渋谷の街に小さな本屋が多数出現。SPBSが生み出す、本と人の繋がり


2021.06.24

Harumari TOKYO

本との出会いは、新しい世界を広げ、ときに人との繋がりをもたらしてくれることがある。SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(以下、SPBS)が、渋谷の街一体で、本の持つさまざまな可能性に着目したプロジェクト「SPBS THE BOX」を6月30日(日)まで行っている。奥渋のSPBS本店をはじめ、渋谷の飲食店やホテルを中心に複数の小さな本屋「THE BOX」が出現。新たなコミュニティの場となり、人と本が繋がるきっかけを提供してくれる。SPBSによる本を使った渋谷のコミニティーづくり「SPBS THE BOX」は、街を通じて人との繋がりをデザインする「SMALL STANDARD SHIBUYA」とSPBSのタッグでスタートした渋谷の新たなコミュニティーを育てていく取り組みだ。一般ユーザーから募った“本好き”を渋谷の街に点在する小さな本屋「THE BOX」の支店長として認定し、彼らが各店舗のセレクトを担当。支店長は、今年1月からSPBS本店店長のトレーニングを受け、本の基礎知識や選書のレクチャーを叩き込まれた選りすぐりのメンバーだ。そんな彼らとBOXを置くショップとのコミュニケーションから生まれた選書では、本がコミュニティーの媒介として機能することを目的としている。各設置店舗の特徴を活かした支店長の選書に注目
注目すべきはその選書方法で、どの店舗もそれぞれの店のテイストやジャンルに合わせたテーマに沿って本が選書されているのが面白い。たとえば、原宿のキャットストリート近くにある「小池精米店」の選書テーマは、精米店にちなんで「暮らしの粒を磨く」。また、マークシティにあるエンタメ情報を発信する施設「クリエーションスクエアしぶや」は「知らない渋谷を発見する装置」がテーマだ。本は中身が見えないように包装されており、選書を担当した支店長によるキャッチコピーとコメントが表紙に記載されている。支店長のセンスや個性を見比べて、自分の感性を刺激する1冊を探すのが楽しい。「THE BOX」に並ぶ本は、SPBS本店で専用チケットを購入すると、ランダムに指定された店舗で受け取ることができる。それだけでなく本を購入すると、SPBS THE BOXの「BOX支店長」が集まるオンラインコミュニティ(Facebookグループ)にも参加可能だ。読んだ感想をシェアすることで、思わぬ人との出会いに繋がるかもしれない。インターネット上で手に入るさまざまな情報をもとに行動することが当たり前のいま、セレンディピティに身を委ねる体験は好奇心をそそられる。そうして出会った本は、記憶に残る1冊になるだろう。 

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SPBS本店
place
東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F
phone
0354650588
opening-hour
[月-土]11:00-23:00[日]11:00-…
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