今、行きたい!旅欲を満たすカフェ「VERVE COFFEE ROASTERS」


2020.09.08

Harumari TOKYO

旅というのは、実際に観光地に出向くという物理的なことだけでない。東京の喧騒の中ではなかなか感じられないようなリラックスや開放感を味わえるということも大切だろう。“特別な夏”の今年は、旅はなかなかできないけれど日常の中で旅気分を味わいたい。そんな“旅ムード”を満たしてくれるカフェがカリフォルニア発のスペシャリティコーヒーショップ「VERVE COFFEE ROASTERS」だ。すでに新宿や鎌倉で展開している人気コーヒーショップだが、今年新しく登場したのは、六本木と北鎌倉の2店舗。
まず、都会のど真ん中に現れた六本木店は、初の路面店。都内では珍しい1〜2階建てのガラス張りの建物となっている。約150平米の広い空間に、吹き抜けの天井…まるで海外のコーヒーショップを思わせるつくりだ。内装も、観葉植物とウッド調のコントラストが心地よい。VERVE COFFEE ROASTERSは、それぞれの店舗の立地に沿ったオリジナリティを演出しつつも、根底にあるサンタクルーズ・スピリッツと心地よい接客、居心地の良さを追求した空間演出が人気となっている。まるでカリフォルニアを旅している気分になれるのは、空間だけでなく店舗の総合力に他ならないのだろう。何よりクラフト、ローカル、オリジナリティを大切にしている。今回、六本木店のロゴ(写真左)には東京タワーのデザインを取り入れている。北鎌倉のストアロゴ(写真右)鳥をモチーフにした。どちらもブルックリンを拠点に活躍するダン・カッサロ(フォントデザイナー)とダン・クリストファーソン(イラストレーター)の2人組アーティスト“ヤングジャークス”が手掛けており、海外アーティストの感覚がローカライズされたデザインに生かされている。グッズのデザインひとつ取っても、VERVE COFFEE ROASTERSのコンセプトを実感できる。海外のお土産のようなルックスなので、自分用はもちろん、ギフトにもおすすめだ。一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供するスペシャルティコーヒー(常時ブレンドは6種、シングルオリジンも4〜6種)はもちろん、季節ごとに旬の味に出逢える新鮮でフルーティーなコーヒーも用意。何よりこの夏、北鎌倉に日本初の焙煎所併設カフェがオープンしたことにより、今までより新鮮な味をクイックに店舗で楽しめるようになった。北鎌倉の店舗は駅からもほど近く、また駐車場も完備しているので、鎌倉観光の寄り道に便利なスポットなのが嬉しい。店内には存在感たっぷりの焙煎機が鎮座しており、それを眺めながらコーヒーを楽しめるカウンター席が特等席だ。両店舗ともに、フードメニューは葉山のベーカリーHAYAMA BREAD Clubがオリジナルで粉を開発したたっぷりの発酵バターでふんわり焼き上げたアメリカンワッフルや、かぼちゃを練りこんだ優しい甘みが特徴のオリジナルバンズを使用したプレスサンド、那須のベーカリーKANEL BREADのペイストリーなどコーヒーブレイクにぴったりの多彩なフードメニューも豊富に用意している。小腹が空いた時にもぴったりで観光や街歩きの休憩スポットとして使えるのもいい。
カフェに迷ったら、“旅欲”を満たせるカフェを選ぼう。海外に行った気分を少しでも感じさせてくれる、こんなカフェが今、嬉しい。 

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北鎌倉
place
神奈川県鎌倉市山ノ内
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六本木
place
東京都港区六本木4丁目
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