試しを(要予約)。土鍋ご飯の朝食朝食は和食で、トマトの蜜漬けや2種の野菜のすりながしでスタート。胃にも優しい健康的なメニューで構成されています。土鍋で炊いたご飯も絶品で、ついお代わりしてしまいます。南禅寺名物の湯豆腐はランチで楽しむことができますよ。南禅寺は政財界の要人の別荘が多く残るエリアですが、残念ながら非公開の所がほとんど。そんな意味でもこの「南禅寺参道 菊水」は京の歴史に親しみ、名人の庭を愛でられる貴重な存在。その上、美味しいものもいただけるのですから言うことなし! 一人でも、仲の良い友人を誘っても、満足の旅が叶うでしょう。 南禅寺参道 菊水 京都府/南禅寺 詳細情報はこちら  

南禅寺参道 菊水
rating

4.0

32件の口コミ
place
京都府京都市左京区南禅寺福地町31
phone
0757714101

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