家の中でも「文喫」体験を。話題の書店が提供する新しい“本との出逢い”


2020.05.11

Harumari TOKYO

HarumariTOKYOでも何回か紹介している六本木の「文喫」。「本との出会い」をテーマに2018年12月にオープンしたユニークな書店だ。入場料を支払うことにより「どれだけ滞在しても構わない」、「どれだけたくさん手に取っても良い」など、書店の滞在体験そのものを特別に演出している点が大きな特徴。棚割やおすすめの特集なども含め、徹底的に「たった一冊との出会い」にこだわっている。“わざわざ行く”ファンを着実に増やしている文喫だが、この状況下で店舗に出向くことができない「本好き」のために、嬉しいサービスを始めている。そのひとつが、彼らが公式SNSで毎日更新する「#本日の一冊」だ。「本日の一冊」は、週替わりでテーマを決め、曜日ごとに担当スタッフがそのテーマを独自に解釈し、文喫の棚の中から本を選んで紹介していくという企画だ。大型書店や書評サイトにあるような「売れ筋ランキング」などではなく、“読書愛”に満ちた文喫スタッフのレコメンドは、まだ見ぬ本や作家との出逢いの場を与えてくれる。たとえば、ある週に設定されたテーマは「#踊りたくなる」。そもそもこのテーマ自体かなりユニークではあるが、それに紐付いて各スタッフがおすすめしたのがこちらだ。ボルヘス『幻獣辞典』(河出文庫)¥1100(+税)「誰しも知るように、むだで横道にそれた知識には一種のけだるい喜びがある」から始まる異世界への案内本。適当なページを捲れば広がっていく迷路。夜通しのダンスは、書物の中を迷い込む喜びに似ているだろうか。佐々木マキ『やっぱりおおかみ』(福音館書店)¥900(+税)何も解決していない。1人のままだし誰かにもなれない。でもふと心の風通しが良くなる瞬間はあって、その時の足取りの軽さをおぼえていれば、なんとかやれる。楽しく生きられる。私たちには、足取り軽く歩ける日があるんです。具体的なあらすじを説明するわけはなく、“読書好き”の“読書欲”を掻き立てるような本の世界への手引きだ。毎日更新されるこちらのSNSをチェックしているだけでも、文喫の世界観をたっぷり楽しめる。文喫 公式Twitter
https://twitter.com/bunkitsu_rpngまた、在宅時間増えたことを機に読書をたくさんしたいという人におすすめしたいのが、文喫の「選書宅配サービス」だ。お客様への電話ヒアリングを元に、文喫が良書をセレクトしてくれる。書籍1冊1冊に、スタッフからのコメントを添えた栞を挟んで送ってくれるとのなんとも愛のこもったサービスだ。思いがけない本との出会いを楽しめるこのサービスこそ、文喫の真骨頂だろう。20,000~50,000円までの価格帯だが、思い切って文喫が選んでくれる本のラインナップに委ねてみるのは面白い。こちらは総額での価格設定だが、それとは別に「この金額内で何冊欲しい」などのリクエストにも対応可能という。離島・遠隔地以外であれば配送料が無料なのも嬉しい限りだ。【自分の「居る場所」に制限があるなか、本を手に取れば、私たちはいつでもどこへでもいける】とは文喫らしいメッセージ。選書サービスで文喫の作ってくれるコースを漂うでもよし、#本日の一冊 からふらふらと漂流するのもよし。本を開いて自分だけの時間と空間を漂ってみる時間は、今だからこそたっぷりできる。文喫 公式オンラインショップ
https://libropb.stores.jp 

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文喫 六本木
rating

3.5

9件の口コミ
place
東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
phone
0364389120
opening-hour
9:00-23:00(L.O.22:30)
no image

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