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北九州

KITAKYUSHU

工業都市の面影を残す、豊かな自然と深い歴史が息づくエリア

北九州市は福岡県北部、かつ九州最北端に位置し、日本の近代化を支えてきた背景から工業や産業にまつわるスポットはもちろん、景勝地や史跡も多く、都市と自然が共存する。関門海峡を隔てて山口県と隣接している。1963年(昭和38)に当時の門司市や小倉市などが合併し、九州初の政令指定都市として誕生。場所柄、昔から本州との継ぎ目の役割を果たしてきただけでなく、外国からの玄関口でもあった。なかでも門司港はかつて国際貿易港として栄え、現在は門司港レトロとして当時の様子をうかがわせる。夜景の名所としても人気の観光地だ。2018年(平成30)には日本新三大夜景都市にも認定され、特に皿倉山からの夜景のパノラマは見事。市のシンボル小倉城は、1602(慶長7)年に細川忠興が築城し、現在見られるのは1959(昭和34)年に再建されたもの。日本有数のカルスト台地である平尾台には羊の群れのような石灰岩が一帯に広がり、鍾乳洞ではケイビング(洞窟探検)もできる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    平尾台
    無数の奇岩に目を奪われる、自然がつくり上げた絶景のカルスト台地
    日本三大カルストのひとつに数えられ、北九州国定公園に指定されている平尾台。ピナクルと呼ばれる石灰岩の露岩が散在しており、羊の群れのように見える様は圧巻だ。地下には200以上の鍾乳洞も点在している。
    ピナクルはあちこちで見ることができる
  • spot 02
    旦過市場
    北九州の台所! 昭和の雰囲気漂う、食べ歩きをしたくなる市場
    市街地の真ん中にある、北九州の台所「旦過市場」。約120店舗がひしめきあうレトロな雰囲気の漂う市場だ。名物の「カナッペ」や「ぬかみそ炊き」などここでしか食べられないグルメを堪能しよう。
    目的なく散策するだけでも楽しい旦過市場。地元の人たちに長年愛されている
  • spot 03
    北九州市立美術館分館
    アートを身近に! 商業施設内にある北九州の都市型ギャラリー
    文化や芸術などの機能をもつ複合商業施設・リバーウォーク北九州の4、5階にある「北九州市立美術館分館」は、6kmほど離れた位置にある「北九州市立美術館本館」の分館だ。歌舞伎絵や写真、大学の卒業制作などバラエティ豊かな作品群の展覧展を随時開催しており、アートを身近に感じられる都市型ギャラリーとして多くの市民に親しまれている。JR西小倉駅から徒歩約5分、JR小倉駅からは徒歩約10分とアクセスも良好のため、近くに来た際にはぜひ立ち寄りたい。北九州市立美術館分館ではさまざまなテーマの展覧会を随時開催している。たとえば過去には「画家たちの自画像 藤田嗣治から草間彌生まで」を開催。この展覧会では20世紀初めにフランスで活躍した前衛画家・藤田嗣治氏や水玉模様のモチーフの絵画が印象的な草間彌生氏など、日本が誇る近代の画家たちが描いた自画像を展示した。また「毎日新聞社共催事業『好き』を形にする。フィギュアの世界」ではフィギュア制作メーカー・海洋堂の約3000点の作品群を展示し、来場者に楽しさと驚きを提供した。展覧会の年間スケジュールは北九州市立美術館分館の公式サイトで確認できる。
    北九州市内各地から西鉄バスを利用できる。「室町・リバーウォーク」で下車してすぐ
  • spot 04
    到津の森公園
    ゾウやレッサーパンダなど多くの動物たちが暮らす自然豊かな公園
    公園というには驚くほど多種多様な動物を見ることのできる到津の森公園。約90種480頭羽の動物たちが、狭い檻とコンクリートの取り払われた豊かな緑のなかで暮らしている様子を観察できる。また、市民に愛される遊園地としても人気だ。
    園内エリア「林床の世界」にて抜群の存在感を見せるゾウのサリー
  • spot 05
    松本清張記念館
    北九州市出身のベストセラー作家・松本清張の軌跡を展示
    戦後の日本文学史において欠かせない存在のひとり、松本清張。清張が北九州市小倉北区出生であることから、この地に1998年(平成10)、開館したのが「松本清張記念館」だ。巨大年表と展示品やグラフィックパネルで追う創作活動の軌跡、約700冊といわれる著作が天井に届くほど並ぶ展示は圧巻。
    北九州のターミナル駅、小倉駅から徒歩15分のところにある松本清張記念館
  • spot 06
    小倉城
    北九州のシンボル!リニューアルした天守閣で小倉の歴史を学ぼう
    細川忠興が1602年(慶長7)に築城を始めた城。天守では小倉や城についての知識を増やせる展示物が目をひく。桜の名所としても有名で、お花見シーズンには多くの人々が訪れる。
    小倉城は「続日本100名城」にも選ばれた名城。続日本100名城のスタンプも設置されている
  • spot 07
    TOTOミュージアム
    市内観光で気軽に立ち寄れる、トイレ・バスルームの博物館
    福岡県北九州市にある、TOTOミュージアム。衛生陶器をはじめとする住宅設備機器の製造販売を行うメーカー「TOTO株式会社(以下TOTO)」が開設した。ふだん何気なく使っている、トイレ・バスルームなどの進化の歴史や最新情報を学べる博物館だ。
    建物は日本国内の優秀建築として2017年(平成29)に「BCS賞」を受賞
  • spot 08
    北九州市立美術館
    葛飾北斎からモネまで!多彩な所蔵品を誇る北九州のランドマーク
    2本の飛び出た筒が印象的な「北九州市立美術館」。葛飾北斎やクロード・モネなど著名な画家の作品を所蔵・展示している美術館だ。館内にはグッズを買える「ミュージアムショップ」やくつろげる「カフェ」もある。
    設計は大分出身の建築家・磯崎新氏。2つの筒が飛び出ている、特徴的なデザインは「丘の上の双眼鏡」とも称されている
  • spot 09
    皿倉山ケーブルカー・スロープカー
    関門海峡まで見渡せる大パノラマを一望
    北九州で夜景スポットといえば、真っ先に挙げられる「皿倉山」。その美しさは「100億ドルの夜景」といわれ「新日本三大夜景」のひとつでもある。山頂からの大パノラマは、見ごたえ十分。アクセスの良さも魅力だ。
    新日本三大夜景のひとつ「皿倉山」の夜景
  • spot 10
    北九州市立いのちのたび博物館
    コンセプトは「いのちのたび」。西日本最大級の歴史・自然史博物館
    地球誕生時から現在にいたるまでの「生命の進化の道筋と人類の歴史」を壮大なスケールで展示。ずらりと並ぶ恐竜の骨格見本や動くジオラマは太古の世界を体感できる。大人も子どもも楽しみながら学べるのが魅力だ。
    北九州市立いのちのたび博物館正面
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旅のヒント

  1. その1

    バスの路線が市内を網の目のように巡り、電車や新幹線、モノレールも利用できて移動に便利。

  2. その2

    北九州空港からバスで市内へ向かうには1番のりばで乗車し、小倉駅バスセンターで降車。

  3. その3

    モノレールは小倉駅から、小倉南区の企救丘(きくがおか)駅までの全長8.8kmを結ぶ。小倉城や旦過市場、松本清張記念館、TOTOミュージアムなどを訪れる際に便利。

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