あのトキワ荘を徹底再現! マンガ家たちの若き頃が蘇るミュージアムが開館


2020.08.07

Harumari TOKYO

2020年7月7日、『豊島区立トキワ荘マンガミュージアム』がオープンした。トキワ荘の再現にあたっては、写真資料や関係者への聞き取りなど、精緻な調査が行われたという。昭和を代表するマンガ家が過ごしたアパートと貴重な資料の数々が展示されており、注目度が高まっている新スポットだ。トキワ荘とは、昭和を代表する人気マンガ家が若手時代をともに過ごしたことで知られる、伝説的アパート。老朽化のために1982年に解体されたが、このたび、かつてアパートが存在した豊島区に『トキワ荘マンガミュージアム』として蘇った。そのいちばんの特徴は、写真や聞き取りなどを元に当時の姿を再現していること。間取りや外観はもちろん、マンガ家の部屋には書きかけの原稿やペンが置かれるなど、細部にまでこだわりが散りばめられている。なかでも2階へ登る木造階段は、あえてギシギシときしむように建て付けられており、まるで当時へタイムスリップしたような風情を醸しだしている。1階には、資料などを展示するマンガラウンジを開設。トキワ荘を俯瞰できるジオラマや、警視庁五方面記者クラブから寄贈されたトキワ荘の「天井板」など、関係者から寄贈された貴重な資料が展示され、歴史や記録からトキワ荘を詳しく知ることができる。企画展示室では、ミュージアムのオープンを記念し、開館記念企画として『「漫画少年とトキワ荘」〜トキワ荘すべてはここからはじまった〜』を開催中。ちなみに、企画タイトルは手塚治虫が描いた「ジャングル大帝」を連載し、多くの若者がマンガ家を夢見て投稿した雑誌『漫画少年』に由来するそう。かつてのマンガ家の卵たちは、この『漫画少年』を通じて交流を重ね、切磋琢磨していたという。記念企画では、残存する『漫画少年』約100冊を公開するとともに、志を胸に、かつての若者たちがどんなやりとりをしていたのか、当時の様子を解説している。また、この記念企画では、マンガ家たちの寄せ書きで埋められた襖(ふすま)も展示。この襖は、1986年に豊島区立郷土資料館で開催された「トキワ荘のヒーローたち」という特別展に関連して行われた公開座談会後に書かれた貴重な資料だ。豊島区では、『トキワ荘マンガミュージアム』を中心に、マンガの世界をめぐる街づくり『南長崎マンガランド事業』を推進していくという。夢とロマンでマンガを描いていた人気マンガ家の歴史に触れながら、南長崎の街に漂うノスタルジーに浸るのも、いい休日の過ごしかたになりそうだ。 

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
place
東京都豊島区南長崎3-9-22
phone
0369127706
no image

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