フレンチビュッフェが4,900円!ミシュラン一つ星〈シンシア〉の姉妹店〈シンシアブルー〉が原宿に誕生。


2020.09.19

Hanako.tokyo

ミシュラン一ツ星を獲得した北参道のフランス料理店〈Sincere(シンシア)〉。同店の石井真介シェフが新たにビュッフェスタイルのフレンチレストラン〈Sincere BLUE(シンシアブルー)〉を、この秋、原宿にオープンさせました。お値段なんと4,900円!ミシュランシェフが手がける食べ放題フレンチを、一足早く体験してきました。原宿の新商業施設〈JINGUMAE COMICHI〉内にオープンした〈シンシアブルー〉。〈シンシアブルー〉が店舗を構えるのは2020年9月、東京・原宿にオープンした飲食店18店舗が集まる新商業施設〈JINGUMAE COMICHI(じんぐうまえ こみち)〉。原宿駅竹下口から北東へ歩いて3分ほどの場所にあります。〈シンシアブルー〉は施設2階の角に立地。店内は二面ガラス張りで明るく開放感があり、窓の外に広がる緑を望め、原宿の喧騒を感じさせない落ち着いた雰囲気が漂います。オードブル食べ放題+メイン、デザートがついて一人4,900円!石井真介シェフ(右から三番目)。同店を手がける石井真介シェフは、かつて渋谷で予約が取れないレストランと言われた〈バカール〉を営み、その後に北参道〈シンシア〉をオープン。〈バカール〉をさらに進化させ、独自の世界観を追求してきました。新店〈シンシアブルー〉は、テーブルに料理を運び、一人ずつトングを渡すなどコロナ対策も万全なテーブルビュッフェスタイル。常時10種類以上のオードブルが食べ放題、メイン料理を2種から選べ、デザートもついて一人4,900円というお手頃価格です。+3,000円でスパークリングワイン含むドリンクも飲み放題!ちなみに追加3,000円でアルコール&ノンアルコールフリー、2,500円でアルコール1杯とノンアルコールフリー、1,900円でノンアルコールフリーが楽しめます。スパークリングワイン「Chateau de L'Aulee」も飲み放題!「Chateau de L'Aulee」というシャンパーニュ出身の醸造家によるスパークリングワインは、シャンパンにも劣らない美しい味の余韻が魅力。このスパークリングワインをはじめ赤・白ワイン、ハートランドにエビスビール、フルーツやスパイスを掛け合わせたオリジナルノンアルコールドリンクなどを飲み放題で味わえるなんてお得すぎます。料理は「サステナブルシーフード」がテーマ!〈シンシアブルー〉のもう一つの特徴は海の環境資源を考慮し、一定のルールに則って漁獲・養殖された魚介類を指す「サステナブルシーフード」をテーマに掲げていること。石井シェフはこれまでも、「100年経っても、豊かな海を」をミッションとして掲げる「一般社団法人Chefs for the Blue」のリードシェフとして、〈カンテサンス〉岸田周三氏や、〈日本橋蠣殻町すぎた〉杉田孝明氏など約30人もの有名シェフやフードジャーナリストとともに、持続可能な海を目指した啓発活動を行ってきました。今回の新店〈シンシアブルー〉もこの活動の延長線上にあり、100年先も魚を食べ続けていくことができるように、漁獲量や自然環境に配慮し、適切な方法で獲られた魚介類を積極的に料理に取り入れています。フレンチオードブルは常時10種類以上食べ放題!オードブルは常時10種類以上ラインナップし、これらが全て食べ放題。「うさぎの最中」。中にフォワグラとイチジクが入っていて、トロッととろける濃厚な味わいが楽しめる「うさぎの最中」などシェフの代名詞的メニューもオンメニュー。星付きクオリティの料理を好きなだけ、カジュアルに楽しめるようになっています。料理で使用する魚介類はほとんどが未利用魚(サイズが不揃いであったりロットが揃わないことにより出荷できない魚)か、持続可能な漁業や養殖業で生産された水産物に与えられる国際認証のMSC(天然の水産物が対象)もしくはASC(養殖水産物を対象)などを取得したもの。例えば取材日にいただいたオードブル「ASC燻製銀鮭とカリフラワームース」は、宮城県石巻産のASC認証を取得した養殖銀鮭を使用しています。