毎日通いたくなる。三軒茶屋の地元民に愛されるカフェまとめ


2019.03.19

Harumari TOKYO

穏やかな空間に、やわらかいコーヒー。「Cafe Obscura」は、待ち時間も至福。にぎわいのある商店街を抜けると、しっとりとした雰囲気のお店を発見。「Cafe Obscura」は、住宅街の中にある隠れ家コーヒーショップ。店内は打ちっぱなしのコンクリートで、配管もむき出しでインダストリアル感があるが、木製の家具と調和して温かい印象だ。そして、自家焙煎コーヒーはサイフォン式抽出にこだわり。一杯ずつじっくり丁寧に抽出してくれるので、テーブルに運ばれてくるまでの時間をドキドキしながら待つ。空間に広がるコーヒーの香りや、サイフォンボールに映る気泡の美しさを満喫しよう。運ばれてきたコーヒーをひと口飲むと、本来の味わいを感じられるすっきりとしたテイスト。やわらかな口当たりは、この同店の雰囲気を表現しているかのよう。ある駅から少し離れているため、穏やかな空気感が流れるのも地元で愛される理由。じっくりとコーヒー空間に向き合えるのは、この場所だからこそなのだろう。「ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ」は、初めて行っても常連の気分になれる。Photos by Takumi Ota三軒茶屋の路地の奥に、見覚えのある青い店名。あまりにもナチュラルに三軒茶屋の街並みに馴染んでいるため、地元民やたまたま散歩していた人ぐらいしか気づかないだろうが、ここはかの有名なコーヒースタンド・ブルーボトルコーヒー。系列店の中では断トツの穴場感だ。三軒茶屋という地名の通り、「茶屋=休憩所」としてコーヒーを楽しめる場所をイメージ。元々診療所だった築50年の建物をリノベートしており、コンクリートを基調としたスタイリッシュ空間と、光に照らされた木々の緑とのコントラストは、ブルーボトルらしい「美」を感じる。「今日はどんな感じですか?」初めて来たにも関わらず、気さくに話しかけてくれるバリスタさん。常連でも無ければ三茶に住んでもいないのに、なぜか知り合いのお店へ遊びにきたかのような居心地のよさだ。今日も明日もこれからも、「ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ」は、この街の人々の生活の中に溶け込んでいく。【関連記事】
特定の誰かではないけれど、「会いたくなる」ブルーボトルコーヒー
何かに出逢えそうな、期待感。想いが込められた空間で浴びる、活力三軒茶屋の地元民が足繁く通う「OCTOBRE」は、クラシックケーキに注目地元民に愛されるものの象徴と言えば、街のケーキ屋さん。三軒茶屋にも、そんなほっこりしてしまうケーキショップがある。「OCTOBRE」は、太子堂中学校方面に向かう途中、完全なる住宅街の中にポツンと存在するパティスリー。駅からは徒歩10分ほどで坂道もあるが、同店のケーキを求めてついつい足を運んでしまう。ショーケースに並ぶのは、フランス菓子をベースにした古典的なケーキの数々。苺のショートケーキ、オペラ、モンブラン…。キラキラと宝石のようなケーキを前に、誰もが童心に返るはずだ。なんと同店のシェフは、日本に初めて本物のフランス菓子を伝えたアンドレ・ルコント氏の最後の弟子。街と調和したほっとするお店なのに、本物志向の絶品ケーキをいただくことができるとあれば、愛されないわけがない。大切な人の誕生日や、一週間仕事を頑張った自分へご褒美が欲しい時、三軒茶屋の人々は自然と「OCTOBRE」へ足を運んでしまうのだ。 気飾らない、肩肘張らない、会いに行きたい。そんな存在の三茶住民の心の拠り所は、商店街の先にあるのだ。 

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ブルーボトルコーヒー 三軒茶屋カフェ
place
東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18
opening-hour
8:00-19:00
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