謎の恐竜・デイノケイルスの全貌が明らかに。最新&新発見満載の恐竜博が開催


2019.05.01

Harumari TOKYO

獲物を狙うティラノサウルスといえば獰猛で俊敏。映画『ジュラシックパーク』では猛スピードの車ですら逃げられなかった。
恐竜研究が進んだ現代でこそ、このスリリングなシーンが当たり前のように表現されるが、50年前までは恐竜は「愚鈍な生き物」と考えられていたのだ。
その転機となったのが、新種の肉食恐竜デイノニクスの発見。本展では、その後めざましく発展した恐竜研究の変遷とその研究現場に空前のスケールで迫る。世界初公開!“謎の恐竜”デイノケイルスデイノケイルス 発掘現場(1965年) MPC-D100/018, Institute of Paleobiology PASデイノケイルス 前あし(展示は複製) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciences1965年、モンゴルのゴビ砂漠で発見された前足の化石。その長さはなんと2.4m!カギヅメ状の指先から、「恐ろしい手」を意味するデイノケイルスと命名。しかし、その後の発掘でも腕の化石しか見つからず、全容の分からない”謎の恐竜”とされてきた。デイノケイルス 頭部(実物化石) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciencesデイノケイルス 右足(実物化石) © Institute of Paleontology and Geology of Mongolian Academy of Sciencesところが近年、頭や胴体、後ろ足などを含む2体の化石が発見された。幅広のクチバシ、帆のような構造を持つ背中、草食恐竜のヒヅメのような足の指先。肉食恐竜のように鋭く尖った指先とその手の大きさからは、想像もできなかった恐竜であることが判明したのだ。デイノケイルス 全身骨格図 © Genya Masukawa本展では、その貴重な実物化石や全身復元骨格を世界初公開。ぜひその全貌を会場で確かめたい。日本の恐竜研究の転機となった“パーフェクト恐竜”「むかわ竜」が東京初上陸「むかわ竜」 全身実物化石 北海道むかわ町穂別産 むかわ町穂別博物館所蔵2003年北海道むかわ町で発掘された部分化石。当初は、大型爬虫類の仲間・首尾竜と考えられていた。しかし、2011年実は首尾竜ではなく、恐竜の化石であることが判明。その後、再発掘。国内で最も完全度の高い恐竜全身骨格として当時大きなニュースとなった。白亜紀後期の恐竜全身骨格であること、海の地層から発見された恐竜の全身骨格化石であること、ともに国内初の大発見。本展で、その全身骨格が地元むかわ町以外では初めて公開される。「むかわ竜」が生きた恐竜世界のCG  © NHKまた、「むかわ竜」が生きた恐竜世界を高精細CGで再現。迫力の4Kシアターで楽しめる。本記事では紹介しきれないほど、好奇心をそそられる展示が多数の企画恐竜展。今夏は、上野で恐竜時代にタイムスリップしよう。 

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国立西洋美術館
place
東京都台東区上野公園7-7
phone
05055418600

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