【シンガポール】旧正月に欠かせない「バックワ」。ビールや赤ワインのお供に最高な進化系バックワをご紹介。


2022.02.03

Hanako.tokyo

結婚を機にシンガポールへ移住することになった元Hanako編集者女子による、星(=シンガポール)通信。第38回は、旧正月に欠かせないバックワにフォーカス。ビーフジャーキーとは異なる食感、味わいで、昨今は原料にこだわる店や、フレーバー付きや、新しい食べ方を提案する店が登場しています。こんにちは。シンガポールでも2021年12月初旬あたりからオミクロン株の脅威がふつふつと沸き出し、新規感染者数のピークを迎えつつあります。ほとんどが無症状・軽症のため、陽性だったとしても自宅療養でよしとされており、国民も落ち着いて受け止めています。ただこうなっては当然、会食における人数制限などの規制が緩和されるわけもありません。今年の旧正月は2月1日。平時であれば、旧正月前の街はもっと賑やかな雰囲気になり、当日は中華系シンガポール人は親族で大きな集まりをするのが通例ですが、今年もやはり、お祝いムードはささやかめ。とはいえ、誰にも会えないわけではないので、街歩きの際に、旧正月で需要の高い品々を見かけるようになりました。旧正月で人気なものの1つに、バックワがあります。中国で生まれた加工肉製品で、豚肉や鶏肉をスライス、あるいは挽いて、砂糖や醤油、スパイスと合わせて形を整えたら、乾燥させたのち、蜜を塗ってグリルするアジア版ジャーキーです。シンガポールへは約100年前に移民によってもたらされたのだそう。旧正月期になるとチャイナタウンなどはバックワの出店がずらり(残念ながら、現在はほとんど出ていませんが涙)。新年の挨拶めぐりをする際の贈答品の定番なのです。このバックワ、甘じょっぱくて、ビールや赤ワインのお供として最高。というわけで、わたしがおつまみにしているおすすめバックワ店を2軒ご紹介させてください。1.〈Fragrance(フレグランス)〉まずご紹介するのは〈Fragrance〉。1969年創業の老舗店で、創業者マダム・オンの秘伝のレシピを継承しています。スライス肉タイプや挽肉タイプ、ベーコンタイプなど、種類を豊富にそろえる同店におけるわたしのお気に入りは、米国産黒豚から作ったKurobuta Bak Kwa。黒豚の甘やかな脂と、炭焼きによる香ばしさと、ほのかな苦みがマッチしています。バックワというと四角や丸型がほとんどですが、豚の形に型どられた可愛らしい見た目も。〈Fragrance(フレグランス)〉
住所:180 Kitchner Road, City Square Mall #B1-06, Singapore 208539 ※島内に他30店舗以上あり
アクセス:MRT・North East Line(紫)「Farrer Park」駅より徒歩約3分2.〈Century Bakkwa(センチュリー・バックワ)〉続いては「Century Bakkwa」。2021年夏にオープンした、新顔です。老舗バックワ店を手伝っていたシンビアン・チュアさんが、高齢により店を畳むことにしたそのオーナーからレシピを引き継ぎ、自身の店として新装開店させました。バックワを旧正月だけでなく、日常的にもっと親しんでもらいたいと、柚子やトリュフなどフレーバーバックワを開発するほか、クロワッサン生地のワッフルであるクロッフルでサンドし、おやつ的に楽しめるバックワサンドを考案するなど、数々の進化系バックワを生み出しています。〈Century Bakkwa(センチュリー・バックワ)〉
住所:30 Dunlop Street, Singapore 209358
アクセス:MRT・Downtown Line(青)「Rochor」駅より徒歩約2分甘いものが食べたいときにも、しょっぱいものが食べたいときにも重宝するのがバックワです。おつまみとして、ぜひ試してみてください。 

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大分県日田市大字高瀬琴平町910
phone
0973285319
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