沖縄
石垣島
ISHIGAKI ISLAND
沖縄最南端の南国リゾートタウン
沖縄本島から南西に約430kmの海洋に浮かぶ石垣島。島の周囲は約162kmで、沖縄の島としては本島、西表島に次いで3番目に大きく、年間の平均気温は24.3℃と一年を通じて暖かく過ごしやすい。沖縄で最も高い山である於茂登岳(おもとだけ)を中心にとした亜熱帯の豊かな緑と、青い海とのコントラストが美しい風光明媚な島だ。最も有名な観光スポットは、ミシュランガイドで最高ランクの3つ星を獲得したことのある川平湾(かびらわん)。展望台からの絵はがきのような景色や、グラスボードによる水中観察を楽しむことができ、いつでも多くの観光客で賑わっている。そのほかにも、眼下に広がる青のグラデーションに息をのむ最北端の平久保灯台(ひらくぼざきとうだい)や、水平線に沈む夕日が神々しい最西端の御神崎(うがんざき)など、南国の自然美を満喫できる絶景スポットが点在している。レンタカーを借りて島一周のドライブをするのもおすすめだ。
エリアの見どころ
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米原のヤエヤマヤシ群落
- 八重山でしか見られない美しいヤシの群落
- 石垣島の米原にある天然のヤエヤマヤシ群落を見られるスポット。国指定の天然記念物であり、ヤシ群落の下までは片道約200mの遊歩道が整備されている。遊歩道沿いではイヌビワやヒカゲヘゴ、キノボリトカゲなど珍しい亜熱帯の動植物を観察することができる。
- スポットの詳細
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米原のヤエヤマヤシ群落
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石垣ペンギン
- 石垣島のお土産といえばこれ! が集まる雑貨店
- 島とうがらし、石垣の塩など石垣島の素材をふんだんに使用した辺銀食堂の石垣島ラー油、通称「石ラー」。作れる数に限りがあり、全国各地にもファンがいることで手に入りにくい幻のラー油だが、石垣市街地にある直営店の石垣ペンギンでゲットできる。おすすめの食べ方は卵かけご飯や餃子、鍋料理などのトッピング。多くの具材が入っていてウコン、島コショウなど島産香辛料の香りが高く旨辛な味が特徴だ。もう1つの売れ筋商品が「石垣島のはちゃぐみ」。沖縄方言でポン菓子のこと。石垣島産のひとめぼれやサトウキビ・塩を使用した、一度食べたら止まらないこだわりの逸品! 観光客だけでなく島の人の手土産・おやつにも人気だそう。店内は辺銀食堂商品はもちろん、八重山をはじめ国内外から取り寄せた作品が勢ぞろい。オリジナルの手拭いやアクセサリーなどお気に入りの雑貨が見つかるかも。お店の場所は以前の場所から2021年(令和3)5月に移転し、現在はユーグレナモール北側ゆいロード沿い。白い看板と赤いテントが目印だ。
- スポットの詳細
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石垣ペンギン
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炭火焼肉やまもと
- 厳選された石垣牛を焼肉で味わおう
- 石垣漁港近く、炭火焼肉やまもとでは「ただおいしい肉を食べてほしいだけ」と話すオーナーみずからが厳選した石垣牛を味わえる。2010年(平成22)にオープンしたやまもとは、開業当初から多くの島民に評判でなかなか予約の取れない人気店となり、現在では3か月待ちが普通。飛行機のチケットを取ると同時に予約をする観光客も多いそう。ほとんどの来店客が注文する「焼きシャブ」はやまもとの看板メニューでもあるが、売り切れ御免のご奉仕商品だ。炭火で軽く炙って薄切りの玉ねぎを巻いてポン酢であっさりといただく。オーナー厳選の石垣牛を目当てにおすすめを頼む人も多いそうで、やわらかな石垣牛のうまみに唸ること間違いなし。おひとり様から家族連れまで多くの客で賑わう店内はテーブル11卓とカウンター10席。ぎゅっと濃厚な石垣牛を味わおう。
- スポットの詳細
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炭火焼肉やまもと
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知念商会
- 石垣島のB級ローカルグルメが集合! 島人お気に入りの商店
