ティム・バートンも愛する“少し不気味”な魅惑の作品群に浸る展覧会


2019.07.19

Harumari TOKYO

絵本から舞台芸術まで。ゴーリーの足跡を3章構成で紹介美術と文学のみならず、歌舞伎やバレエなどの舞台芸術などにも造詣が深いエドワード・ゴーリー。その様々な分野への見識から生み出されるアイロニカルで少し不気味な独特の世界観と、繊細なモノクロームの線描は多くの人から支持されている。その中には、シュールレアリストのマックス・エルンストや映画監督のティム・バートンなど芸術家や文化人も多い。《うろんな客》1957年 挿絵・原画 ペン・インク・紙 エドワード・ゴーリー公益信託 ©2010 The Edward Gorey Charitable Trustそんな彼の作品が集まる「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」は、ゴーリーの没後にエドワード・ゴーリー公益信託とブランディーワイン・ リバー美術館によって準備された世界巡回の原画展を、日本全国各地で公開するものだ。原画に資料や書籍などを加えた約350 点を展示し、ゴーリーの世界観を紹介している。《輝ける鼻のどんぐ》1969年 挿絵・原画 ペン・インク・紙 エドワード・ゴーリー公益信託 ©2010 The Edward Gorey Charitable Trust展覧会は3部構成となっている。第1章では、『うろんな客(The Doubtful Guest)』『ギャシュリークラムのちびっ子たち または 遠出のあとで(The Gashlycrumb Tinies: or, After the Outing)』など自身でテキストとイラストの両方を手掛けた本“主著(Primary Books)”の代表作33点を展示。第2章では、ゴーリーが装丁や挿図を手掛けた詩集や小説などの文学作品約80点を紹介する。さらに第3章では、脚本や衣裳デザインなど舞台にまつわる仕事について詳しく知れる内容となっている。《キャッテ ゴーリー No.19》1972年 挿絵・原画 紙、ペン・インク・水彩・鉛筆 個人蔵 ©2010 The Edward Gorey Charitable Trust《キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科》1982年 表紙・原画 ペン・インク・紙 エドワード・ゴーリー公益信託 ©2010 The Edward Gorey Charitable Trust絵本というと子供のものという印象もあるが、その幻惑的な物語や緻密なイラストは大人こそ楽しめると言っても過言ではない。多くのクリエイターにも愛されるその世界観を目の当たりにすれば、日常に少しの刺激をもたらしてくれることだろう。 

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練馬区立美術館
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4.0

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東京都練馬区貫井1丁目36-16
phone
0335771821
opening-hour
通年 10:00-18:00
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