石見銀山周辺

AROUND IWAMI GINZAN

世界を動かした銀産地の歴史薫るエリア

石見銀山遺跡はその文化的景観と合わせ、アジアで初めて世界遺産に認定された鉱山遺跡である。16世紀-江戸時代にかけ、世界の1/3の銀を産出していたとされる場所で、石見銀山資料館には当時の銀生産や輸出の様子、銀山地をめぐる大名たちの駆け引き、人々の暮らしなど日本史のワンシーンがまとめられている。また、銀の積出港として栄えた温泉津温泉街では、国内トップクラスの効能を誇る源泉かけ流し湯に浸かることができる。東京ディズニーランド約11個分の広いエリアは山林や海に囲まれており、町の喧騒から離れて自然の音、風に包まれてゆっくりとした時間が流れていく。公共交通機関は運行数が限られているため、レンタカーなど車での散策が便利。町歩きや体験スポットも多いので、動きやすい服装、天候に応じた携行品を準備したい。また、当地ならではの個性的なお店が立ち並ぶ町歩きエリアでのショッピングも楽しみのひとつ。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    石見銀山世界遺産センター
    世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の概要を知る
    16世紀から300年にわたり栄えた銀産地の様子がわかる資料館。復元模型などの立体資料や映像資料を豊富に使った展示のほか、丁銀づくりやVRなど体験コーナーも充実している。
    石見銀山について詳しく学ぶことのできる資料館
  • spot 02
    石見銀山大森地区
    石見銀山の町並みを気軽に散策
    石見銀山の鉱山とともに発展した町並みがこの大森地区。武家屋敷や商家の暮らしがわかる重要文化財、神社やお寺をまわってみよう。個性的な店が立ち並ぶのもこのエリア。ショッピングも楽しめる。
    ゆっくりと散策するのがおすすめの古き良き町並みエリア
  • spot 03
    石見銀山銀山地区
    銀採掘の坑道跡や遺跡、銀生産の面影を堪能
    石見銀山での銀生産を支えた施設の遺跡が集まる銀山地区。現在一般公開されている坑道に向かう途中には、製錬所跡や鉱山の守り神とされる神社を見ることができる。
    大久保間歩に次ぐ大坑道「龍源寺間歩」内部
  • spot 04
    大久保間歩
    石見銀山最大級の坑道跡
    石見銀山で見つかっている「間歩(まぶ)」と呼ばれる坑道跡は1000近くあるが、そのなかでも多くの銀を採掘したのがこの大久保間歩だ。「福石場」と呼ばれる巨大空間は天井まで20mの高さがあり、梯子をかけた跡なども見られ、その上部まで手掘りの跡が残っている。また、縦に走る坑道は約25m下まで続いており、のぞき込んでもその穴の底まで見ることはできず、その規模の大きさがわかる。江戸時代、初代銀山奉行を務めた大久保石見守長安の伝承から大久保間歩と呼ばれるようになったとされ、明治時代にも採掘が行われた。採掘した鉱石を運ぶトロッコのレール跡には、国内唯一の遺構が確認されている。また、自然資源としても価値が高く、坑道内にはチョウセンメクラヨコエビや、キクガシラコウモリ、ユビナガコウモリなど珍しい生き物が棲息している。なかには絶滅危惧種も確認されておりその調査研究も進められている。見学するには3-11月までの金-日曜と祝日に行われる見学ツアーに事前に申し込む必要がある。最寄り駐車場からは山道を上り、長靴やヘルメットを着用して見学するため、動きやすい服装で参加したい。
    全長900mの内一部が、ガイド付き限定ツアーとして公開されている「大久保間歩」
  • spot 05
    温泉津温泉
    源泉かけ流しの湯、世界遺産に指定されたレトロな温泉街
    温泉津(ゆのつ)の名の通り、薬効の高い温泉を源泉かけ流しで堪能できる温泉街。江戸時代の風情を残す町並みは、温泉地として全国初の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。また、世界遺産「石見銀山とその文化的景観」の史跡も見どころ。