- 石垣島のローカルグルメといえばここ、知念商会だ。日用品や食料品がそろう昔ながらの商店だが、訪れる人たちの多くの目的は、豊富な総菜類。地元の高校生がやり始めた、おにぎりとササミフライを組み合わせた通称「オニササ」が口コミで広がり、瞬く間に人気商品となった。今ではオニササの派生で生まれたおにぎり×ポーク「オニポー」や、カレーコロッケの「オニコロ」も売れ筋に。ほかにも、お土産で大量発注を受けるというドラムチキンや魚フライなど約30種類のできたて総菜がホットケースに並ぶ。島内で作られるお弁当やサンドイッチなども豊富に取りそろえており、ドライブ前の買い物にもぴったり。特にランチタイムは地元の高校生や休憩中の島民で大変な賑わいを見せ、石垣島の暮らしが垣間見れるローカル店ならではの魅力がある。
- スポットの詳細
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知念商会
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来夏世
- 古民家で食べる懐かしい味の八重山そば
- 初めて食べる八重山そばでも、どこか懐かしい味がする来夏世(くなつゆ)。島内には八重山そばの店が数多く点在するが、多くの島民が来夏世に通う。メニューはシンプルに八重山そばのみ。豚骨ベースにカツオのダシを合わせたあっさりスープにホッとする。店主おすすめは沖縄風の炊き込みごはんがセットの「じゅーしーセット」。地元民のファンが多い来夏世のじゅーしーには細かく刻んだピパーツの葉そのものが入っていて、独特の香りが食欲をそそる。伝統的な家庭の味というコンセプトのとおり、店内にも石垣島らしいゆったりとした時間が流れる。古民家を活用した風情あふれる外観とハイビスカスの木がしげる看板が目印。予約制ではなく、来た順の案内で、売り切れ次第終了の人気店だ。
- スポットの詳細
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来夏世
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とうふの比嘉
- 島のやさしい朝ご飯「ゆし豆腐」
- 石垣市街地から車で北西方面に5分、芭蕉の茂る砂利道を進むとひっそりと朝ご飯スポットがある。言わずと知れた朝ごはんの名所「とうふの比嘉」だ。沖縄といえば島豆腐、ジーマミー豆腐などあるが、ここのいちばん人気はゆし豆腐。豆乳ににがりのみを加えただけ、型に入れる前のやわらかい豆腐をスプーンで食べる。ふりかけご飯と豆乳、お漬物付きの「ゆし豆腐セット」は小から超特盛までサイズが選べるのもうれしい。醤油、塩、ラー油など用意されている調味料をゆし豆腐に直接かけてお好みの味にする。店主おすすめの味付けは自家製味噌。数種類の味噌にニンニク、黒糖、泡盛などをブレンドしたお手製の味が、やさしい豆腐となじむ。ほかにもお粥とおからがセットになった消化に良い「お年寄りゆし豆腐セット」も早い時間に売り切れる。島人お気に入りの朝ご飯で、季節問わず早朝から多くの客で賑わう。島のヘルシー朝ご飯で気持ちのいい一日を迎えてみては。
- スポットの詳細
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とうふの比嘉
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ミルミル本舗本店
- ドライブ中に寄りたい名スポットで島特製のジェラートを
- 広大な自営牧場から直送される搾りたて生乳で手作りするジェラートは絶品。シークワーサーや島バナナなど石垣島ならではのフレーバーが10種類以上並ぶ。ジェラート1つに対して好きな味を2種類選ぶことができるのもうれしい。いちばん人気はミルクと紅いもの組み合わせ。新鮮なミルクのうまみそのままに、しつこくなくすっきりとした味わい。ジェラートのほかにもハンバーガーや牛丼などの軽食メニューも充実。お店の外には芝生スペースが広がり、店舗屋上からは名蔵湾を一望できる。隣接する新館にはお土産をはじめミルミル本舗限定のオリジナルグッズやお持ち帰りスイーツもそろっている。ドライブにははずせないスポットだ。
- スポットの詳細
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ミルミル本舗本店
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あざみ屋・みんさー工芸館
- 八重山の伝統工芸品「みんさー」に触れる
- 石垣島の市街地に位置するあざみ屋・みんさー工芸館。八重山の伝統工芸である「みんさー織り」の歴史を知り、実際に手織り体験もできる。みんさー織り商品のラインナップも豊富なので、お土産選びにも最適である。
- スポットの詳細
