アートを通じて地球の未来を考える。オラファー・エリアソンの個展が開催


2020.06.09

Harumari TOKYO

新型コロナウイルスの影響で休館していた東京都現代美術館が6/2より一部開館、6/9より全館開館する。それに伴い、3/14から予定していた展覧会「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」は6/9より開幕。サステナブルな社会、SDGsといった地球環境の未来に興味がある人はぜひ訪れてほしい展覧会だ。オラファー・エリアソンはアートを通じてサステナブルな世界の実現を試みているアーティストだ。人間と自然との複雑な関係をめぐるエリアソンの思考を光や水、霧などの自然現象を用いて表現。新しい知覚体験を生み出している。日本では10年ぶりの個展となる本展の見どころとなるのは、アトリウムの吹き抜け空間で展開される大規模なインスタレーションなどの新作の数々だ。また、鑑賞者の目の前に虹を再現する代表作「ビューティー」などの体験型作品なども展示される。オラファー・エリアソン《ビューティー》1993年
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 1993 Olafur Eliassonまた、エリアソンが幼少期の多くを過ごしたアイスランドの自然を長年に渡り撮影した「溶ける氷河のシリーズ1999/2019」を展示。20年で氷河が後退している様子が目に見える形で表現されている。オラファー・エリアソン《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》2019年
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 2019 Olafur Eliassonエリアソンがサステナブルな世界を実現するために実践しているのが、電力の通らない地域に住む人びとに届けられる携帯式のソーラーライト「リトルサン」だ。本展ではそのリトルサンに蓄えられた太陽の光を使って自由にドローイングを描ける「サンライト・グラフィティ」を展示。再生可能エネルギーへの関心を間近に感じることができる。オラファー・エリアソン《サンライト・グラフィティ》2012年
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫 
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles © 2012 Olafur Eliasson本展では、サンライト・グラフィティをはじめとしたソーラーエネルギーの利用、作品の輸送における二酸化炭素排出量の削減など、展覧会のさまざまな側面で環境に配慮されている。また、サステナブルな生分解性の新素材やリサイクルの技術に関するスタジオ・オラファー・エリアソンの近年のリサーチの一部が紹介される。サステナブルな社会、という言葉は何度も聞いたことはあるものの、行動には移せていない人も多いだろう。未来の地球のためにどう行動するべきか、考えるきっかけになるかもしれない。アイキャッチキャプション
オラファー・エリアソン《太陽の中心への探査》2017年
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景(東京都現代美術館、2020年) 撮影:福永一夫
Courtesy of the artist and PKM Gallery, Seoul © 2017 Olafur Eliasson 

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東京都現代美術館
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東京都江東区三好4-1-1 木場公園内
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