原宿のど真ん中、和定食屋「THE TEISYOKU SHOP」人気の秘密を探る


2019.03.29

Harumari TOKYO

原宿のど真ん中に、全国各地のこだわり食材で作る、絶品の和定食が食べられるカフェがある。その名も「THE TEISYOKU SHOP」(ザ テイショク ショップ)。キャットストリートの一本脇道、ハンバーガーやアメリカンドーナツなど原宿らしい人気ショップの先にある、和風でありながらどこかポップな外観の店が、それだ。me TIME NAVIGATOR 表参道原宿編にて、堀口周作さんや高野一朗さんなど、原宿ワーカーから絶大なる支持を得ているこの場所の秘密を探ろう。店の前で出迎えてくえるのは、この街にしてはやや古風なタヌキの焼き物と招き猫。昼間から赤提灯がぶらさがっているのも新鮮に感じる。扉を開けた先にも独特の世界観が広がる。和紙で作られた和柄の壁紙は、店名入りのオリジナルデザイン。入り口には幸福を招くといわれる福助人形、ダルマや七福神の置物なども、店の奥にまるでコレクションのように飾られている。その理由は「日本好きのアメリカ人が営む、風変わりな和食屋」という、一風変わったこの店のコンセプトにある。ほっこり系の町の定食屋や侘びさびを重んじた割烹のような、日本人が想像する和食屋とは少し違う。あくまでもイメージは「海外から見た日本」。アメリカ人が、大好きな日本のグッズで部屋を埋め尽くしている、そんな空間だ。アンティークショップなどで買い揃えたというアイテムの数々は、わたしたち日本人でも普段目にしないものばかりで見ていて楽しい。「若者が気軽に入れる店にしたかった」。あえて原宿で、ユニークなコンセプトの定食屋を始めた理由を、オーナーの車田さんはそう話す。飲食業界に長く携わってきた彼は、地方でいい食材に出会い生産者に触れるうちに、日本食やその土地の魅力をもっと伝えたいと思うようになったという。「でも、銀座の立派な料亭で『日本食っておいしいから食べてみて』といわれても、普通のひとは行けない。そういうところに行くのは、そもそも意識が高い人。本当に日本食の魅力を知ってほしいのは、まだそれに気づいていない人と、忘れている人」。だからこそ、食もファッショナブルに楽しめる原宿で「何気なく入った店が、おいしい和食の店だった」ということが大事だ、と話してくれた。車田さんの思いは届いているようだ。この店には年配客や外国人客はもちろん、定食という原宿には少し新鮮なスタイルに惹かれ、周辺のショップ店員をはじめ20・30代の客も男女問わず多く訪れる。メニューは唐揚げ、生姜焼き、焼き魚にフライなど、まさに「THE定食」といえるものばかり。だが食材の産地と質には絶対の自信を持つ。例えば肉じゃがに使うのは群馬県産国産牛の角切り肉。和歌山県で創業160年以上にもなる老舗しらす屋「山利」の釜揚げしらすを使った丼も自慢だ。米にもこだわっている。一等米を玄米で仕入れ、その日の分だけ店内で精米し、羽釜で炊き上げる。粒が立ち甘みも格別だ。「ランチタイムはごはん食べ放題。『お米がおいしい!』と、おかわりする女性も多いですよ」。パリッと焼かれた皮と、脂がのりふっくらとした大ぶりの身の銀鮭には、思わず驚いた。定番中の定番の鮭の定食も、いい素材を使ってその美味しさを最大限引き出すことで、最高のごちそうになるのだ。以前の店の名残であるピザ窯で魚を焼くというから、またおもしろい。ジューシーに仕上がるおいしさとそんなエンターテイメント性も、原宿のひとを魅了してやまない。一度この気軽さとおいしさを知れば、自然とまた足が向く。週3回ランチに来る客もいれば、仕事帰りにサクッと食事をして行く客も多い。豊富なメニュー、16:00までの長いランチタイム、夜にも同じ価格で定食が楽しめる上、単品オーダーが可能なことも、利用しやすい理由だろう。「いずれは、食材そのものや生産地にも興味を持ってほしいけど、まずは『米がおいしい!和食がおいしい!』そんな気づきのきっかけになれたら」。ちょっとポップな和食屋「THE TEISYOKU SHOP」に一度足を踏み入れれば、日本の「おいしい!」が待っている。取材・文 : RIN 

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THE TEISYOKU SHOP
rating

5.0

2件の口コミ
place
東京都渋谷区神宮前6-14-12 モードS 1F
phone
0334092018
opening-hour
月・水-土 ランチ:11:30-16:00…

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