福岡

福岡市北西部・糸島

FUKUOKA CITY (NORTHWEST) / ITOSHIMA

縄文時代から続く歴史ある地は海あり、山ありの絶景スポット満載エリア

西日本で大阪市に次ぐ人口を有する都市・福岡市の博多湾側の北西部と、その南側にあり、福岡県の最西部に位置する糸島市。糸島地方には古墳や遺跡が点在し、縄文時代の磨製石斧や土器などが発見されている。なかでも、平原遺跡(ひらばるいせき)の方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)は、国宝である日本最大の銅鏡・大型内行花文鏡(おおがたないこうかもんきょう)が出土したことで有名だ。また、京都に総本宮があり、全国に約900社の分社があるという愛宕神社のひとつ、鷲尾愛宕神社(わしおあたごじんじゃ)が福岡市西区にあり、七夕時期には縁結びのお祭りなどが行われる。鷲尾愛宕神社は、あまたある国内の愛宕神社のなかでも、日本三大愛宕のひとつに数えられる。また、これらの地域は福岡市の中心部から日帰りで行けるリゾートエリアとしても知られている。「活魚茶屋 ざうお本店」の敷地内にあるヤシの木ブランコや、絶景を望める「桜井二見ヶ浦」、糸島のトトロの森とも呼ばれている「芥屋の大門」など、人気のフォトスポットや観光地が点在しているのも魅力だ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    福岡市海づり公園
    手ぶらで海づり体験! 初心者や家族連れにもやさしい釣りスポット
    一年を通して釣りを楽しめる福岡市海づり公園。福岡市内からは車で50分ほどで、手ぶらでもOKという気軽さがうれしい。充実した設備で、初心者からベテランはもちろん子ども連れも安心して楽しめる。
    桟橋での海づりは同時に280人が利用可能
  • spot 02
    唐泊恵比須 かき小屋
    うまみに満ちた新鮮な牡蠣を焼いて味わうぜいたく
    福岡・糸島半島の冬の風物詩が牡蠣小屋。福岡市西区にある漁協直営の「唐泊恵比須かき小屋」は福岡の本格的牡蠣小屋の草分けで、風味豊かな牡蠣が人気を集めている。
    レアな焼き加減でも安心して食べられるのがうれしい
  • spot 03
    柳橋連合市場
    福岡の台所! 昭和の姿を今に残す、うまかもんの並ぶ市場
    「博多の台所」として市民に親しまれている「柳橋連合市場」。全長約100m、幅約3mの通路の両側には約35店舗が並び、ここに来れば博多のうまかもんを堪能できる。
    昭和初期から博多の胃袋を支えてきた市場。外国人観光客の姿も見かける
  • spot 04
    福岡市動植物園
    福岡市内で、動物園と植物園を一緒に楽しめる
    かわいらしい動物もきれいな植物も楽しめる。そんな夢のような場所が、福岡市にある「福岡市動植物園」だ。土・日曜は観光客だけでなく県内に住む人々も多く訪れる。園内は非常に広いので、どのように見てまわるか計画を立ててから行こう。
    動物情報館ZooLabにあるアジアゾウの骨格標本
  • spot 05
    油山市民の森
    子ども連れの散歩から本格登山まで、福岡市都心から30分のネイチャートリップ
    福岡市民の憩いの場であり、豊かな自然を安心して楽しめる油山市民の森。子ども連れの散歩や健康づくりのためのウォーキング、登山やキャンプなどの本格的なアウトドアまで、さまざまな目的で利用できる。
    「油山十六景」のひとつ、白波の滝
  • spot 06
    もーもーらんど油山牧場
    福岡市内から車で約30分! 搾乳体験や乗馬体験を楽しめる牧場
    福岡市内から車で約30分の位置にあるとは思えないのんびりとした雰囲気の漂う「もーもーらんど油山牧場」。入場無料で搾乳体験や乗馬体験などを楽しむことができる。
    牧場内では馬や牛などを間近で観察できる。ファミリー層にも人気のスポットだ
  • spot 07
    桜井二見ヶ浦
    岩の間に沈んでいく夕日が美しい、玄界灘の絶景スポット
