【国際通り周辺】新しい沖縄と、いつもの沖縄。 新旧が混在する繁華街。 (後編)


2023.03.16

Hanako.tokyo

那覇市の中心部を走る、沖縄で最もにぎやかな国際通り。その裏手には、平和通りや市場中央通りなどの商店街があり、地元の人々の暮らしと遊び、沖縄の新旧が交差するエリアだ。前編はこちらからAREA ACCESS国際通りは那覇市の県庁北口交差点から安里三叉路まで、約1.6㎞続く商店街。那覇空港から、ゆいレールで県庁前駅まで約12分。国際通りを挟んで南の浮島通りや壺屋やちむん通りがある松尾~壺屋~牧志周辺、東は栄町市場のある安里へと続く。LIQUID THE STORE(リキッド ザ ストア)右奥がセラー。店内では〈TESIO〉のハムも販売。ワインはグラス800円~。上は上出長右衛門窯。下は土器の作家、熊谷幸治と作った酒器など。空間はクマタイチと内村綾乃。“飲む”から生まれる文化を沖縄から発信していく。“飲む”という行為を軸にした専門店。店内には、ナチュラルワインのセラーをはじめ、クラフトビールや日本酒、茶葉、コーヒーなどを扱うパントリー、飲むための道具を揃えるギャラリーが。県産のスピリッツも豊富で、店が泡盛蔵と一緒に造った、ご当地オリジナルもあり、ものを介して文化を伝承する基地のような空間になっている。中央のテーブルを囲んで立ち飲みしながら、日々様々な出会いと発見が生まれている。〈瑞穂酒造〉とのシリーズ、多良間島の黒糖を使用したラム「TARAMA ISLAND RUM」。「Freikorperkultur Rose Fizz 2020」4,840円。「WEINSCHWARMER 2019」5,500円沖縄の気候に合うロゼ「SCHEUERMANN ROSE 2020」5,940円。住所:沖縄県那覇市壺屋1-1-21
営業時間:13:00~20:00
定休日:火水木休
TEL:098-988-3607金壺食堂(きんつぼしょくどう)素朴で優しい台湾のお惣菜で、心も体も健やかに。肉や魚を使わない野菜たっぷりの「台湾素食」の店。毎日8種ほどの惣菜バイキングは、おかゆや滋養スープもついて600円。台湾出身の先代が、体に負担のない精進料理をと32年前に開いて以来、2代目も味と思いを引き継いでいる。竹の葉も台湾のもので作る黒米入りのちまきは予約を。カウンターに並んだ惣菜を、自分で皿に盛るシステム。季節ごとの野菜を昆布だしで和えたシンプルな味わい。ちまきには大豆と大豆ミートがたっぷり。300円。住所:沖縄県那覇市壺屋1-7-9
営業時間:8:00~14:00LO
定休日:木休(日曜は午前中ちまき販売のみ営業)
席数:16席
TEL:098-867-8607COFFEE potohoto鰹節店の面影を残しながら改装。歴史を紡ぐ市場の真ん中で、街の人に交ざってコーヒーを。昔ながらの生活が垣間見える栄町市場に2006年オープン。老若男女を問わず、地元の人に愛されるコーヒースタンド。時に生産者の元を訪れて厳選する豆は、各産地の風味を生かすように毎朝焙煎される。今年1月に市場内で移転。新しい店には焙煎室が併設され、コーヒーのいい香りが市場に漂っている。カプチーノ380円。市場の人が毎日通える価格にこだわった。豆が選べるフレンチプレスのホットコーヒー。台湾〈卓武山珈琲農場〉の香り高い「ゲイシャ ナチュラル」1,000円。住所:沖縄県那覇市安里388-1 栄町市場内
営業時間:10:00~18:00
定休日:日休
席数:6席
TEL:098-886-3095 南島製菓(なんとうせいか)リニューアルした店内には30種類ほどの菓子が並ぶ。琉球王朝時代から伝わる、沖縄ならではの焼菓子。創業1935年。琉球菓子の老舗として、4代目になる今も文化を守り続ける。昔ながらの材料と製法で、道具も受け継いで作られている名物「こんぺん」は、煎り白ごまと県産黒糖の風味が広がり、甘すぎず上品。琉球王朝時代には、もてなしのための高級菓子だったという。その長い歴史に触れながら楽しんでみては。 沖縄では、お供え物にも欠かせない「こんぺん」146円。年間10万個以上を販売する人気。紅白の「かるかん」各130円。住所:沖縄県那覇市松尾2-11-28
営業時間:9:00~18:00(日10:00~17:00)
定休日:無休
