倉吉・三朝温泉

KURAYOSHI / MISASA ONSEN

歴史ある町並みと多彩な温泉。山岳信仰にも触れる中部の旅

東西に長い鳥取県の中部に位置する倉吉平野。その一角、天神川流域にある倉吉は、古代から伯耆国の中心地として栄えた。室町時代に山名氏により打吹城が築かれ、城下町が整備され、江戸時代は陣屋を中心に武家屋敷や商家が軒を連ねた。その面影を残すのが玉川沿いの白壁土蔵の町並みだ。倉吉は関金温泉、三朝町の三朝温泉、湯梨浜町のはわい温泉と東郷温泉の4つの温泉地に囲まれている。町の観光のあとはゆっくり温泉で疲れを癒やすといいだろう。倉吉から三朝温泉へは車で約15分。三朝温泉からさらに山峡に分け入ったところにあるのが、三徳山三佛寺。その昔、修験者たちは三朝の湯で心と体を清めて三徳山へと向かったという。古人に習い、三朝温泉の世界屈指のラドン泉に浸かり、心身を整え、三徳山を目指す旅もおすすめだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    三朝温泉
    浸かって、飲んで、吸って、世界屈指のラドン泉に癒やされる
    高濃度ラドン泉で知られる三朝温泉。「三たび朝を迎えると元気になる」と古くから多くの湯治客を癒やしてきた。どこか懐かしい昔ながらの湯の町の風情。周囲の自然も体に元気をくれるようだ。
    温泉街の中心にある「三朝橋」。青御影石造りの風流な橋は国の登録有形文化財に登録されている
  • spot 02
    株湯
    三朝温泉の歴史はここから。地元の人に愛される共同浴場
    温泉街の東のはずれ。朝8時のオープンとともに続々と地元の常連客がお湯に入りにやってくる。ここ「株湯」は三朝温泉発祥の地。平安時代後期、源義朝の家来である大久保左馬之祐(おおくぼさまのすけ)が三徳山を参拝する道中、年老いた白い狼を逃がしてやったお礼に妙見大菩薩が夢に現れ、クスノキの根株の下から湯が湧き出していると告げられた、と伝わる。以来850年以上の間、湯はこんこんと湧き続けている。浴室に入ると小さな湯船が1つ。源泉のままかけ流しの湯は熱めなので、少しずつ湯に体を慣らそう。地元の人と肩を並べて湯に浸るひとときが何よりの思い出だ。湯上りには敷地内にある飲泉場で、ラドンを含んだ湯を体の中に流し込む。温泉街の中心からちょっと歩くが、散策がてらぜひ立ち寄りたい湯どころだ。
    三朝温泉に2つある共同浴場の1つ。別名「元湯」とも呼ばれている
  • spot 03
    たまわりの湯
    温泉街の中心にある共同浴場で湯の恵みに感謝
    温泉街の中心、三朝温泉まちあるきプラザの並びにある共同浴場「たまわりの湯」。以前は「菩薩の湯」として親しまれていた共同浴場が、2008年(平成20)にリニューアルオープン。公募で選ばれた「たまわりの湯」と名前を変えた。浴室は木のぬくもりを感じさせる造りで、中央の浴槽にはかけ流しのラドン泉が満ちている。源泉が約67℃と熱いので、加水して約42℃にして流しているという。肌になじむ気持ちのいい湯だ。やってくるのは、風呂桶と石けんを持った地元の人や、週末になると観光客の姿も多い。菩薩様から「たまわった」湯の恵みに感謝しつつ、ゆっくりと温泉に浸かりたい。隣接して土産物店やカフェもあり、湯上がり後の楽しみも尽きない。
    のれんと「お風呂入れます」の札が掛かり、今日も「たまわりの湯」がオープン
  • spot 04
    三朝神社
    湯巡りの途中で温泉地を見守る鎮守様にお参り
    温泉街から歩いてくると、大きな木々に囲まれた一角がある。三朝温泉の鎮守である三朝神社だ。三朝温泉発見の白狼伝説の武士・大久保左馬之(おおくぼさまのすけ)と深く関わりのある神社で、以前は「大久保大明神」と呼ばれていた。1921年(大正10)に温泉街の対岸にあった外谷集落の牛頭天王(ごずてんのう)と、隣接する砂原集落の妙見山正八幡宮を合祀した神社で、大己貴命(大国主命・おおくにぬしのみこと)、素盞鳴尊(すさのおのみこと)など祭神の数が多い。三朝の名木であるムクノキやタブノキ、ケヤキ、カゴノキ、エノキ、イチョウなど多種の樹木が生い茂る境内。温泉の町らしく手水舎にラジウム温泉が引かれていて、飲むこともできる。三朝の自然を感じながら、湯巡りでほてった体を休め、温泉を飲みながらひと息入れたい場所だ。
    大きな木々に守られるようにたたずむ三朝神社。唐破風の屋根が印象的な拝殿
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旅のヒント

  1. その1

    倉吉は鳥取市と米子市のほぼ中間にあり、鳥取駅、米子駅から倉吉駅まで特急列車で約30分。車ではどちらからも約1時間の距離で、山陰自動車道を利用しても鳥取県内はすべて無料。

  2. その2

    倉吉白壁土蔵群、三朝温泉、三徳山の3か所をバスで巡るなら、区間内の路線バスに2日間乗車できる「湯〜遊2デーパス(1300円)」がお得。各観光案内所で購入可。鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館、はわい温泉、東郷温泉への移動にも使えるので活用したい。

  3. その3

    三朝温泉へはJR倉吉駅から路線バスが一般的だが、大阪や神戸から高速バスでもアクセスできる。車での移動なら、宿泊地を三朝温泉にして鳥取砂丘や米子、大山などを観光するプランもいいだろう。ただし山間部を走るので、冬季は冬用タイヤなどの装備を忘れずに。

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