    旅館や温泉の並ぶ町並みは徒歩での散策がおすすめ
  • spot 06
    薬師湯
    レトロな入り口の奥にある源泉かけ流しの湯
    温泉街の通りの真ん中辺りに、目をひく洋館が現れる。大正時代に建てられたその木造洋館が温泉津温泉の2つある外湯のひとつで、温泉津温泉に現存する最古の温泉施設とされる「薬師湯」だ。大正8年に建築された木造洋館は現在カフェとして営業しており、屋内の天井には見事な細工が施されている。カフェメニューは江戸時代から口伝で伝えられてきた食事や地元大田市の特産品であるバラを使ったオリジナルメニューが充実。温泉を利用する際は隣接する新館の入り口から。泉質は日本温泉協会から天然温泉として山陰で唯一、すべての項目で最高評価を獲得している。自然に湧き出た温泉を加工せず使用しており、源泉湯は約46℃、湯船の場所によっては約42℃に下がり、薄い茶褐色のような色をしている。浴槽の淵には温泉成分が固まってできた「湯の花」がこびりつき、見事な文様を描き出している。
    地下2-3mから自然湧出する源泉を湯船に注ぐ100%かけ流し温泉の「薬師湯」
  • spot 07
    泉薬湯 温泉津温泉元湯
    地名「温泉津」の由来となった、1000年以上の歴史をもつ温泉
    温泉津温泉街に2つある外湯の1つである「泉薬湯 温泉津温泉元湯」は、地元では「元湯」と略して呼ばれており、この地域が温泉津と呼ばれる由来となった温泉といわれる。出泉の時期は明らかにされていないが、平安時代にはこの地に温泉があるということが都に知られていたという。古狸がこの温泉で傷を癒やす様子を見た僧がこの温泉の効能を各地に広めたという言い伝えがあり、その後室町時代に薬師堂を建て温泉場を開発し、多くの病人を救済したことからさらに広くこの温泉の効能が知られることとなり、現在の温泉津温泉街を形作るきっかけとなった。湯温はいちばん熱いところで48℃あるので、休憩を入れるなど体調に注意しながら利用しよう。
    昔ながらの共同浴場は町の歴史を感じることができる
  • spot 08
    温泉津やきものの里
    国内最大級、大迫力の登り窯に注目
    島根県大田市温泉津(ゆのつ)町の特産品、温泉津焼の概要を知ることのできる「やきもの館」と温泉津焼を継承する3つの窯元で構成されている。やきもの館の入り口にある日本最大級の登り窯は要チェック。
    全国でも最大級の10段という巨大な登り窯が目をひく
  • spot 09
    仁摩サンドミュージアム
    世界最大の砂時計が時を刻む砂の博物館
    島根県大田市仁摩町馬路にある、石英を多く含んだ砂浜は国内でも数少ない、踏むと「キュッキュッ」と音が鳴る鳴り砂で有名。仁摩サンドミュージアムは、この鳴り砂の保全と環境保護を願って設置された「砂暦」がある博物館。
    容量1tの砂が絶え間なく落ちる一年計砂時計「砂暦」は圧巻
recommend spot

人気スポット

recommend spot

旅のヒント

  1. その1

    石見銀山周辺の観光スポットを巡るなら車移動が便利。レンタカーを借りるのであれば、出雲空港からは石見銀山へは約1時間20分、温泉津温泉へは1時間30分。萩・石見空港からであれば、石見銀山へは約2時間、温泉津温泉へは約1時間40分。

  2. その2

    石見銀山の間歩(まぶ)を訪れるなら入ることができる時間が決まっており、駐車場からの距離もあるため余裕をもったスケジュールで巡るのがおすすめ。

  3. その3

    出雲空港から訪れる場合、石見銀山までの道のりでは中国地方で2つしかない活火山のうちのひとつ三瓶山(1126m)の眺望も楽しむことができる。

recommend spot

関連記事

記事一覧

島根のその他のエリア

+ -
back
open

石見銀山周辺エリア