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島根
松江城周辺
AROUND MATSUE CASTLE
茶名人・不昧公ゆかりの城下町は、風雅な文化が残る水の都
江戸時代に城下町として栄えた松江。威風堂々とそびえ立つ国宝「松江城」を中心に、お堀と川が網の目のように張り巡らされた風情ある街だ。歴史ある建物や寺院などの見どころが豊富で、なかでも松江にお茶文化を広めた松江藩松平家7代藩主・不昧公(ふまいこう)こと松平治郷(はるさと)ゆかりの茶室や、茶道具が残る美術館にはぜひとも足を運んでみたい。また、小説家・随筆家で日本民俗学者であった小泉八雲(ラフガディオ・ハーン)の旧宅や記念館を訪ねれば、外国人の目に明治時代の日本がいかに魅力的に映ったかがわかる。郷土料理では、日本海と汽水湖である宍道湖から水揚げされた魚介が楽しみ。「日本三大そば」のひとつに数えられる「出雲そば」の店ほか、茶文化が根付く街らしく老舗の和菓子店も多くある。街のいたるところから眺められる宍道湖は、夕日の絶景スポット。温泉も豊富で、中心地に近い「松江しんじ湖温泉」や、美肌の湯として知られる「玉造温泉」で旅の疲れを癒やしたい。
エリアの見どころ
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松江神社
- 松江の発展に貢献した人々と徳川家康公を祀る
- 松江城山二の丸に立つ洋館「興雲閣」の横にあり、松江藩松平家の初代・直政ほか、大名茶人として知られる不昧公(ふまいこう)こと7代藩主・治郷公(はるさと)、松江開府の祖・堀尾吉晴、さらに徳川家康を祀る。1897年(明治10)、西川津町に直政公を祀る「楽山神社」として創建され、のちの1899年(明治32)年に家康を祀る「松江東照宮」とともにこの場所に移された。このときより社名を「松江神社」に改めた。本殿、東照宮の特徴でもある権現造りの拝殿、手水舎など江戸時代のまま残る。特に1639年(寛永16)建造の手水舎は、歴史的にも貴重なものとなっている。松江城が国宝となる決め手となった、祈祷札が発見された場所でもある。境内には、開運、商売繁盛などのご利益があるとされる「福徳稲荷神社」も祀られている。
- スポットの詳細
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松江神社
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spot 03
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興雲閣
- 淡いグリーンが美しい松江城内の洋館
- 1903年(明治36)、松江市が工芸品陳列所として建築したもので、1969年(昭和40)に島根県有形文化財(建造物)に指定されている。淡い緑色と華麗な装飾が美しい建物は当初、明治天皇の行在所(あんざいしょ)として使われる予定だった。行幸は実現しなかったが1907年(明治40)、皇太子(のちの大正天皇)の山陰道行啓時の御旅籠としての役割を果たした。その後、1909年(明治40)に「興雲閣」へと名称が変わり、松江市の公的な歓迎所として、各種の展覧会や会合にも利用された。1973年(昭和48)からは、「松江郷土館」としても活用されたが、いったん閉館。歴史的な価値を生かした活用を目指し、2013年(平成25)-2015年(平成27)にかけて整備を行った。和の天守と擬洋風建築の対比も興味深く、松江城を訪れたらぜひ立ち寄りたいスポット。1階のカフェ「亀田山喫茶室」では、松江城山のある「亀田山」にちなんだコーヒーや自家製スイーツを味わえる。明治の貴重な建造物を活用した趣ある空間で、散策の合間のカフェタイムを過ごしてみてはどうだろう。
- スポットの詳細
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興雲閣
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武家屋敷
- 塩見縄手の名前の由来となる武士が暮らした屋敷
- 江戸期の城下町・松江の面影を今に伝える屋敷。建物の前に広がる「塩見縄手」は、松江城を築城した堀尾吉晴が内堀とともに並行する道路と、侍屋敷を造成してできた通り。この武家屋敷に一時期暮らした塩見小兵衛(しおみこへえ)がのちに異例の栄進をしたことから、これを讃えて名づけられたものだ。屋敷は主屋(しゅおく)、長屋門、塀などからなり、小兵衛のほかにも500-1000石程度の武士が入れ替わり暮らしていたという。現在の武家屋敷は解体調査や資料によって復元されたもの。式台玄関(来客用玄関)がある表側と、裏側の私生活の部分では造りや材料が明確に区別され、公私を厳しく分けた武家の暮らしぶりがうかがえる。飾りを省いた素朴な造りの築山式の庭園からは、質実剛健の気風が見てとれる。式台玄関や座敷で迎えてくれる人形もリアルで、ドキッとするほどだ。