    糸島半島北部に位置する桜井二見ヶ浦は、「日本の渚百選」と「日本の夕日百選」にも選ばれている福岡県の名勝地。浜から150mほど離れた海中に夫婦岩が屹立し、特に夏至の時期には美しい夕焼けを目当てに多くの観光客が訪れる。
    鳥居の先に夫婦岩が浮かぶ糸島を代表する景勝地
  • spot 08
    芥屋の大門
    圧倒的な自然の力! ダイナミックな奇岩は一見の価値あり
    日本三大玄武岩洞の中でも最大の玄武岩洞で、糸島・玄海国定公園を代表する名勝、芥屋の大門。玄界灘にそそり立つ奇岩は、見る人を捉えて離さない圧倒的な存在感をもつ。海上観賞はもちろん、玄界灘を一望できる展望台にも立ち寄ろう。
    高さ約64mの岩山に海蝕でできた巨大洞窟が口をあける
  • spot 09
    フォレストアドベンチャー・糸島
    標高600mの山奥で、爽快に翔る空中散歩
    標高600mにある『百年の森』のなかで、森林浴をしながらアクティビティを楽しめる自然共生型アウトドアパーク。施設の中心はアスレチックだが、サバイバルゲーム、トランポリンなど、一日中、大自然のなかで体を動かせる。
    森林をそのまま利用した遊び場が特徴
  • spot 10
    福岡日帰りの旅 まむしの湯
    空海の伝説が残る湯でリフレッシュ
    糸島市の南側にある日帰り入浴の施設は、風呂はもちろん四季折々の自然を堪能できる。天然の弱アルカリイオン水の湯は、肌をしっとりとさせる特徴があり、美肌効果も期待できそう。観光の最後に立ち寄り、汗を流して旅の疲れを癒やしたい。
    庭園風に整備された露天風呂では、4種の湯を楽しめる
  • spot 11
    伊都菜彩
    糸島ブランドにこだわった人気の産直市場
    2007年(平成19)の開設以来、平日でも多くの客で賑わうJA糸島直営の産直市場。日本屈指の売り場面積を誇る店内には、糸島産の野菜や果物、米、加工品、花卉などがずらり。冷蔵ケースにはピチピチの鮮魚や海産物、畜産品が並ぶ。
    糸島産の新鮮食材の宝庫。平日でも大勢の人が押しかける日本有数の直売所だ
  • spot 12
    白糸の滝
    春は新緑、夏は涼、秋は紅葉が楽しめる人気スポット
    福岡都心から気軽に行ける滝として人気のある白糸の滝。高さが約24mもある滝は水量も豊富で、パワースポットとしても知られる。釣りや食事のできる施設もあり、気軽に自然と遊べて春から秋にかけて家族連れなどで賑わう。
    2段目の滝壺近くから見上げた白糸の滝
  • spot 13
    鷲尾愛宕神社
    福岡市西区にある神社で絶景スポットとしても人気
    東京、京都と並び「日本三大愛宕」として有名な神社で、桜と紅葉のシーズンには大勢の人で賑わう。古くから禁煙、禁酒など「禁断の神」として知られてきたが、近年では恋愛成就、縁結び、受験合格を願う人々からも信仰を集めている。
    西暦72年に創建された福岡で最も古い神社
  • spot 14
    雷山千如寺大悲王院
    自然の美しさに心洗われる名刹
    紅葉の名所として知られる雷山千如寺大悲王院。新緑の季節など、四季折々の美しい自然や貴重な文化財に出合える名刹だ。
    左右に枝を広げ、堂々とした姿を見せる大楓
  • spot 15
    櫻井神社
    さまざまな神を祀る糸島のパワースポット
    糸島半島の北部、桜井地区にある櫻井神社。糸島の人気スポット・櫻井二見ヶ浦を宇良宮(裏宮)(うらのみや)として祀っていることから夫婦円満・縁結びの神様として多くの参拝者が訪れている。
    重厚な造りの楼門が印象的。周囲は木々に囲まれて荘厳な雰囲気が漂う
  • spot 16
    Beach Cafe SUNSET
    青い海を望む糸島半島の伝説的カフェ
    福岡市街から近い人気観光地・糸島。そこに30年以上も前、ひとりの若者が店を開いた。糸島のカフェの草分けとなったBeach Cafe Sunsetだ。
    屋外デッキからの眺め。正面は玄界灘の青い海だ