「和歌山のFIPビンチョウ鮪と根セロリ」。こちらは、漁業改善プロジェクト(FIP)を推進中の漁業者による和歌山産ビンチョウマグロを使った一皿。根セロリのソースにはマドラスというスパイスも使用されていて、ほんのりカレー風味で食欲をそそる味わいに仕上がっています。「MSC帆立と岩海苔のクロケット」。こちらも同じくMSC認証を取得した北海道産の帆立貝を使用した揚げ物「MSC帆立と岩海苔のクロケット」。岩海苔の香り豊かな衣の中から、プリップリの帆立となめらかなクリームがあふれます。「オアカムロと春菊のソース」。「オアカムロと春菊のソース」は、横須賀市長井港産の尾が赤いムロアジの一種・オアカムロを使った一品。未利用魚として知られるオアカムロも、神経締めなど良い締め方をすることで味がよくなり結果的に魚としての価値を高めることができます。人気の高い魚ばかりを乱獲するのではなく、こういった未利用魚を使うことで持続可能な海を目指せるというわけです。
しっかりと脂がのり味が濃いオアカムロは、同じく味にインパクトのある春菊のソースとよく合っていました。「ウッカリカサゴのカルパッチョ」。「ウッカリカサゴのカルパッチョ」も、焼津の漁師さんが手がける未利用魚のウッカリカサゴを使用。柚子ソースをまとったウッカリカサゴは、鮮度が高くて歯応えもよく、さっぱりとした味が魅力的でした。「ASCバンガシウスのベニエ」。使用している魚にちょっとびっくりしたのが、「ASCバンガシウスのベニエ」という料理。バンガシウスというのはなんと東南アジア原産の淡水ナマズ。こちらもしっかりASC認証を受けたもので、ほとんど臭みはなく言われなければ白身魚の揚げ物としか感じません。揚げパンのようなジューシーな衣がちょっぴりジャンキーな味わいでした。「バーニャカウダ」。「バーニャカウダ」も濃厚な蟹味噌のソースにこだわりを感じます。「特製ブリオッシュ」。お店のロゴが刻印されたキューブ型の「特製ブリオッシュ」も食べ放題。外側はこんがりと焼き上がっていて香ばしく、バターの芳醇な香りが鼻をくすぐります。メインは魚のパイ包みか肉料理から1種類を選んで。「魚のパイ包み」。メインはスペシャリテである鯛焼き型の「魚のパイ包み」、もしくは肉料理からお好みをチョイス。取材時はメインの代わりに、ランチ限定メニューの「ブイヤベースラーメン」をいただきました。こちらはMakuake会員になることで、ディナーのテーブルビュッフェでも楽しめるようになっています。薬味や動物性の出汁を一切使用せず、エビと魚のアラのみで出汁をとったブイヤベースは、コクと味の深みが素晴らしい一杯。ラーメンとしても美味しいのですが、麺を食べ終わったらリゾットにアレンジもできます。バスク地方ではブイヤベースをリゾットで食べるということから、残ったスープに白米をいれ、さらにチーズとバスク地方のスパイス・ピマンデスペレットを加えていただきます。ほんのり甘くスパイシーなピマンデスペレットとチーズのコクが加わり、やみつきな味わいです。ミシュラン星付きシェフによる料理をリーズナブルな価格で好きなだけ味わえる〈シンシアブルー〉。誰でも気軽にサステナブルシーフードという取り組みに触れられるのも素敵です。予約殺到間違いなしの注目店、ぜひお早めにチェックを。〈Sincere BLUE(シンシアブルー)〉
東京都渋谷区神宮前1-23-26 JINGUMAE COMICHI 2F
03-6434-0703
11:30〜14:00、17:00〜23:00
月休 

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FROM FARM
place
東京都渋谷区神宮前1-23-26 JINGUMAE COMICHI 1F
phone
0368043715
opening-hour
月-金 ランチ:11:30-15:30(L.O…
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更新日:2024/04/25

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