沖縄

西海岸リゾートエリア

RESORT AREA (WEST COAST)

オーシャンビューのホテルが立ち並ぶ国内屈指のリゾートエリア

東シナ海に面した読谷村(よみたんそん)と恩納村(おんなそん)、名護市の南端部分を合わせたエリア。リゾートホテルが20軒以上立ち並び、マリンリゾートとして国内有数の規模を誇る。多くの客室をもつ大型のリゾートからラグジュアリー、ヴィラタイプとホテルの種類も多彩で、好みに合わせた宿選びが可能だ。また、各ホテルのビーチではバラエティに富むマリンレジャーを体験でき、海遊びを思いきり楽しめる。ブセナ海中公園、体験王国むら咲むら、ビオスの丘などテーマパークも多い。また、読谷村は文化的な一面をもち、世界遺産の座喜味(ざきみ)城跡ややちむんの里などで、リゾートとはまた異なる過ごし方ができる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    座喜味城跡
    築城技術の高さに驚く世界遺産のグスク跡
    1420年(応永27)頃に築城されたグスクの跡。当時、沖縄本島中部エリアを治めていた中山国の有力な家臣、護佐丸(ごさまる)によって築かれた。沖縄最古とされるアーチ門や、精巧な石積みなど築城技術の高さがうかがえる。
    座喜味城跡の特徴でもあるアーチ門
  • spot 02
    金月そば 読谷本店
    8種類の魚節でとった天然ダシのうまみが口いっぱいに広がる
    座喜味城跡から車で10分ほどの場所にある、工夫を凝らした麺やスープ作りで沖縄そばの新境地を開拓し続ける金月そば。看板メニューは別皿で軟骨ソーキが付く金月そば(並)。自慢のひとつである自家製生麺は九州・熊本産の小麦だけでなく、近年栽培に力を入れている沖縄小麦「島麦かなさん」も使用。食物繊維が豊富なブラン粉(ふすま・外皮)を取り入れることで、茹でたときに香る小麦の風味やもちもちとした食感を楽しめるのが特徴だ。さらにスープへのこだわりも強く、通常の沖縄そばはカツオと豚骨のブレンドスープが一般的だが、ここではカツオやさば、トビウオなど8種類の魚節でとった天然ダシを使用。化学調味料不使用であっさりと仕上げ、麺との調和のとれた一杯に仕上げている。メニューは金月そばのほか、ゴマダレの風味を利かせた担々そばなどの変わり種も用意。メニューによってストレート麺や特殊加工の凹凹麺と、麺の種類を変えるなどこだわりは尽きない。
    金月そば(並)1,000円
  • spot 03
    やちむんの里
    沖縄の焼きものの工房が集まる陶芸の里
    読谷村座喜味の木々に覆われた静かな場所にある陶芸エリア。読谷山焼(よみたんざんやき)、読谷山焼北窯(よみたんざんやききたがま)などをはじめとした約20軒が工房を構えている。それぞれに作家の個性が現れ陶器ファンの心をつかんで離さない。
    赤瓦が美しい読谷山焼の登窯
  • spot 04
    残波岬公園
    白亜の灯台が印象的な沖縄屈指の景勝地
    読谷村の西部、東シナ海に突き出した岬にある公園。沖縄有数の絶景ポイントとして知られ、家族で楽しめる遊具やBBQ施設なども充実している。岬の先端に立つ残波岬灯台に登って、高所から岬の全景を眺めてみたい。
    約2kmにわたり断崖が続く残波岬
  • spot 05
    御菓子御殿 読谷本店
    沖縄土産の定番「紅いもタルト」の製造工程を見学できる
    沖縄県内に8店舗を構え、沖縄銘菓さーたーあんだぎーや焼き菓子など幅広い商品を製造販売する御菓子御殿。なかでも店の知名度を全国区に押し上げたのが看板商品の元祖紅いもタルトだ。読谷村の特産品である紅いもをPRする村おこし事業で誕生。1986年(昭和61)の発売以来ロングセラーを続け、今では沖縄みやげの定番としてなくてはならない存在に。自慢の紅いもタルトは、沖縄県産紅いも100%で作られたペーストと独自の配合で焼き上げたタルト生地。保存料や着色料をいっさい使用しないことで素材本来の味わいと色鮮やかさを引き出し、波打つペーストは風に揺れるいもの葉がモチーフなのだとか。紅いもタルトにとどまらず、紅いもとさつまいもとを合わせた紅包(べにづつみ)や紅いもガレット、紅いもモンブランなど紅いも菓子がとにかく多彩にそろい、食べ比べをしてみるのも楽しい。また、できたてのおいしさを届けたいという思いから、大型店舗には菓子の製造ラインを併設。ガラス越しに工場見学を楽しめると人気を集めている。
    元祖紅いもタルト(10個入り)税込1242円
  • spot 06
    体験王国むら咲むら
    伝統工芸などさまざまな体験メニューがそろうテーマパーク
    琉球王国時代、中国からの使節団を迎えた久米村(現、那覇市)の建物を再現したテーマパーク。建物の一部は体験工房として使用され、伝統工芸はもちろん乗馬などバラエティに富んだ体験メニューがそろっている。
    異国情緒漂う体験王国むら咲むらの入り口
  • spot 07
    真栄田岬
    「青の洞窟」への拠点としても有名なビュースポット
    恩納村の南端エリアにある岬。展望台や遊歩道が整備され、飲食店もある。岬から海岸へ降りる階段は、ダイビングやスノーケリングのエントリーポイント。「青の洞窟」へも近く、岬を拠点にしたツアーも開催されている。
    荒波のつくり出したゴツゴツした岩が特徴的
  • spot 08
    ビオスの丘
    亜熱帯ならではの大自然に触れられる閑静な公園
