知らなかった…夜行バスなのに疲れないなんて! 近鉄バス「フォレスト号」で大阪→仙台の旅


2018.07.25

バスとりっぷ

ざっくり、こんなバス約12時間の長時間移動でも快適!3列独立シートのフォレスト号大阪~仙台をラクチン移動し1万円以下のコスパの良さ!ぐっすり熟睡するために車内設備も万全!大阪・京都~仙台を結ぶ近鉄バスの高速夜行バス「フォレスト号」へ乗車してきましたよ。なにせ大阪から仙台への夜行バスともなれば、乗車時間は約12時間! 絶対たいへんでしょー、身体痛くなるでしょーと思っていたけれど、ウワサによると3列独立シートなら快適とのこと。大阪から仙台までの直行便があるのは、飛行機か夜行バスのみ。移動時間が短い飛行機旅はラクだけど、空港往復の手間があることを考えると少し大変。寝て起きたら主要駅に到着してる長距離バスは道中が快適なら、それってかなりラクチンなんじゃない?そんな体力なし・ラクチン大好きの目線から、今回選んだ高速バスは近鉄バスの「フォレスト号」。ゆったり3列独立シートで所要時間は12時間、なのに片道1万円以下というこちらのバスの乗り心地をレポートします! (価格は利用日によりますよ)フォレスト(=森)号の名前の通り、明るい緑の車体です(車庫にて撮影)大阪・USJから仙台まで、フォレスト号のバス停は4つフォレスト号は大阪・京都と仙台を結ぶ路線。バス停は仙台側が「仙台駅前」、大阪・京都側が「京都駅八条口」「東梅田」「なんば・OCAT」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の4つです。運行は毎日。曜日や時期によって料金が変わります。出発時刻はバス停によりますが、仙台発も大阪発もざっくりと、19:30前後に起点を出発し、7:30前後に終点に到着。今回は大阪側からの乗車なので、起点となるバス停は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」です。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の乗り場は4番からバスのおなかに預け荷物をするときは、引換券を受け取ります。過酷? いやいやコレかなり快適! フォレスト号の車内事情フォレスト号の車内はリラックスできるウッド調! 乗車したらまず気になるものと言ったら…「車内は広くてキレイか?」と「自分の座席はどの辺り?」ですよね!まず「車内は広くてキレイか?」これは即クリア! フォレスト号の名前の通り、バスの車内は落ち着くウッド調です。また1つ1つの座席にはぴしりと畳まれた毛布と枕が置かれていて、きちんと掃除をし車内を整えた後だということがわかります。車内はウッド調の落ち着く内装。27席ありますよ座席ヘッドの当て布にプリントされているナンバーは座席番号。上を向いて表示を確かめなくても自分の座席が探せるのは、最初に座るときのほか、消灯した後でもありがたいですね。フォレスト号は3列独立シート。座席はすべて1人掛けのうえ、隣座席と少しずつ前後にズレているので、ほどよくプライベートを守れますよ。もちろん仕切りカーテンも個別です。足元ひろびろ。トイレに立つ際に周囲の人が全員眠っていても大丈夫!コンセントや内蔵テーブルも! 座席周りの設備をチェック 車内を快適に過ごすために必要な、座席周りの設備はこちら。また窓側上部にはプラズマクラスターイオン発生装置が備え付けられており、キレイな空気が保たれています。コンセントは座席の右手側にコップホルダーは前座席の端に。前の人がリクライニングを倒しても大丈夫 座席には内蔵式のテーブルつき中央座席の読書灯は前座席についていますよまた通路側のアームレストには、座席を立つときのためにちょっとした仕掛けが。こちらが通常の状態のアームレスト座席を立つ時に引っかからないよう、下に倒せるようになってますよ座席のリクライニングも重要! 本気リラックスモードはどのくらい? 座席背もたれのリクライニングは140度。フットレストは位置高めの仕様で、下に脱いだ靴をそのまま置いておけます。前座席との間が広い分レグレスト(ふくらはぎ下)がしっかり持ちあがるので、体感はかなりゆったり。座席周りの設備を全てリラックスモードに切り替えると、こんな風!フルリラックスモード。トレイやコップホルダーを全部出しても狭くない!車内で借りられるもの・くれるものは… 毛布、枕、スリッパは座席にスタンバイ。スリッパはそのまま持ち帰っても大丈夫ですが、車内でリラックスするためにはやはり靴は履き替えるのがおすすめですよ! Wi-Fiも無料で使えます。