浅草からスカイツリーへ。あえて歩いて行くのが楽しくなる「東京ミズマチ」


2020.06.30

Harumari TOKYO

2020年6月18日に開業した「東京ミズマチ」は浅草エリアと東京スカイツリーエリアのちょうど中間に当たる場所に誕生した商業施設だ。東東京屈指の2つの魅力的な街を同時に味わえる絶妙な立地はもちろんだが、浅草からこの東京ミズマチを通ってスカイツリー方面へと向かうのはこれからの季節、最高の散歩コースとしておすすめしたい。浅草駅近くから向かってほしいのは「すみだリバーウォーク」。隅田川を横断する東武鉄道の橋梁脇に新設された「歩道橋」だ。ウッドデッキを歩きながらあの有名なアサヒビールのモニュメントやスカイツリーを眺めることができる。ウッドデッキならではの歩いた時の足の感触、ほのかに香る水辺の香りは、ここが東京の中心だということをつい忘れて“旅をしているような”気持ちにさせてくれる。なお、すみだリバーウォークの通行は7:00〜22:00までとなっている。
すみだリバーウォークを渡り切ったすぐ目の前はもう「東京ミズマチ」である。浅草エリアからは徒歩で10分ほどといったところ。景色を見ながら歩いていればあっという間だ。新型コロナウイルスの影響で全体の開業が1ヶ月ほど遅れているが、今回テナントがオープンしたのは「ウエストゾーン」。店舗の片側は北十間川、反対側は隅田公園となっている。(「イーストゾーン」は7月より順次開業予定)表参道の人気ベーカリー「パンとエスプレッソと」が手がける「むうや」は一番人気のオリジナル食パン「ムー」の専門店。キューブ型のムーを積み重ねたようなインテリアが特徴的で、そのルックスは東東京の伝統的なデザインの格子柄を彷彿とさせる。カフェ・アパレル・アートギャラリーなど多目的の「デウス エクス マキナ」はサーフ&モーターサイクルを軸に新しいライフスタイルを提案する人気のショップ。エントランスに置かれるクールなバイクに惹かれて男性も気軽に集えるようになっているのが魅力的だ。国産の上質で高級な素材を使用したこだわりの和菓子・甘味処の「いちや」では散歩の休憩に寄るのがもってこいのスポットだ。どちらのテナントも川沿いにテラス席を配置したり、公園でテイクアウトを楽しめるように商品をラインナップしており、老若男女が憩いのスポットとして利用できる嬉しい新アドレスだ。何より今まで分断されていた2つのエリアが東京ミズマチの登場により繋がった。インバウンドの観光客の数が少ない今こそ、浅草や東京スカイツリーエリアは穴場のお出かけスポットだ。あえて歩いて移動して、東東京の美しい景観を楽しむ。街歩きの新しい選択肢は、withコロナ時代にもぴったりの楽しみ方に違いない。なお、7月より順次イーストゾーンのテナントもオープン予定。個性的なショップのラインナップはさらに楽しい街歩きを予感させてくれる。 

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東京ミズマチ(R)
place
東京都墨田区向島1丁目
opening-hour
店舗により異なる
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