    広大な敷地にヒカゲヘゴやシダ植物など亜熱帯特有の自然環境を再生した植物園。散策するだけでなく、湖水観賞舟や水牛車など多彩な視点から観察をすることができる。大自然の真っただ中で、心も体も癒やされたい。
    園内はすがすがしい空気に包まれリラックスできる
  • spot 09
    おんなの駅なかゆくい市場
    恩納村の特産品がそろい個性的なスイーツやグルメも人気
    2004年(平成16)にオープンした産直施設で、恩納村の農産物や加工品を中心に多数の土産が並ぶ。駐車場に面した屋台型店舗が特徴的だ。サーターアンダギーなどのおやつや軽食、スイーツなどがそろい、ドライブ途中の立ち寄り所として賑わっている。
    恩納村のリゾートエリアの入り口にあり多くの人で賑わう
  • spot 10
    シーサイドドライブイン
    創業時から変わらない味を提供し続ける
    リゾートホテルの林立する西海岸エリアで1967年(昭和42)から営業する老舗レストラン。沖縄初のドライブインレストランとしても知られ、50年以上輝き続けるレトロなネオンサインが目をひく。店内へ一歩足を踏み入れると、大きな窓から海が見える。幅広いメニューを提供する米軍基地のレストランスタイルに憧れたオーナーが始めた店というだけあって、洋食はもちろん和食や中華としっかりおなかを満たせるメニューから、サンドイッチなどの軽食まで約50種類をそろえている。そのほとんどが創業当時から変わらず提供されているというのにも驚く。なかでも地元客をとりこにしているのが「フライライス」。いわゆるチャーハンだが、アメリカの影響を受けた沖縄らしいネーミングがおもしろい。たっぷりの牛肉に濃い目の味付けで飽きのこない味わい。サイドメニューとして付くホームメイドスープは、豚骨でしっかりとダシをとり濃厚でまろやか。コショウをかけて食べるのが地元流だ。すべてのメニューがテイクアウト可能で、テイクアウト専用窓口は24時間営業しているのもありがたい。
    カラフルなネオンサインがリゾートを彩る
  • spot 11
    万座毛
    壮大な景色が作り出す青の絶景
    恩納村を代表する景勝地として知られ、東シナ海に面した断崖絶壁から美しい海を望む万座毛。2020年(令和2)には観光拠点施設「万座毛周辺活性化施設」がオープン。万座毛の自然や歴史について知識を深めることができる。
    ゾウの鼻の奇岩は万座毛のシンボル的存在
  • spot 12
    ブセナ海中公園
    海中展望塔とグラスボートで海中の世界を探訪
    名護市の部瀬名岬に設けられた海中公園。桟橋の先端には、海中展望塔があり水深4~5mの海中世界を楽しめる。また、ガラス張りになった船底から海をのぞき見るグラスボートも運航している。いずれも服を着たままで海の中を堪能できるとあって多くの観光客が訪れている。
    桟橋の先端、白い構造物が海中展望塔
  • spot 13
    星野リゾート バンタカフェ
    いつまでも眺めていたい海絶景がここに
    沖縄中部・西海岸沿いに位置し、入江を囲う崖の上に立つ圧倒的なスケールを誇る海カフェ。浜の上にせり出したテラス席をはじめ、変化に富んだ空間で沖縄らしいカフェメニューを楽しみながらゆったりと島時間を過ごしたい。
    波音をすぐ間近に感じられる「海辺のテラス」
  • spot 14
    道の駅喜名番所
    琉球王国時代の役場を再現した小さな道の駅
    番所とは、琉球王国時代の行政区分である間切(まぎり)におかれた役所のこと。喜名番所は読谷山間切(ゆんたんざまぎり)、現在の読谷村喜名地区に設置された役所で、当時は政治、行政の中心として大変栄えたという。また喜名番所前の道は、首里城からやんばる(本島北部)方面へと向かう宿道(しゅくみち)と呼ばれる街道で、交通の重要拠点で宿場町として栄えたという。1853年(嘉永5)にはアメリカのペリー提督一行も訪れている。廃藩置県を経て1908年(明治41)には読谷山村役場となった。現在の建物は2005年(平成17)に往時の雰囲気を残しつつ再建されたもので、2006年(平成18)には道の駅として登録された。道の駅というとレストランや土産店を思い浮かべるが、ここは周辺の飲食店や商店との共存を考慮し、あえて観光案内所のみ設けられている。そのため、読谷村の観光案内はもちろん、歴史や文化などの紹介に力を入れ、5人の案内人が交代で常駐。訪れる人に地域の魅力を発信し続けている。
    古民家風の建物が歴史を物語る
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旅のヒント

  1. その1

    恩納村-名護市の南端部分は国道58号が南北に延びており行き来しやすい。ただし、国道58号と並行して走る恩納南バイパス、恩納バイパスは山中を突っ切るように通るため、リゾートホテルや万座毛へ行く場合はバイパスを通らないように注意しよう。

  2. その2

    読谷村は県道6号、12号がメインの道路となる。住民の生活道路なので注意して走行しよう。各スポットへの標識や看板が随所に設置されているのでアクセスしやすい。

  3. その3

    西を海に面しているため夕日スポットが多い。場所によっては混むこともあるので、駐車場が広い残波岬公園や万座毛がおすすめだ。

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