
福井県固有の郷土料理を食べられるのが、鯖江市にある〈椀椀〉。立派な越前漆器のお膳とうつわに郷土料理が供される。この日の献立は、さといもやあげの煮物、舞茸の天ぷら、ぜんまいのお和え、焼きさば、麩のからし和え、すこ、山うに、葉寿司、呉汁など。特に鯖江市河和田地区に伝わる方法で調理された郷土料理の数々だ。上庄地区は、真名川と清滝川の扇状地で、火山灰が混じった土で水はけがいい。さといもを育てるのに最高に適した土地なのだ。「土地がやせている」ことが重要で、それゆえ「さといも自体が栄養を蓄え、身の詰まったさといもをつくる」と、農家の印牧(かねまき)富士夫さんが教えてくれた。 続きはこちらから →
