魅惑の夜カフェ inワンダーランド『スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京』


2020.03.19

Harumari TOKYO

艶っぽい表情を見せる、夜の「コーヒーのテーマパーク」オープンから1周年を迎えた今もなお、話題のスポットとしてたくさんの人が訪れる「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」。週末の昼間などはまだまだ整理券が必要だそうだが、夜8時以降は比較的落ち着いているとのこと。目黒川沿いという立地柄、繁華街にありがちなビルの明かりやネオンなどが少ないため日が落ちると、この場所だけ現実世界から切り離されたような特別感があって、昼間とは違う独特の艶っぽさすら感じる。ガラス張りの外観からは中の様子が際立って見え、見たこともないような器具や内装デザインがワクワク感を高める。そう、ここは夜こそ訪れたい、コーヒーのワンダーランド、日常からしばしトリップできる場所だ。大きなガラス扉が夢の国への入り口。入ってまず目に入る、4階建ての建物の天井までそびえ立つブロンズ色に輝く圧巻の設備は、キャスクと呼ばれるロースタリー 東京のシンボルだ。内側にはここで焙煎した豆を飲み頃になるまで貯蔵する機能を備えている。ここが通常のスターバックスの店舗と決定的に違うのは、焙煎機が併設されている点。日本ではここだけという特別さで、世界でも6店舗しか存在しないという。
このキャスクからまるでジェットコースターのように店内に張り巡らされたレーンを辿り豆がバーカウンターへと運ばれ、フレッシュなコーヒーを楽しむことができるというしくみになっている。雨のように落ちてくる生豆の音、芳醇なコーヒーの香り、運ばれるコーヒー豆、様々な器具で淹れるコーヒー、その味と五感をフルに満たし、のめり込むような体験ができるというコンセプトだ。まるで4店舗をハシゴ?フロアごとに異なる世界観が待っているワンダーランド「ロースタリー東京」は、その独特の世界観だけでなく、1階から4階まで、各階ごとに違った世界、雰囲気を味わうことができる。2階は紅茶の世界が楽しめる「TEAVANA」。折り紙をモチーフに設計された低めの天井が印象的で、目線の先にはちょうど目黒川沿いの桜。これからの季節は夜桜をみるスポットとしてもおすすめだ。4階はAMU インスピレーション ラウンジと呼ばれるコーヒーセミナーやワークショップが行われる場。この場所でローストしたコーヒー豆のパッケージングが見えるレーンもあり、ちょっとした工場見学気分が味わえる。ここから実際に全国の店舗へ配送されるとのこと。最寄りのスターバックスにも運ばれていくのか……と思うと感慨深い。コーヒーだけじゃない。バーで至福の一杯をしっとりと贅沢気分に浸れるのは3階の「ARRIVIAMO BAR」。バーというと暗くて入りづらく、ましてや一人ではなかなか敷居が高い場所というイメージ。だがそれを覆し、オープンなスペースで、暖かみのある照明に包まれ、落ち着ける。誰でもどんな時にも気軽にラグジュアリー感を味わうことができるのが、このバーの醍醐味といえるだろう。コーヒーストアのバーではあるが、ドリンクを作ってくれるのはバーテン経験者などその道のプロもいるというからパフォーマンスや味に間違いがないので安心だ。おすすめをしてくれたのは、イタリアの若者の間で今トレンドのドリンクだという「アペロール スプリッツ(¥1,000 税別)」。爽やかな味わいでとても飲みやすいが、何より見た目の華やかさが喉だけではなく、心も潤してくれる。あわせるおつまみは、注文を受けたその都度カットすることで、フレッシュな味わいと鮮やかな色彩も楽しめるというこだわりの「アペリティーボ メディオ」(¥1,400 税別)。薄く、ふわふわなハムは口の中に入れると溶けてしまうような儚さである。ドリンクをつくってくれるライブ感、見た目の美しさ、ハッとするような美味しさ。これでもかと五感を刺激してくれる、まるでアトラクションだ。夜の色が溶け込む、特等席でコーヒー旅行再び入り口のある1階へ戻り、コーヒーの世界にどっぷりと浸りながら今度はコーヒーを。キャスクから運ばれたフレッシュな豆の中から3種類を選んで飲み比べることができる【ロースタリー フライト(¥2,000 税別)】。1つのコーヒーポットに2つのカップがセットされ、そのまま飲んだり、ミルクで割ったりと比較して楽しむことができる。ひとりでも、2人でシェアして楽しむのもいい。産地の違いを飛行しているような感覚で味わい、思いを馳せる。各コーヒーの特徴やちょっとした豆知識が書かれているカードはデザインもスタイリッシュでコレクションする楽しみも。これぞスターバックスの総本山、味についてパートナーと会話が楽しめる(スターバックスではスタッフのことをパートナーと呼ぶ)。産地によって、ロースト具合によって違うコーヒーの味。知識豊富なパートナーと、好みについて語りあう夜も、洒落ているだろう。
キャスクを眺めながらただただぼーっと過ごすのもあり。天井が高く、開放感があるので、皆何かに囚われることなく過ごしている様子が見て取れる。このワンダーランドには、一般的なカフェにありがちな“パソコンで作業をしている人”がほとんどいない。この場所での体験を目一杯楽しむという心構えで来店する人、また作業をしようと入店したものの、あたえられる体験の目新しさや刺激に心を奪われ、いつしか純粋にこの場を楽しむ時間を過ごしていた、という人もいるのだろう(筆者は後者であるのだが…。)たまには日常から離れ、思いっきり楽しみ心を浄化させることも大人には必要だ。何も考えずに、心の底から湧き上がる素直な感覚や感動に身を任せて、自分を解放してくれる夢の国。日が暮れたら特別な世界へ誘ってくれるカフェへ。夜20時、中目黒へ出かけよう。 取材・文:森田文菜
撮影:きくちよしみ 

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スターバックスコーヒー STARBUCKS RESERVE(R) ROASTERY TOKYO
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4.5

149件の口コミ
place
東京都目黒区青葉台2-19-23
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0364170202
opening-hour
07:00-23:00ラストオーダー: 2…
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