- スポットの詳細
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武家屋敷
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小泉八雲旧居 (ヘルン旧居)
- 小泉八雲が暮らした当時のたたずまいがそのまま残る家
- 『耳なし芳一』や『雪女』などの『怪談』の作者として有名な小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーンが松江滞在中の5か月間を過ごした家。八雲の居間、書斎、セツ夫人の部屋などと、これらを取り囲む庭が一般公開されている。
- スポットの詳細
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小泉八雲旧居 (ヘルン旧居)
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小泉八雲記念館
- 小泉八雲の生涯と作品、思考までグラフィックと映像で知る
- 小泉八雲の生涯と作品や事績、遺愛品などを紹介する資料館。『怪談』の著者であり、西洋人の視点から見た明治時代の日本を紀行や随筆で紹介する作家として知られているが、それだけにとどまらない多彩な面を知ることができる。1階は3つの展示室に分かれ、展示室1では八雲の生涯を紹介。展示室2では、事績や思考の特色を「再話」「ジャーナリズム」「いのち」「八雲から広がる世界」など、8つの切り口から描き出している。松江出身の俳優・佐野史郎氏の朗読と、ギタリスト・山本恭司氏による、山陰地方の5つの怪談はぜひ聴いてみたい。八雲に関するさまざまな企画展示を行うのが、展示室3。2階には、八雲の著作や関連書をそろえたライブラリーがあり、自由に閲覧できる。グラフィックと映像を駆使した展示はわかりやすく、これまで知らなかった八雲の人柄や魅力も再発見できそうだ。
- スポットの詳細
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小泉八雲記念館
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八雲庵
- 独特の香りと食感が持ち味の「出雲そば」を堪能する
- 「日本三大そば」のひとつに数えられる出雲そばの特徴は、見た目が黒っぽいこと。これは、穀の付いたそばの実をそのまま挽く「挽きぐるみ」という製粉方法で作られるため。香りと栄養価が高く、独特の風味と食感を味わえる。「小泉八雲旧居」の隣にあるこの店では、毎日店内で手打ちする本格出雲そばを提供。初めてなら、赤い器を重ねた「割子(わりご)そば」を食べてみたい。つゆを直接そばにかける独特な食べ方は、江戸時代にそばを重箱に入れ、弁当として携えたことが起源といわれる。名物の「鴨なんばん」のほか、食後には出雲が発祥とされる「ぜんざい」や、季節の和菓子も楽しみだ。武家屋敷を改装した座敷と庭は風情たっぷり。池に泳ぐ錦鯉は、金色の鯉が縁起がいいと評判になっている。
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八雲庵
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ぐるっと松江堀川めぐり
- 屋根付きの小船で水の都・松江をのんびりめぐる
- 国宝松江城を囲む約3.7kmのお堀をめぐる観光遊覧船。松江城の天守閣をはじめ、武家屋敷の黒塀が並ぶ塩見縄手、現在の市街地、水鳥が戯れる自然いっぱいのエリアをめぐる約50分は癒やしのひととき。ユーモアたっぷりの船頭さんのガイドに耳を傾けながら楽しみたい。
- スポットの詳細
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ぐるっと松江堀川めぐり
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宍道湖観光遊覧船
- 早朝とサンセット、どちらも楽しみな1時間の宍道湖クルーズ
- 遊覧船「はくちょう」に乗り、約1時間かけて宍道湖を巡るクルーズ。大橋川の第1乗船場を出発したあと第2乗船場を経由し、くにびき大橋、宍道湖大橋をくぐり宍道湖へ。城下町松江の風情ある町並みや、島根県立美術館を眺めながら、湖に浮かぶ嫁ケ島近くで折り返す。宍道湖の風物詩でもある早朝の「しじみ採り」を間近で見ることができるのが、「爽朝クルージング」。朝もやのなかの神秘的な風景と、朝の爽やかな空気も楽しめる。周囲を真っ赤に染めるサンセットを見るなら、最終便の「サンセットクルージング」がおすすめ。日没時刻に合わせ、季節により出航時間が変わるので事前に確認を。船内で地元の老舗料理店の食事を味わうこともできる(前日までに要予約)。車の場合は第1乗船場が、JR松江駅からは第2乗船場の利用が便利だ。