座席にきちんと置かれた毛布と枕枕はどーんとこの大きさ!スリッパは使い捨てで清潔。持ち帰りもOKですよWi-Fiも無料。前座席にカンタン登録方法の説明書きがプライベート確保! 座席は全てカーテンで個別仕切り可能 座席はすべて個別にカーテン仕切りが可能。上部分が網状なので、車内照明やプラズマクラスターイオン発生装置からのキレイな空気を遮ることはありません。カーテン前方は前座席まで後方もしっかりカバー(写真は座席リクライニングを倒した状態)トイレは車内中央に。足元灯りつきで消灯後も安心 トイレは車内中央にありますよ。内側から鍵をかけると、換気スイッチとトイレ使用中ランプが連動する仕組み。足元には灯りがつきます。階段途中にはゴミ箱もトイレは洗面所つき。使用中は換気扇も回りますよ大阪・京都→仙台便のサービスエリア休憩は1回!乗車するとシートベルトなどの簡単な案内がありますが、仙台到着時刻などの詳しい案内が流れるのは、京都駅を出発してからになります。詳しい時刻はというと、大阪・京都側から乗車する場合、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」19:20発、「なんば・OCAT」19:45発、「東梅田」20:05発、「京都駅八条口」21:10発。22:30に御在所SA(上り)で休憩し、その後消灯。後は7:32の仙台着までドアが開くことはなし、というスケジュール。車内放送では、リクライニングシートを深く倒すのも御在所SAでの休憩後に消灯してからお願いします、と案内されるので、それまでの車内はごく普通のバス。夕食や夜食を取る人、明るいままでもリラックスモードに入る人などさまざまです。私はここのタイミングで夕食を食べましたよー。そうこうするうち、バスは定刻通りの22:30に最初で最後の休憩所・御在所SA(上り)に到着。15分の休憩です。 御在所SA(上り)に到着する頃は、外は真っ暗です殆どのお店が閉まっていますが、トイレ・自動販売機・コンビニはOK!御在所SAを出発したら、バスはようやく消灯。カーテンを閉じ、リクライニングシートを深く倒して、おやすみなさーい…。目が覚めたら…バスの外は仙台の朝!ゆっくり眠って目が覚めても、まだバスは走行中。あれ、ここってどこだっけ、と寝ぼけ頭で窓のカーテンをそーっと開くと外は朝!さすが12時間走行!そうそうこれがやりたかったの! 特に急がず目覚まし時計もかけず、好きなだけ寝てのんびり起きてもまだ走ってるこの余裕! と1人テンションがあがりました(笑)しかし走行中のバスの中で、寝ぼけるほど熟睡できていたことに驚くべきか、それともぐっすり眠り倒してもまだ走ってる走行距離を実感して驚くべきか…。どちらにせよ、窓の外はもう仙台。到着30分前くらいに車内アナウンスが流れますよ。目が覚めて朝になってもまだ走行中! 飛行機と違って時差もなしとか素晴らしい到着するバス停は「仙台駅前40番」。広瀬通り沿いで仙台高速バスセンターの前、仙台駅までは徒歩7分ほど、あおば通駅までは徒歩5分ほどの場所にあります。駅前って言いながら徒歩7分も? と思いがちですが、角を曲がって少し歩くとすぐ仙台駅が見えてくるので、あまり遠い感じはしませんよ。降車する仙台駅前40番バス亭。仙台高速バスセンターの前ですバス停から仙台駅までは徒歩7分程で到着!フォレスト号は体力を温存しつつ良コスパの旅行をしたい人へおすすめフォレスト号は大阪・京都~仙台の直行便。19:30から7:30の乗車時間は車内が快適なら、かえって効率が良いもので、早めの夕食を終えて軽食を持って乗車、下車すればちょうど朝ごはん。夜にちゃんと眠れているので朝からしっかり動くことができ、旅行の1日をフルに使うことができるのが大きな魅力です。しかも乗車日によっては1万円以下!大阪から仙台の格安飛行機なら3,990円~、格安夜行バスなら3,500円~です。でも格安飛行機は空港往復を考えるとそう格安ではなくなったり、半日がかりになる場合もありますね。また格安夜行バスは、万全の体力があるなら別ですが、そうでない場合は目的地に到着したら既に疲れていることも。やはり旅行効率が悪くなります。かと言って新幹線だと21,790円~、しかも乗り換え必須。その点、フォレスト号は大阪・京都の市内から仙台駅前の発着で、移動がラク! 朝から動けて1万円以下。これは旅行コスパ的にかなりおすすめですよ!ではでは、どうぞフォレスト号で快適な旅を楽しんでくださいね。(陽月よつか) 

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