TEL:098-863-3717和洋葡yoshi(わようぶヨシ)奥にワインセラーのある店内。沖縄のスーチカーから着想した「アグー豚の自家製ハム 山わさび掛け」1,210円。「牡蠣と春菊のお浸し」880円。ワインはグラス990円~。飽きずに通える和洋食に、ワインが進む小料理店。沖縄で生まれ育ち、東京の人気店でイタリアンと和食を経験した店主による、素材感のある料理が魅力。おばんざいからパスタまで、季節の食材を用いたメニューはあくまでソムリエとしてのアプローチから、食べ疲れないような“家庭料理の延長”を意識しているという。料理に合わせて勧めてくれるワインも面白い。席料330円。住所:沖縄県那覇市壺屋1-18-34
営業時間:18:00~24:00
定休日:不定休
席数:18席
TEL:090-9787-9790大石餃子店(おおいしぎょうざてん)元々スナックだった場所を改装。外観のピンクが目印。焼餃子480円、水餃子380円。ほかに蒸餃子も。焼き&蒸しに水餃子も食べたい!餃子好きが到達した最上級。栄町市場近くのスナック街で、餃子好きの夫婦が営む専門店。オーダーが入ってから包む餃子はとってもジューシー。味を追求し研究を重ねた末に、肉から店で挽き、皮も全て国産小麦を使って手作りしている。餃子以外の中華の一品も作りが丁寧で、一つ一つの食材の新鮮さなどにも妥協していない。県産の豚を使ったレバニラ680円。臭みがなく旨味たっぷり。住所:沖縄県那覇市安里388-101
営業時間:17:00~23:00(22:00LO)
定休日:月火休
席数:10席
TEL:098-887-7002ツチトイブキ那覇の人気店から「燕郷房のチャーシュー」550円。「トリッパ」680円。ワインはグラス660円~。抜栓料1,650円。角打ちスタイルのナチュラルワイン酒場。ナチュラルワインが大好きな店主が、東京から移住してオープンした浮島通り沿いのワインショップ兼角打ち。ボトルで国別に600種類以上をラインナップ、グラスで楽しめるものだけでも常時約40種類と驚きの数。アテは日常的な食事をコンセプトに、沖縄の有名店の人気メニューも揃えている。ポルトガルのロゼの泡「humus 2020」3,960円。アルザスのオレンジワイン「Lune à boire Orange」4,400円オーストリアの白ワイン「Gegenwind 2020」3,960円。「宮崎県産苺の白和え」600円。住所:沖縄県那覇市松尾2-7-27
営業時間:13:00~21:00(角打ちは木金土日のみ15:00~20:00LO)
定休日:火休
席数:16席
TEL:080-3906-9753photo : Satoko Imazu, Wataru Oshiro (P.16, Luft Shop, potohoto interior, TSUCHITOIBUKI) text : Asuka OchiNo. 1218沖縄・春の旅。/目黒蓮 (Snow Man) 2023年02月28日 発売号沖縄と言えば、暑い夏がイメージ。でも、春の旅が実は最高なんです。太陽の光は、眩しくも優しく。美しい海は、海開きが始まったばかりで、ひとり占め。冬から春にかけて旬を迎える“沖縄の野菜”を満喫。最高気温は、25℃前後。街歩きも、世界自然遺産・やんばるの森ツアーをはじめとする大自然も快適に。いつもよりも、ちょっとだけ早い旅支度をして、涼しく楽しく、そして美味しい春の沖縄へ向かいませんか。 もっと読む 

read-more
南島製菓株式会社浮島通り店
place
沖縄県那覇市松尾2丁目11-28
phone
0988633717
すべて表示arrow
no image
金壷食堂
place
沖縄県那覇市壺屋1-7-9
phone
0988678607
すべて表示arrow
no image
COFFEE potohoto
rating

4.5

21件の口コミ
place
沖縄県那覇市安里388-1 栄町市場内
phone
0988863095
すべて表示arrow
no image
大石餃子店
rating

3.5

3件の口コミ
place
沖縄県那覇市安里388-101 喜納ビル1F
phone
0988877002
opening-hour
月・水-日・祝日・祝前日 17:0…
すべて表示arrow
no image
和洋葡yoshi(ヨシ)
rating

5.0

1件の口コミ
place
沖縄県那覇市壺屋1-18-34 1F
phone
09097879790
opening-hour
18:00-24:00
すべて表示arrow
no image
ツチトイブキ
place
沖縄県那覇市松尾2-7-27 プチメゾンド松尾 1F
phone
08039069753
opening-hour
13:00-21:00
すべて表示arrow
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら