自由が丘のベーグルカフェ「JUNO」がリニューアル。老舗の製法に加えバリュエーションも充実


2019.04.05

Harumari TOKYO

ニューヨーカーの朝食というイメージが強いベーグル。しかしベーグルの発祥は、実はポーランドだったというのをご存じだろうか?トルコの侵略からオーストリアを救ったポーランドのヤン3世国王をたたえ、ウィーンのパン職人が捧げたパンーーそれがベーグルの起源と言われている。ヤン3世国王は熟練した馬術家でもあったため、“あぶみ”に似た楕円形のパンが作られた。オーストリアの言葉で“あぶみ”はbeugel(ブーゲル)、ドイツ語でもBU”GEL。ここに語源を見ることができる。また、ポーランドでベーグルの円い輪は、“終わることのない人生の輪”にも見立てられ、安産のお守りとして作られていたことも知られている。その後、中欧から東欧のユダヤ人の間で広がり、N.Yへ渡ったユダヤ系移民によりニューヨーカーの欠かせない日常食として広がっていったという。ここ日本でも、根強い人気のベーグル。中でも、1998年に自由が丘に誕生した「ジュノエスクベーグル」は約20年間に渡って伝統製法のベーグルを提供してきた老舗店だ。4月26日(金)、ブランド名を「JUNO」と刷新し「ベーグル屋さんの、おいしいベーグル。」をコンセプトに、毎日食べたくなるようなバリエーション豊かなベーグルが楽しめるカフェとして新たに生まれ変わる。ランチメニューも充実看板メニューのプレーンベーグルは、国産小麦、沖縄・与根製塩所の塩、ミネラル豊富なきび砂糖を素材に、手作りによるナチュラルかつシンプルな製法で作り上げるひと品。そのほか、より良い素材を厳選し、日本人の食生活に寄り添ったベーグルの数々が販売される。かぼちゃ、ほうれん草、チョコレート…材料の持つ自然の色だけで彩られた、鮮やかで優しいラインナップ。サンドイッチに適したベーグル、素材をふんだんに使ったリッチなベーグルなど、食べるシーンを意識した個性豊かな商品が並んでいる。ランチタイムには、ベーグルサンドやディップに加えて、三軒茶屋で国産の有機・自然栽培の野菜を販売する八百屋「三茶ファーム」の野菜を使用したベーグルランチメニューも用意。和食の要素を取り入れた旬のメニューを、ベーグルと合わせて楽しめる。作り手の顔が見えるベーグルファクトリーとして、安心と安全を届けてくれる同店。ベーグルの円い輪に込められた温かな思いとともに噛み締めたい。 

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