  • spot 17
    糸島磯本農園
    あの「あまおう」を好きなだけ採って食べる幸せ
    のどかな田園風景が続く糸島の内陸部にある磯本農園は、福岡が誇るブランドイチゴ「あまおう」だけにこだわった観光農園。好きなだけ摘んで好きなだけ食べられる夢のようなスポットだ。
    真っ赤なあまおうがたくさん実っているハウス内
  • spot 18
    いちごやcafeTANNAL
    農園直営ならでは!量と質が自慢のイチゴスイーツ
    糸島のイチゴ農園、磯本農園の直営カフェ。毎朝、農園から届く「あまおう」を使ったパフェやドリンク、パンケーキなど、「あまおう」尽くしのメニューを提供している。看板の「いちごパフェ」は、みずみずしい「あまおう」と、さっぱりした口当たりのジェラート、ふわふわのムース、イチゴとの相性を考えて選び抜いたアイスクリームなどとのハーモニーが最高。「あまおう」の味と香りを生かすべく甘さは控えめだ。また、ボリュームも驚くほど多いので、満足感を味わえること間違いないだろう。パフェに限らず、ほかのどのメニューも「あまおう」が農園直営店ならではのぜいたくさで使われているのがうれしい。2022年(令和4)4月に改装・移転したばかりの店は店内も広く、大きな窓からはのどかな田園風景を望める。靴を脱いで上がれる席もあるので小さな子ども連れでも安心だ。店内では「あまおうコンポート」や「あまおう飲む酢」といったお土産品も販売。イチゴのシーズンオフはマンゴーやメロンも栽培されており、それらを使ったメニューを楽しめる。
    イチゴをぜいたくに使った「いちごパフェ」1890円がいちばん人気
  • spot 19
    ふくちゃんラーメン
    ラーメン通から熱く支持される福岡市郊外の店
    福岡市中心部から遠いが、その味は福岡のラーメン店のなかでもつねにトップクラスの評価を受ける行列必至のラーメン店だ。創業は1975年(昭和50)。もともと早良区百道(ももち)にあったが、1994年(平成6)現在地に移転し、今は3代目の榊伸一郎さんが店を引っ張る。味の特徴は、コクがありながらあと口スッキリのスープにある。これは豚の頭骨だけを使い前日から炊いて熟成させたスープと、その日に仕込んだ若いスープのブレンドから生まれる。熟成スープはコク、若いスープは甘みとキレがあり、これをその日の気温などを見ながら調整していく。そのさじ加減は長年の経験の賜物だという。もう1つの特徴は中細麺を使っていること。福岡ラーメンの主流は細麺になったが、その昔は中細麺が当たり前だった。創業当初からの付き合いで信頼関係で結ばれている製麺所から3代目はそう聞かされ、中細麺にこだわる。この麺の大さが丼になみなみ注がれたスープとよく合い、ベストバランス。豚のモモ肉を中心にして作る大ぶりのチャーシューもやわらかく味わいに深みを出しており、評価の高さがうなずける1杯になっている。豚骨ラーメン好きなら移動時間や行列を厭わず、ぜひ訪れたい。
    なみなみのスープと中細麺が好相性
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旅のヒント

  1. その1

    福岡市の中心地・天神地区から鷲尾愛宕神社のある西区へは車で10-15分程度、海の幸や景色を楽しめる池ノ浦方面へは約30分でアクセスできる。いずれも福岡都市高速環状線を利用。

  2. その2

    天神地区から糸島市へは福岡都市高速環状線と海沿いを走る国道202号を使って約30分。山側へのアクセスは谷筋沿いに進むので、入る筋を事前に確認を。

  3. その3

    観光地が点在しているため、車での移動が最適。糸島をぐるりと巡れる、福岡市内発の観光タクシーなどを利用するのもおすすめ。

  4. その4

    姪浜港(めいのはまこう)旅客船ターミナルからは、福岡の離島・小呂島(おろのしま)や能古島(のこのしま)などへのアクセスが可能。

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