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宍道湖観光遊覧船
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ふじな亭
- 文人たちが愛した名物料理をリーズナブルに味わえる店
- 店内から宍道湖を一望できる和食処は、明治より続く老舗料理旅館「皆美館(みなみかん)」の直営店。伝統の味を本家よりお手頃な価格で味わえるのが魅力だ。ぜひとも食べてみたいのが、大名茶人として知られる不昧公(ふまいこう)こと、松平治郷(はるさと)が好んだ汁かけ飯がルーツといわれる、「鯛めし」。1888年(明治21)の創業時から伝わる料理は、鯛のそぼろと細かく刻んだゆで卵、おろし大根、ワサビなどを載せた彩り豊かなご飯に、出汁をたっぷりかけて食べるもの。初代料理長が考案し、松江に滞在した明治の文豪たちも愛した味だ。「鰻まぶし」や季節の創作料理も楽しみ。弁当のテイクアウトができるほか、売店では「鯛めしセット」をはじめとした、お土産にぴったりのオリジナル商品を販売している。
- スポットの詳細
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ふじな亭
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季節の風 藏
- 宍道湖の恵みをたっぷり載せた丼メニューが人気
- 宍道湖は海水と淡水が混ざり合う汽水湖。ここで獲れる多彩な魚介からスズキ、しじみ、うなぎ、シラウオなどが、「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」に数えられる。なかでもしじみは漁獲高全国第1位を誇り、松江の代表的な味覚。そのしじみをふんだんに使った料理を味わえるのがこの店だ。大粒のヤマトシジミは、地元漁師から直接仕入れるもの。その出汁で炊いたご飯に、ご飯が隠れるほどむき身を載せた「しじみ丼」が人気だ。米は奥出雲産のコシヒカリ。米屋を営むご主人が、「もっとおいしいご飯を食べてもらいたい」と始めた店なので、ご飯そのもののおいしさも折り紙付き。白菜漬け、しじみの佃煮などの小鉢もすべて自家製だ。ほかにも、最上級の釜揚げちりめんをトッピングした「さざなみ丼」、自家製のスパイシーなタレをからめて焼いた島根和牛カルビを載せた「カルビ丼」など、地元食材を使ったメニューが豊富だ。
- スポットの詳細
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季節の風 藏
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松江フォーゲルパーク
- 色とりどりの花と鳥たちに癒やされるテーマパーク
- 国内最大級の広さを誇る温室ガーデン内には、一年中ベゴニアを中心とした花が咲く。3か所の鳥温室で世界中の鳥たちとふれあえるほか、フクロウやタカ、ワシの飛行ショー、ペンギンのかわいらしい散歩風景もぜひ見てみたい。
- スポットの詳細
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松江フォーゲルパーク
人気スポット
旅のヒント
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その1
ほとんどの見どころは徒歩で歩いて回れる範囲に点在する。しかし、城下町を囲む堀川を巡る乗り降り自由の遊覧船や、観光スポットを結んで走り1日乗車券、共通2日乗車券もあるレトロな車体のバス「ぐるっと松江レイクライン」などを利用すれば、より効率的で、さまざまな視点から景色を楽しむことができる。
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その2
JR松江駅は城下町の南側、宍道湖と中海を繋ぐ大橋川の橋を渡ったところにあり、周囲には主だった見どころはない。松江市内と出雲大社や出雲市駅を結ぶ私鉄、一畑電鉄(通称ばたでん)の松江しんじ湖温泉駅のほうが松江城に近いので、出雲方面から松江に入るときにはこちらを利用したほうが便利。
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その3
松江城を囲むお堀を約50分かけて一周する遊覧船は、乗車場が3か所あり1日乗り放題。江戸時代にタイムスリップした気分を楽しめる。
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その4
とりわけ宍道湖の夕日が美しいとされるのは、城下地区から宍道湖大橋を渡った先、島根県立博物館や白潟公園がある湖畔。
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その5
「玉造温泉」までは松江から車で約15分、路線バスで約30分。日帰り温泉施設や無料で利用できる足湯があり、松江の中心部を拠点とした日帰りでも楽しめる。