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あざみ屋・みんさー工芸館
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石垣の塩
- 石垣島の自然とともに、300年前から続く塩作り
- 石垣の塩は、八重山諸島における塩作り発祥の地とされる名蔵湾に面した塩工房。石垣島では、約300年前から月の満ち欠けとともに塩作りが行われており、この工房でも月のリズムと自然のサイクルに沿った塩作りが行われている。工房では、目の前の海から汲み上げられた海水から塩が作られる過程を見ることができ、塩の歴史や特性についてもスタッフが詳しく教えてくれる。晴れた日には、タイミングがあえば午前中から14時頃まで行われている実際の作業風景を見ることができる。石垣島には沖縄で最も高い山である於茂登岳(おもとだけ)があるため、天然の海水だけが原料の「石垣の塩」には森の成分と海の成分が混ざり合っており、季節によっても味が変わるそうだ。工房内のショップでは、さまざまなタイプの塩や、塩を用いた歯磨き粉やバスボムなども販売されているのでお土産におすすめだ。また、海水からお守り用の塩を作る「塩作り」体験(要予約)や、1-3日かけて心身ともにリフレッシュする「月と海のリトリート」プログラム(要予約)なども開催されている。人間の暮らしに欠かせない塩を通じて、石垣島の食文化や自然の豊かさを感じられる場所だ。
- スポットの詳細
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石垣の塩
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旧宮良殿内
- 首里士族層の建築様式を見られる貴重な屋敷
- 旧宮良殿内(きゅうみやらどぅんち)は沖縄がまだ琉球王国であった時代に、当時、八重山を統括していた行政官の宮良親雲上当演(みやらぺーちんとうえん)によって建てられた屋敷。首里士族層の建築様式をもった建造物で、沖縄本島の同様の建造物は沖縄戦によって破壊されてしまったため、昔の建築様式を残す貴重な建造物として1956年(昭和31)に琉球政府によって重要文化財に指定された。その後、1972年(昭和47)の本土復帰にともなって国の重要文化財に指定されている。周囲を石垣が囲み、表門と屋敷との間にはヒンプンと呼ばれる目隠しの塀がある。屋敷は当時の一般的な民家構造で、東側から一番座、二番座、三番座と部屋割りされている。屋内への立ち入りはできないが、広い庭園を見学することができる。当時使われていた食器や煙草入れなどの展示もあり、昔の島の生活がどのようなものだったか、想像しながら見学するとおもしろい。
- スポットの詳細
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旧宮良殿内
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明石ビーチ
- 知る人ぞ知る、透明度抜群の天然ロングビーチ
- 石垣島の北東部、平久保半島の中央辺りに位置する明石(あかいし)ビーチ。南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港から車で約30分、石垣の市街地からは約40分と少し離れているため、のどかな風景を眺めながらのドライブの末にたどり着く。国道390号線から明石集落を抜けて海岸方面に向かい、駐車場に車を止めてジャングルのような緑の小道を通り抜けると、目の前に天然のロングビーチが広がる。海を正面に見て左手に久宇良岳、右手にはトムル岳があり、人工物が何も見えない湾曲した白砂のビーチは思わず息を飲むほどの美しさだ。市街地から遠いこともあって比較的人が少なく、知る人ぞ知る穴場スポットとなっている。きれいな砂浜にしか産卵しないといわれているウミガメの産卵地でもあり、車やバイクの乗り入れ禁止やゴミを持ち帰るなど、ルールとマナーを守るようにしたい。トイレやシャワーなどの設備はないが、隣接する明石集落内に食堂や商店がある。
- スポットの詳細
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明石ビーチ
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バンナ公園セグウェイツアー
- 石垣島の大自然をセグウェイで駆け抜ける
