気鋭シェフが手掛けるベーカリーカフェ3軒。【東京】絶品モーニングやランチが楽しめる!


2020.06.23

Hanako.tokyo

単なるベーカリーカフェと侮ることなかれ。元寿司職人や本場でフレンチ修業したシェフが手掛ける、料理に昇華された逸品の数々に舌鼓すること間違いなし。朝食やランチに訪れたい東京都内のベーカリーカフェをご紹介します。1.〈カタネベーカリー〉パンは夕方まで次々と焼き上がる。ガラスケースごと持って逃げたくなるほど、どれもおいしそう。職人気質の片根大輔さんと、料理上手の奥さま智子さん。毎年家族でフランスへ出かけ、アパルトマンで暮らしてバカンスを過ごす。そこでの発見がこの店をどれだけ充実させていることだろう。フランスのパン屋のように、〈カタネベーカリー〉は早朝7時から営業する。地下に併設されたカフェは、早朝から営業。薄暗い空間がやすらぎを与える。地下のカフェに下り、旅行気分で、「パリの朝食セット」を頼む小さな贅沢。パリの朝食 700円「パリの一ツ星か二ツ星の、安いホテルの朝食をイメージ」と、片根さんは笑う。素っ気ない食堂のテーブルに置かれるカゴ盛りのパン、そのおいしさに感動した記憶が甦る。特に謳うわけではないけれど、このパンには、片根さんのありったけの技と情熱が注ぎ込まれる。クロワッサン 160円、パンオショコラ 170円。美しいダークブラウンに焼き込んだ皮がバターの香ばしさを演出する。クロワッサンをひとかじりしたとき、流れ込んでくる圧倒的なバターの香ばしさは、きちんとバターを折り込み、焼き込む、という職人仕事の積み重ねからしか生まれないものだ。サラダセット(ヨーグルト付き)1,000円。パリのビストロを思わせるボリューム。カフェで出てくる食器やカトラリーが素敵だなぁと思っていたら、隣にセレクトショップ〈アコテ〉もオープン。カタネテイストの雑貨を多数取りそろえているので、こちらも注目。バニラ 140円。ザ・フランスのおやつ。ただごとではない香ばしさ。パンオレザン 200円。カスタードとあふれんばかりのラム酒の芳香。パンアングレ 280円。毎日食べたいパンとはこれのこと。長時間発酵のフランスパン 200円(大)。軽いのにここまで味わい深いとは。〈カタネベーカリー〉
フランスパンは7:00・10:30・16:30、クロワッサンは7:30・13:30・17:30に焼き上がる。
東京都渋谷区西原1-7-5 
03-3466-9834
7:00~18:30(カフェ~18:00LO) 月、第1・3・5日休 
6席(地下のカフェ14席)/禁煙カタネベーカリー東京都渋谷区西原1−7−5Phone: 03-3466-98347:00~18:30(カフェ〜18:00LO)月、第1・3・5日休2.〈CAMELBACK sandwich&espresso〉カウンターで一息。この店で心血が注がれていないものはなにもない。最後の一滴まで最高の抽出を狙う鈴木啓太郎さんのエスプレッソ。注文を待つ間はショータイム。寿司屋で鍛えられた成瀬さんの鮮やかな手さばきを見て過ごそう。1個に魂が込められる。具材同士のマリアージュ、口に入るときの噛みごたえ。微に入り細にわたってこだわる、寿司職人出身・成瀬隼人さんが作るサンドイッチ。パンマニアにはうれしい、近隣の名店3軒、〈カタネベーカリー〉〈365日〉〈タルイベーカリー〉で仕入れたバゲットそれぞれに合わせた具材で作られる。「パルマ産生ハムと大葉、ゆずとバターの香り」700円「パルマ産生ハムと大葉、ゆずとバターの香り」には王道のカタネバゲット。「ブリーチーズ、リンゴ、蜂蜜のハーモニー」800円「ブリーチーズ、リンゴ、蜂蜜のハーモニー」には、発酵種が香るタルイバゲット。もちもちのコッペにサンドする「すしやの玉子サンド」380円。もはや奥渋谷名物となった「すしやの玉子サンド」。卵焼き器を縦横に操り、毎日数時間かけて焼き上げた卵焼きはまるでスフレのエアリーさ。サンドイッチを芸術に高めた。〈CAMELBACK sandwich&espresso〉
フリーハンドで描かれたORDERの文字が。バゲットサンドはそれぞれダブルサイズもある。オーダーが入ってからトーストして仕上げていく。
東京都渋谷区神山町42-2
03-6407-0069
10:00~19:00 月休 
ベンチあり/店外喫煙可CAMELBACK sandwich&;espresso東京都渋谷区神山町42-2Phone: 03-6407-006910:00〜19:00月休3.〈griotte Bakery cafe〉フレンチとパンの融合を目論む、最も若い世代が小島正義シェフ。食の都リヨンでフレンチ修業をした。「食べてました。ケーキ、チョコ、パン…。二ツ星、三ツ星のレストランはすべて行きました。フロマージュブランを1ℓ食べたり」。なんという食いしん坊。この人ならまかせて大丈夫だ。1軒でパンも惣菜もそろえ、デリとしての機能を果たす。手前から左回りにパンイタリアン 130円、バゲット(ハーフ)140円、フムス 200円、にんにくコンフィとクリームチーズ 300円。各種のペーストにフランス仕込みの辣腕は発揮される。にんにくコンフィとクリームチーズは、芳醇さがオリーブオイルによって引き延ばされる。ひとすくいパンに塗るだけでビストロのような食事になる。クロワッサン 230円ジンジャーオレンジ 270円(各税込)クイニーアマンのユニークな造詣感覚。焼きこまない白いクロワッサン生地が発散する生々しいバターの香り。磯の香りを感じさせるきつめの塩と甘じょっぱくコラボする。〈griotte Bakery cafe〉
取り置き可、地下にイートインスペースあり。コーヒー 280円、グラスワイン 600円(各税込)。
東京都目黒区東が丘2-14-12
03-6314-9286
8:00~19:00 月休(祝の場合、翌火休) 
10席/禁煙(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo : Keiko Nakajima text : Taeko Terao edit : Kahoko Nishimura)【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。 

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カタネベーカリー
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4.5

18件の口コミ
place
東京都渋谷区西原1-7-5
phone
0334669834
opening-hour
7:00-16:00
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no image
Camelback sandwich&espresso(キャメルバックサンドイッチアンドエスプレッソ)
place
東京都渋谷区神山町42-2
phone
0364070069
opening-hour
8:00 -17:00
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