グラフィックデザイン、DJなど、多彩な才能を持つ日本人アーティストRK。2013年、ランニングクルー「AFE TOKYO」専属のiPhone Photographerとして活動したことで、注目を集めるようになった。活動を本格的にしてからは、一眼レフを片手にアジアを撮影。Instagramの公式アカウントは40万人フォロワーを超えることから、SNS上で彼を知る人も少なくないはずだ。RK被写体は、ストリートや建築物など、風景が中心。印象的に人物を構成し、その独創的な世界観は海外メディアからも注目されている。中でも『秋葉原のおじいちゃん」や『台北大橋のバイク」などは、RKの代表作。”密集感のあるもの”をシリーズ化しInstagramで発表したものだ。RKRKが撮影する対象は、見慣れ親しんだ風景でもある。そこに、見慣れない要素をプラスし、非現実感を演出するのが彼の作風といっていいだろう。画面全体にピントを合わせるのも、RKらしい撮影手法だ。RK
富士吉田市で撮影した作品。多くの人は写真を前にすると、「これは現実?」と、ついつい見入ってしまうことだろう。会期中の4月11日は、会場内でサイン会を開催予定。本展では未発表の新作も展示する他、ポストカードやTシャツ、カタログなど、オリジナルグッズも販売する。これまではSNSなどのweb上でしかRKの作品をチェックできなかった人も、本展ではオリジナルプリントでその迫力を味わうことができそうだ。作品を鑑賞するときは、ぜひ、遠くから眺めたり、写真に顔を近づけたりして、じっくりと鑑賞してみてほしい。視点の変化に気づいたり、世界観の豊かさを発見したりして、より一層作品を楽しめるはずだ。
人気フォトグラファーRKの個展が開催。幻想的なアジアの風景を堪能しよう
2020.03.10
Harumari TOKYO