- 石垣島中央に位置する、標高230mのバンナ岳にある公園をセグウェイでまわるツアー。ツアーの始まりは、インストラクターによる乗車方法や注意事項などのレクチャーから始まる。実際に特設スペースでセグウェイに乗車し、進み方や止まり方などを練習することができるので、初めてでも安心して出発することができた。南国の植物を眺めながら、風を感じて走る気持ちよさは、都会ではなかなか体験できない。途中でバンナ岳の自然を見渡せる展望台で、海や山など目の前に広がる絶景を見ながらひと休み。壮大な自然を肌で感じ、リフレッシュすることができる。最初は緊張しながらのぎこちない運転だったが、慣れると自由自在に乗りこなすことができ、周りの自然を味わう余裕が出てきてさらに楽しく感じた。ツアーのなかでもおすすめポイントの全長約100mのセイシカ(聖紫花)の橋は、海だけじゃない石垣島の亜熱帯林を一望でき、抜群の爽快感を味わえる。大自然のなかでたくさんのパワーをもらい、とてもすがすがしい気分になったと同時にまた訪れたいという気持ちになり、ツアーを終えた。自然を体いっぱいに感じることができるこの体験はくせになりそうだ。ぜひ一度トライしてみてほしい。
- スポットの詳細
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バンナ公園セグウェイツアー
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石垣焼窯元
- 石垣島の海を思い起こさせる、世界にひとつだけの焼物
- 石垣島南西部の名蔵湾沿いにある石垣焼窯元は、石垣焼のギャラリーが併設された工房。石垣焼は、1964年(昭和39)に初代当主が、当時は異色で難しいとされていた陶器とガラスの融合を完成させたことで生まれたオリジナルの焼き物で、伝統的な油滴天目(ゆてきてんもく)という技法が施されており、器の表面に油のしずくが飛び散ったような艶めきがあることが特徴だ。無色透明のガラスに鉱石からの成分が溶け出して発色するため、まったく同じものはなく、ギャラリーに並ぶ作品はどれも世界にひとつだけのもの。深い海を思わせる碧や、太陽に輝く海面のような明るい緑など、さまざまな青が入り混じった独特のグラデーションはまるで沖縄の海のようだ。その美しさは世界にも認められ、各国の美術館や日本大使館にも作品が収蔵されている。ギャラリーでは、大皿や茶碗、カップなどのほかに、ネックレスやブレスレットなどの小さなアクセサリーもあって女性に人気。併設された工房での陶芸体験も可能で、自分だけの石垣焼を作ることもできる(要予約)。ぜひ、石垣島の青い海を形にして、世界にひとつだけのお土産にしてみよう。
- スポットの詳細
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石垣焼窯元
人気スポット
旅のヒント
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その1
石垣島へのアクセスは空路。南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港から市街地への移動は路線バスか直行バスで約30〜45分(料金は500〜540円)。タクシーを利用すると約25〜30分(料金は3000円程度)となる。
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その2
レンタカーは空港周辺や市街地に営業所があり、ホテルへの送迎をしてくれる会社もある。市街地のホテルは駐車料金が別にかかることもあるので確認しておこう。
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その3
基本的に市街地周辺は徒歩またはタクシー、バスでの移動となり、主要観光スポットの川平湾や米原ビーチへは路線バスもあるが本数は少なく、郊外のスポットやビーチへはレンタカーを利用する必要がある。
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その4
市街地を中心にシティリゾート、ビジネスホテル、民宿、コンドミニアムタイプのホテルなど多数あり、海沿いには大型リゾートホテルや一棟貸しのヴィラ、隠れ家的なプライベートリゾートやグランピング施設もあるので好みに合わせて選ぶことができる。
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その5
一年を通じて温暖な気候で、日本一早い海開きが3月中旬に行われる。日差しは強烈なので、4〜11月は日焼け止めなどの紫外線対策や熱中症対策を忘れずに。また、毎年7〜9月は台風シーズンで、暴風警報が出るとすべての交通機関がストップするので注意が必要だ。
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