佐賀

鹿島・太良

KASHIMA / TARA

極彩色の社殿や海中に鳥居の浮かぶフォトジェニックな神社を巡りたい

佐賀県西部に広がる鹿島や太良(たら)は、パワースポットとして知られる歴史ある神社が多いエリアだ。特に鹿島市の祐徳稲荷神社は日本三大稲荷神社のひとつに数えられる、佐賀を代表する観光スポット。金運のご利益で有名で、地元住民はもちろんのこと観光客も多い。神社の境内や外苑は桜やツツジ、紅葉の名所で、四季折々に異なる山の表情を楽しめる。また、竹崎カニで知られる太良町は、標高996mの多良岳をシンボルとする、海と山の自然に恵まれた場所。有明海の潮の干満の差が大きく「月の引力が見える町」をうたう。沖合に並ぶ大魚神社の海中鳥居は、満潮時には水上に浮かぶ神秘的な姿を見せ、干潮時には干上がるため鳥居のすぐそばまで歩いて行くことができる。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    祐徳稲荷神社
    極彩色の社殿が印象的な、佐賀を代表する観光スポット
    日本三大稲荷のひとつ祐徳稲荷神社は、商売繁盛や交通安全などさまざまなご利益で知られる。朱塗りの社殿は観光スポットとしても名高く、四季折々の花や展望所からの絶景も楽しめる。年間約300万の参拝者を迎える佐賀を代表する神社だ。
    日光東照宮を思わせる精密な装飾と極彩色の朱塗りの本殿
  • spot 02
    海中鳥居
    有明海の潮の満ち引きで姿を変える幻想的な赤鳥居
    有明海の三基の赤鳥居は「月の引力が見える町」といわれる太良町(たらちょう)にある。大魚神社の海中鳥居とも呼ばれ、浅瀬に浮かぶ光景が神秘的。引き潮になると鳥居のそばまで行くことができ、撮影ポイントとしても人気が高い。
    満ち潮の夜、海に浮かぶ海中鳥居
  • spot 03
    星降る露天とかにまぶし豊洋荘
    露天風呂「十方空」は予約必須! 有明の自然と味覚を楽しめる宿
    九州最大の湾で広い干潟をもつ有明海。海沿いの国道には、豊富なプランクトンで育った豊かな海の幸と温泉自慢の館が並ぶ。そのなかでも特に人気が高く、またリピーターの多いのが「星降る露天とかにまぶし豊洋荘」だ。露天風呂「十方空」はその名前のとおり、湯船の周囲、すべての方向が解放されており、有明海を一望できる。天気の良い日は佐賀空港から飛び立つ飛行機、対岸にある遊園地の観覧車、右手には雲仙・普賢岳の姿が見えることも。潮の満ち引きを感じながら、満天の星空や昇る朝日を眺めながらの湯は格別で、なかなか味わうことのできないぜいたくな時間を過ごすことができる。宿泊者はもちろん、風呂のみの利用もできる(いずれも要予約)のがうれしい。ここでぜひ食べてほしいのが、名物「かにまぶし」。カニをむく手間もなく、蟹味噌、まぶしタレ、特製ポン酢の3通りの味わい方を楽しめる、ここだけのオリジナルカニ料理だ。
    見渡すかぎり海! 空を見上げるとトンビが飛んでいることも
  • spot 04
    鹿島市干潟交流館 なな海
    全身泥んこになって有明海の大自然のなかで干潟体験
    干満の差が大きく、干潟ではムツゴロウなどの珍しい動物を見られることで知られる有明海。その干潟で大人も子どもも泥だらけになって遊ぶことのできる「干潟体験」を、潮の引いている時間に体験できる施設がある。
    交流館前に広がった干潟にはムツゴロウの姿も見られた
  • spot 05
    新油屋
    手軽に食べられる押出し糸切り方式の羊羹
    日本三大稲荷のひとつとして知られる祐徳稲荷神社の門前商店街には、30店ほどの土産店がずらりと並んでいる。その真ん中あたりにある新油屋は「稲荷ようかん」(1本300円)を生産、販売する有名店。祐徳稲荷神社詣での定番といえばこの「稲荷ようかん」で、いろいろな店で売られているが、製造しているのは新油屋だ。この名物を作り始めたのはおよそ80年前。家族で製造と販売を行っていて、現在の店主は3代目だ。砂糖、餡、あずき、寒天のみを使っていて、添加物はいっさい入っていない。「稲荷ようかん」の特徴は、12~13cmほどの筒状をしていること。筒の先には糸がついていて、羊羹を押し出してこの糸でくるりと巻いて切ることができる。これが、この名物ならではの「押出し糸切り」方式。包丁やナイフがいらず、簡単に好みのひと口分の羊羹を味わえるようにしたアイデア商品だ。良質な原材料にこだわったようかんは甘さ控えめ。涼しい場所ならば1か月半くらいは大丈夫だが、高温や高湿度には弱いので注意が必要になる。4-10月に発送する際はクール便を利用しよう。
    全国菓子大会などでも大賞など数々の受賞をしている
  • spot 06
    肥前浜宿 酒蔵通り
    平成によみがえった酒蔵の町並みと茅葺きの町屋
    小倉から長崎まで続いていた長崎街道の脇街道のひとつ多良(たら)海道。肥前浜宿はその宿場町で、酒蔵が並ぶ浜中町八本木宿とかつて港町や職人町として栄えた浜庄津町金屋町の異なる魅力を楽しめる。
    白壁と瓦屋根の建物の向こうに酒蔵のレンガ煙突が見える酒蔵通りの典型的な眺め
  • spot 07
    竹崎海産
    有明海の絶品 竹崎カキと竹崎カニを豪快に焼いて味わう
    有明海沿いの太良(たら)町を代表する海の幸、「竹崎カキ」と「竹崎カニ」。海沿いの通りには、これらをはじめとする海産物を食べられる「小屋」が点在している。そのなかの老舗の1つが竹崎海産だ。
    時間をかけて焼き上げられる「竹崎カニ」
recommend spot

人気スポット

recommend spot

旅のヒント

  1. その1

    祐徳稲荷神社の最寄りICは長崎自動車道武雄北方ICまたは嬉野IC。高速を下りて約30分〜40分かかる。3000台収容の無料駐車場を完備しているので安心だ。公共交通機関の場合は、JR長崎本線肥前鹿島駅からタクシーまたはバスで約10分かかる。

  2. その2

    祐徳稲荷神社には有料のエレベーターがあり、車イスの人でも山腹の拝殿で参拝可能。

  3. その3

    肥前鹿島駅から太良町の多良駅へはJRの各駅停車で15-30分。多良駅から海中鳥居駐車場まで徒歩約10分。太良町で有名なカキ小屋での食事を含めて鹿島と太良の主要な観光スポットを一日でまわれる。

recommend spot

関連記事

記事一覧

佐賀のその他のエリア

+ -
back
open

鹿島・太良エリア