自由に海外旅行を楽しむにはまだ少し時間がかかりそうです。今こそ、国内に目をむけて、すぐそばに広がる素晴らしい景色を楽しみませんか? 特集では、日本各地の観光のプロに聞いた、その地ならではの夏の絶景・風物詩をご紹介。 今回は、栃木県観光物産協会のスタッフが選ぶ、夏の風景5選です。 次の旅までの時間を使って、ゆったり妄想トリップをお楽しみください。◆鬼怒沼鬼怒沼。 鬼怒沼山の標高約2,030メートル地点に位置し、高層湿原としては日本一の高所にある鬼怒沼。 夏の訪れとともに高山植物が次々と開花し、湿原いっぱいに可憐な花が咲き誇る。 「沼には大小48個の泥炭層にできる池塘(ちとう)を浮かべ、チングルマやヒメシャクナゲなどが生息する高山植物の宝庫としても知られています。 夏の高山植物も人気ですが、秋も紅葉を楽しめますよ」(栃木県観光物産協会スタッフ)鬼怒沼(きぬぬま)所在地 栃木県日光市川俣https://www.tochigiji.or.jp/spot/1059/◆英国大使館別荘記念公園英国大使館別荘記念公園。 「夏は外務省が日光に移る」といわれ、国際的避暑地として栄えた中禅寺湖畔。 この自然豊かな地に建てられた、英国の外交官アーネスト・サトウの個人別荘が、後に英国大使館別荘として利用され、その後栃木県が復元し、現在は英国大使館別荘記念公園として一般公開されている。「2階の広縁からは、サトウ氏が愛した中禅寺湖畔の『絵に描いたような風景』を満喫できます」(栃木県観光物産協会スタッフ)英国大使館別荘記念公園 (えいこくたいしかんべっそうきねんこうえん)所在地 栃木県日光市中宮祠2482https://www.tochigiji.or.jp/spot/8012/◆おしらじの滝おしらじの滝。 普段は沢の水が少なく、なかなか姿を現さないことから、幻の滝と呼ばれるおしらじの滝。 雨上がりに現れる、木漏れ日に照らされた神秘的なブルーの滝つぼが山の緑と相まって、息を呑むような美しさを見せる。「滝つぼは枯れることなく、大自然にひっそりとたたずんでいます。雨が降った後に美しい滝を見ることができますよ」(栃木県観光物産協会スタッフ)※滑りやすい箇所がありますので、歩きやすい靴を履いてください。※熊よけの鈴を付けるなど、十分に気をつけてください。おしらじの滝(おしらじのたき)所在地 栃木県矢板市下伊佐野https://www.tochigiji.or.jp/spot/8272/◆野木のひまわり畑野木のひまわり畑。 大地にしっかりと根ざし、真夏の青空へ向かって伸びるひまわりは、花とレンガのまち、野木町のシンボル。 2021年7月30日(金)から8月1日(日)まで野木町では「ひまわりフェスティバル」が開催され、イベント会場となる約4.3ヘクタールの敷地にひまわり畑が広がる。「野木第二中学校南側のイベント会場で約30万本、町全体で約100万本のひまわりが咲き誇ります」(栃木県観光物産協会スタッフ)野木のひまわり畑(のぎのひまわりばたけ)所在地 栃木県野木町野木地内https://www.tochigiji.or.jp/event/7669/◆龍門の滝龍門の滝。 龍門の滝は、那珂川に注ぐ江川にかかる、高さ約20メートル幅約65メートルの大滝。 滝の上には鳥山線が走っており、滝と電車が一枚の写真に収まる、絶好の撮影スポットになっている。 「滝を間近で見ることができる遊歩道があり、滝つぼ周辺まで降りることも可能です。 また、今年4月には、隣接する龍門ふるさと民芸館に『龍門カフェ』が新設されました。テラスで滝を眺めながら、地元食材を使ったベーグルや滝カレーなどをぜひお召し上がりください」(栃木県観光物産協会スタッフ)龍門の滝(りゅうもんのたき)所在地 栃木県那須烏山市滝https://www.tochigiji.or.jp/spot/4001/【協力】とちぎ旅ネットhttps://www.tochigiji.or.jp/※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。文=佐藤由樹
【栃木県】夏の絶景・風物詩5選 可憐な高山植物が咲き誇る湿原の光景
2021.07.28
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